やはりゲームとして盛り上がるのはデスマッチである。
「DOOM」も製品版だけでなくシェアウェア版もネットワークやモデムなどを経由して対戦することができる。

モデムによる対戦

「kali」等のソフトを使えば、インターネット経由で「DOOM」の対戦ができる。
その他の接続方法として、「DOOM」自体にモデムを使用して接続する機能がある。
あくまでも直接電話回線で相手と１対１で接続する方法である。

直接相手先に繋ぐので２人でしか対戦出来ないとか、遠距離だと電話代が高くなるとかデメリットが多い。
ただし、プロバイダーを経由しないので安定してゲームができるとか、一方にしか電話代がかからないメリット（？）もある。

• まず、モデムが正常に動作することが必要である。普通にインターネットが見れればＯＫである。
  
  
• モデムがどこのポートに繋がれているかを調べる。（ふつう COM1 か COM2）
  「マイ コンピュータ」の「コントロール パネル」の「モデム」で「検出結果」等を見れば分かる。
  
  
• 同じ「DOOM」であること。（バージョンまで）
  
  
• 「DOOM」をインストールしたディレクトリにある「MODEM.CFG」ファイルを修正する。
  
  設定例（各自にあった設定に変更すること）
  AT &F &C1 &D2
  AT Z H0
  38400
  XXX modem
  
  １行目は、モデムの初期化コマンド（モデムにより他にコマンドが必要な場合も）
  ２行目は、モデムの切断コマンド（まずこのままでＯＫ。ただし H0 はエイチゼロで、エイチオーではない）
  ３行目は、モデムの通信速度（14400, 38400, 57600等の様に自分のモデムの転送速度に近い数値）
  ４行目は、モデムの名称（これは間違っていても問題ない）
  
  特に問題となるのは１行目の初期化コマンドである。
  自分のモデムのマニュアルをよく読んで正しく設定すること。
  詳しい人でマニュアルをなくした場合は、モデムのドライバーの .inf ファイルの初期化（init)設定の行からコピーしてきてもよい。
  
  
• 「SETUP」の項目と同じように、ＤＯＳプロンプトを起動し、USで英語モードにしてから「DOOM」をインストールしたディレクトリにある「SETUP.EXE」を実行する。
  

• DOOMのエピソード選択
  モンスターの難易度選択（ＤＥＡＴＨＭＡＴＣＨなら選択の必要なし）
  ゲームタイプ
  は相手と相談して同じ物を選択する。
  
  モデムが接続されているポート
  は各自のマシンによって当然、自分と相手が同じ設定にならないこともある。
  
  接続方法
  接続方法は、当然自分と相手が全く逆の設定になる。
  電話をかける方は、「Call:」の欄に相手の電話番号を入力する。
  プッシュ回線ならそのまま相手の番号を入力。
  ダイヤル回線なら、「DP」を先頭につけて番号入力。
  （例、相手の電話番号が 1234-5678 なら DP12345678）
  
  
• [F10] を押すまでは電話回線を使用しないので相手と話しながら設定してもいいが、ここからは一度電話を切る。
  
  
• お互い設定が完了したら [F10] を押して接続を待つ。
  
  
• 接続待機中に中断するときは [ESC] キーで抜ける。
  特に「Wait for call」側は電話がなるとモデムが全て取ってしまうので注意
  
  
• DEATHMATCH モードの場合
  それぞれ別の場所からスタートする。
  ステータスバーの「ARMS」が「FRAG」に変わり、対戦相手を倒した数が表示される。
  
  Cooperative モードの場合
  同じ場所からスタートする。
  相手に自分の弾丸などがあたるとダメージを与えるので注意。
  [F12]キーを押すと相手の視点から見ることができる。
  ただし、操作などは一切できない。再度、[F12]キーで自分に戻る。
  
  どちらのモードでもやられた場合 [Space]キーで復活する。
  
  
• ゲーム中は [T] キーで会話ができる。
  といっても日本語は使えないので英語か、ローマ字で 「GENKI?」 などのように会話するしかない。
  
  
• 誰かが [Pause] キーを押すと中断。再度誰かが[Pause] キーを押すと再開
  
  
• 後は電話代に注意。
  
  
• 終了は、[ESC]キーを押して、「Quit Game」を選択。