怪しき訪問者 |
おそらく多くの人がそう思っているだろうが、セールスマンやら新聞勧誘員やらとにかく頼んでもいない訪問者が多い。
特にしつこいのは新聞の勧誘員である。
「配送の者ですが〜」といって玄関があくと「新聞配送の勧誘の者ですが」ってすごいこじつけとか、
「佐○ (某宅急便と同じ名前) でーす」といって玄関があくと「××新聞の佐○です」なんて本当にあんたその名前?って人までいるらしい。
一度、訪問者のチャイムにタイミングがずれてしまった事があった。
最初は誰か確かめてから出ようと思って玄関にあるドアスコープを覗いたのだが、行動が怪しかったので、いい機会なので何をするのか観察してしまった。
かなりそーっと玄関ドアに近づいたので相手は全く気づいてない様だった。
まず、電気メーターの円盤の回転速度をしきりにみているようだ。東京電力か?
このメーターの円盤は電気製品を使うほど高速で回る。
エアコンや、電子レンジ等使うとかなりフル回転する。
どうやら不在かどうか調べているらしい。
あんまり使ってなかったのでそんなには回っていないはずだ。
次に見たのは、このドアスコープだった。
玄関ドア一枚の距離でお互い見つめ合う羽目になった。
しかし、ここで動いてはいけない。じっと我慢.....
でも何度も何度も覗き込むし、距離的にキスシーンのようで非常に不快だ。げげげ...
次は玄関横の収納スペースをあけている。おいおい!
とりあえず諦めて帰って行った。
窓から見ると、某新聞屋であることをその衣服と自転車の後ろに積んだ粉石鹸の箱が物語っていた。
もう少しで警察に電話するところであった。
怪しき訪問者の帰った後で、自分も玄関の外から自分の家のドアスコープを覗いてみた。
肉眼では中の様子は見えないが、明るさは容易に判別できることが分かった。
つまり、玄関付近の照明をつけると外からも、はっきりと明るいのがわかるのだ。
当然、誰かがその間を横切れば一瞬暗くなるので人がいることがわかる。
日曜大工の店にもこのドアスコープ用のふたが売っているので気になる人は購入するか、何か別の物でふたにするのもいいだろう。
とりあえず、訪問者はインターホンで全て済ますべし。
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