記 98/10/04
アップ 98/10/04

風花 舞 お茶会報告

  【 目次 】  

☆前書き
☆各公演の思い出
¢初舞台でのダンスソロ場面
¢銀の狼新公
¢旧大劇場最後の公演の時
¢グランドホテルの時
¢花扇抄・扉のこちら・ミリオンドリームズ
¢風とともに去りぬ 新公メラニー役について
¢『WANTED』について
¢『ローンウルフ』でマミさん(真琴)と初めて組んだことについて
¢CANCANピスタッシュ役について
¢『EL DORADO』について
¢WSSについて
¢バウ作品の中から、一つだけもう一回演るとしたら?
¢宝塚に入って良かったこと
☆お客様
☆最後のご挨拶など。

 

 縁あって、10月3日に宝塚ホテルで行われた、風花 舞さん(以下、ゆうこちゃんと書かせて頂きます)の、宝塚最後のお茶会へ連れていって貰うことが出来ました。とっても良いお茶会だった〜\(T^T)/と感激して帰ってきましたので、ご報告します(^^)。

 ゆうこちゃん(風花)は、ワインカラーのシンプルなアンサンブル(と言うの?)。スカートはロングタイトっぽかったです。

 いつものように公演の話のあと、割と早くに記念撮影&握手だなぁ〜、と思っていたら、その後時間をたっぷり取って、初舞台からの各公演について、一つずつエピソードを話して貰う(各テーブルに公演名が割り当てられているので、各テーブル1個ずつ質問をする、と言う形式でした。ちなみにうちのテーブルに割り当てられた公演名は「たけくらべ」。観た人が一人しかいなくて、とほほ、でしたが(^^;)、という企画がありました。
 これが良かったんだな〜(*^^*)。

 さすがに、初舞台から、ということで、昔のことも含め、いろんなエピソードが飛び出してきて、本当に面白かったです。ゆうこちゃんの宝塚歴そのもの、の、一つ一つのエピソードがいとおしくて・・・・。、その中の、パッと思い出せた、ほんの一部ですが、ちょこちょこと書いてみたい、と思います。
 なにしろメモも何も取らずに、ただ私のつたない記憶をたどっていますので、言葉など全然ゆうこちゃんの言った通りじゃないだろうし、こんな感じだったんだな〜、というのだけ伝われば幸いです(^^)。

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¢初舞台でダンスソロ場面を貰った時
 隣の稽古場で別の場面を練習していたなつめ(大浦みずき)さんが、どうも気にして下さったみたいで、暇を見ては、覗いてくれたのが、嬉しかった。

¢銀の狼新公の時
 新公初ヒロイン(ミレイユ)。自分はダンスだけ、と思っていた頃なので、なんで私が??と思った。当時は、表情というものが固まってて(^^;)全然出せなくて、正塚先生に「鉄仮面」と言われたのをはじめ、とにかくこてんぱに言われた。真織由季さんや、汐風さんに両側から支えて貰ってやっと、って感じです。

¢旧大劇場最後の公演の時
 旧大劇場も最後ということで、いろいろ下級生が通ってはいけない階段とか、専科部屋とか、お風呂(3つぐらいあって下級生が入っていけないのもあったらしい)とか、を、上級生から『無礼講』のお達しがあって、みんなで走り回った(^-^;)。お風呂なども、皆で水鉄砲なんか持ち込んではしゃいだりした。あと、電話番なども、やはり上級生からの『無礼講』のお達しで、いつもなら当然緊張して敬語を使わなければいけないのに、この日ばかりは、タメ口みたいな言い方をしないと、上級生の方に返事もして貰えず、徹底してました(^-^;)とのこと。

