光るに田んぼの田、健康一番 でおなじみの光田健一氏は、1967年東京生まれ。両親の仕事の影響から、
幼少の頃より様々な音楽に囲まれて育つ。好奇心旺盛な光田少年はいつしか音楽家を夢見るのであった。
当時のことを振り返り歌った作品「僕はピアノが好きなんだ」は実話ソングと自ら公言する。
東京芸術大学作曲科に入学と前後して、ジャズ・セッション参加やキーボード演奏の仕事を始める。 1990年プログレッシブロックバンド、KENSO に加入。ロックの迫力と、クラシックや民族音楽までをも取り入れた前衛的なアンサンブルを現在も奏で続ける。 ♪ 渡辺真知子コンサートの音楽監督を経て1995年より参加したバンド スターダスト・レビュー では、単なるキーボード奏者にとどまらず、編曲、共同プロデュースも行い、のちにメンバーとなる。 全国をくまなくまわるライブステージでは、複数のキーボードを器用に操りつつ歌って踊って元気いっぱい。 現在の活動の基盤はここで培われたと言っても過言ではないだろう。メンバー脱退後は、石井竜也コンサートでのキーボード演奏を手始めに、 作品の編曲、サウンドプロデュース、ステージでの音楽監督も担当。セッション活動も再開する。 ここ数年は、庶民派アカペラグループ RAGFAIR の作品やTV番組、コンサートでの楽曲編曲とサウンドプロデュースも手がけており、今後の展開も見もの。 また、最近の小田和正作品では、バックコーラス を担当し、新境地を開いている。 ♪ スターダストレビュー参加と同じ頃より始まった、光田氏名義の シンガーソングライター 活動は、 忙しい日々の合い間を縫って 地道 に今日まで続く。その音楽性の広さから、一般のバンド形式、ピアノ弾き語り、クラシック弦楽トリオや、お笑いコントを交えての 音楽活動と呼ぶには多少疑わしいものまで、演奏形態は様々であるが、その中心にはまぎれもなく彼の音楽精神が流れている。 中でも、ピアノと一対一で向き合う弾き語りは ♪ピアノうた と称され、一見素朴さを呈しながらも、彼ならではのオリジナリティと多彩さを放つ。 光田氏はこの先も、さまざまな音楽を手がかりに自身を表現し続けるであろう。 |