首都圏 70年代
                    The Times They Are A Changin'


 地元の西武電車にカメラを向けている内は可愛いものだったが、情報を得るにつれ他の所にも行きたくなる。これは人情であろう。12,13といっても所詮(東京の中でも)田舎の子供で、都会に出たくなるのも無理は無い。
 今にして思えばもう少し気の利いたところで気の利いた写真の撮り方を考えればいいように思うが、何せ当時の関心が「西武電車に足りない?新しさやカッコ良さ」に集中していたわけで、何でまた、という写真しか残ってないのが悔やまれる。
 自分も原体験がSLにあればそちらに向かっていたのだろうが、こればかりは趣味的な育ちの問題である。

 このコーナーでは当時のごくありふれた車両達が極めて拙稚に写っている。それでも今は消えてしまったり変わってしまったものばかりで、それはそれで一片の記録的価値もあろうかと勝手に自賛しており、脇の人の服装や建物、看板等で70年代という時代を感じ取っていただければと思う。
 “○○○を最初に食べた人は偉い”という表現がよくあるように、例えば食品における発酵や熟成は本来の意図を離れた偶然の所産であるというが、自分の写真にも一枚くらいそんなものがあれば、と思う。
 もっとも、これでは“発酵”どころか“腐敗”だ、などと言われそうな気もするが。


●営団2000系●    
●寝台特急●   ●国鉄153系●  
●小田急’73●   ●ああ上野駅●  
●池 袋●   ●日暮里の朝●  
●新幹線●   ●京王5000系●  
●四 谷●   ●中目黒●  
●1972東京駅●   ●国分寺●  

TOPページへ