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¢グランドホテルの時
 とにかく音楽も、振りも、何もかもが綿密に作られていた作品で、出ているだけで幸せだった、というか・・・。真矢みきさんが観にいらして、この端っこの椅子に座っているだけの役でも良いから、この舞台に立ちたい、とおっしゃっていた、と。でも実際、あの椅子に座っているだけの役って大変だったんですけどね、眠くって(^-^;)。でも、みきさんがおっしゃっていた意味、すごくよくわかります、それだけの(価値のある)作品でした。

¢花扇抄・扉のこちら・ミリオンドリームズ
 ショーで、初めて「フランス人形S」と「S」のつく役名を頂いて、とにかくそれが、とても嬉しかった。こう言うと、誤解を受けるかもしれないけど、それでもやっぱり自分は、ダンスが好きで、ショーが好きで、それで頑張りたいと思っていたので、ショーでその様な役を頂くのを目標に8人口、6人口、3人、2人と上がっていったので・・・。そしてついに「S」を頂いて、ダンサー冥利に尽きる、というか。

¢風とともに去りぬ 新公メラニー役について
(ファンはスカーレットと言うイメージなのに、に対して)
私自身は良かった、というか、ありがたかったです。本当に。
私は、「キツイ」娘役と言われて、メラニーは絶対お前には出来ない、とまで言われていたので、逆に、この役に挑戦して、自分の転機になれば、と思ったし、実際に学ぶことが多かった。

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¢『WANTED』について
 これもまた正塚先生で、こてんぱに言われて・・・(演技指導厳しいんですね〜>正塚先生)。もう言われている日本語が、何言っているのか理解出来なくなってしまったぐらい・・・。でも、ある時パッとわかると、全てが繋がっている、というか、一瞬にして全部わかるようになるんですよね。本当に勉強になりました。

¢『ローンウルフ』でマミさん(真琴)と初めて組んだことについて
 マミさんが客席には背を向けて、私の方を向いている場面があるんですけど、とっても素敵な表情をされるので、客席の皆さんに見せたかった。特にある日、本当に本当に(すっごく強調)最高に素敵な表情をされて、ジェイソン(あってる?)そのもので、私自身我を忘れるほど素敵だったことがある。皆様にお見せしたかった・・・(としきりに言っていました)。

¢CANCANピスタッシュ役について
 オーソドックスな宝塚の娘役らしい役から始めたら良いのに、いきなりトップ娘役として、最初にこの役が来たので、「キツイ」と不評を買わないか、幕が開くまでとっても不安だった。でも、久世さんが「大丈夫!誰が何と言おうと、私が良い、と言っているんだからそのままで大丈夫!」という様なことをお稽古中から言ってくれて、そしてその通り、おかげさまで好評を頂いた様ですし・・・。久世さんがそう言ってくれなかったら、役作りを変えて、もっと弱々しいピスタッシュになっていたかもしれない。

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¢『EL DORADO』について
 お話が納得のいかない方向に進んだら、どう対処しますか?(谷作品に疑問を持つ方々にはと〜っても受けそうな質問(^^;)というテーブルの質問に対し。。。
 え?どういう意味ですか?(質問者:例えば、違う国にいって言葉が通じるか、とか・・・)ああ、設定とか??
 そうですね、舞台自体が現実のものでないので・・・もちろん、先生にもお聞きしますが、それでも、こう、と決まったら、「成りきってしまって、観せたもん勝ち!」ですね。演っている方が、疑問を差し挟んで、悩みながら舞台を演じてたら、観ているお客さんまで、悩んでしまうじゃないですか。ええ、もう成りきって観せてしまった方が勝ち!です。(そのゆうこちゃんの舞台姿勢に、ゆいは、納得してしまいました)

¢WSSについて
 WSSの時には気づいてなかったけど、今のショーのある公演になって気づいたこと。WSSの時は、歌とお芝居で、毎日1公演終わるとぐったり、だったのが、ショーで踊っていると、そうでもない。やっぱり踊る方が、ラクなんでしょうね、ちっとも疲れない(@o@;)。(うーん、さすが、根っからのダンサーだ〜。)

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¢バウ作品の中から、一つだけもう一回演るとしたら?
う〜ん、(これまでの作品を振り返りながら、「当時はまだ上手く出来なかったり、理解できてい部分があった、今演ったらどうなるだろう?」みたいなことをしきりに言っていたので)みんな今やったらどうなるだろう?というのがありますからね(と少し考える)。
 やっぱり『銀ちゃんの恋』、『銀ちゃんの恋』が演りたいですね〜。

¢宝塚に入って良かったこと
 一つは、もしただバレエだけをしていたら、ただ踊るだけで、お芝居をするとか、歌を歌う、ということをずっとしなかっただろう、と思います。勉強させて貰った、というか。
(私ゆいも、本当にそう思います。踊りにしても、テクニックだけじゃなくて、「表情」があってこそ人の心を動かす、ということを実感する今日この頃・・・。お芝居、歌、と多面的に演じることで、昔は「鉄仮面」とも呼ばれていたそうですが(笑)、今やダンスに頼らずとも、一流の役者になりましたよね〜。)
 もう一つは、宝塚を通して、やはりいろいろな人に出会えたこと。

まだまだいっぱいお話はありました。

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¢お客様
 
お客様についても報告を・・・。
 新公のお稽古が大詰めに入っていることもあり、お客様は少ないだろう、と言っていたのですが、同期のタレぴょん(星野瞳)、名城あおい、鈴奈美央、樹里ぴょん(樹里咲穂)が駆けつけ、それになるぴょん(成瀬こうき)も来ていました(「ぴょん」のつく愛称の人が多いなぁ〜(^^;)。タレぴょん(星野瞳)とは、「タレが歌ってゆうこが踊る」というのが、同期としての二人の夢だった、と言い、今回のショーでそれらしいことが叶って嬉しい、と、また樹里ぴょんとは、「同期がやめるとき、必ず誰かが組替えになって、最後まで皆で揃って送れない、というジンクスがあるんだよね〜。これで3回目。」と二人で苦笑いしておりました。(樹里は、先の宙組への組替え発表により、1000days劇場公演までは出られません。)「でも、樹里にとっては、チャンスだと思うので、皆さんもどうぞ応援して下さい。」とのゆうこちゃんの言葉でした。同様の言葉は、雪組へ組替えの成ぴょんへも・・・。
 それから最後に、新人公演のお稽古を見るため、来られなくてごめんなさい、とマミさん(真琴つばさ)から、声のメッセージ(テープ)がありました。

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 最後の挨拶の前に、「ファンからの手紙」(ファン代表者朗読(^^))があり、ゆうこちゃんの目に大粒の涙がぽろぽろと・・・私も貰い泣き(その前の公演の話の時から、エピソードによっては涙ぐんでいた私)。そして迎えた最後の挨拶、まだまだやらなければならない仕事がいっぱいあるので、実感は湧かないのですが・・・、写真集(おおっ!楽しみ\(*^o^*)/)、そしてバウ公演『LAST STEPS』をさせて頂けることになりました。やっぱり自分は、ダンスが好きで、ショーが好きで、最後にショーだけの公演をさせて頂いて、嬉しい(やっぱりゆうこちゃんにとっても、最高に嬉しい・・・ダンサー冥利に尽きる出来事でしょう(*^^*))・・・反面、いつもの支えてくれるマミさんとか、上級生のいないところで、荷が重いのですが・・・・。そして、半分涙ぐみながらの、バウ公演『LAST STEPS』への抱負「踊ります!」という言葉は、力強く、そしてまた泣かせて貰いました。
(しかし、チケットどうすれば良いんだあぁぁぁ〜>バウ)

本当に良いお茶会でした。参加出来て本当に良かったです。

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 ¢だ〜か〜ら〜、『LAST STEPS』のチケットどうすれば良いんだぁ〜〜〜(T^T)。
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    ゆい (GEA02432@nifty.ne.jp)