BASS エキスパンダー 3D方式用 (A 3)

 映画が大好きで、サウンドにもこだわっている方向けに迫力ある重低音を再現するエキスパンダーを設計しました。ポイントは前作のリミッター同様にDBMを電子ボリュームとして使用しているところにあります。

動作説明
まず、左右信号を混合し、fo=70Hzのローパスフィルターで低音部を選択する。次に、DBM(1496)に入力されますが、2ピンのゲインは(出力端まで)0dB。3ピンは10dBである。つまり入力信号に対して最大+10dBまで伸張できることを意味している。さらに大きな伸張を得るには3ピンの入力抵抗を小さくすれば良いがスピーカの破損を招く危険性があるので程々にする。
コントロール部は定番回路の組み合わせですが、やや違うところは伸張を演出する意味でD4の非直線部を利用している。なお、D5はD4の温度補償用である。VR2は伸張の開始点を設定する。VR3は伸張のスロープを設定する。

使用方法
当回路はセンターウーハー用です。サラウンドをおやりの方は同じ物を後方にも配置すると効果的です。入力はプリアンプ出力等を使用する(イコライジング後の出力)。

(回路図)

調整方法と仕様
1 用意する物 :
テスト信号(50Hz サイン波)
DVM
オシロ(用意出来ない場合はDVMまたはAC電圧計でRMS値を測定しても良い)
2 NJM1496の6ピンと12ピン間にDVMを接続し、±1mV以内になる様にVR1を調整。
3 CH1またはCH2にテスト信号1.54Vppを入力し、TP1にて2.2Vppになる様にVR4を調整。
4 TP1にて0.55Vppになる様にテスト信号レベルを調整した後、OUTにて0.55Vppになる様にVR2を調整。
5 TP1にて2.2Vppになる様にテスト信号レベルを調整した後、OUTにて6.6Vppになる様にVR3を調整。
6 3,4,の調整を繰り返し行い設定値に追い込む。

周波数特性 〜70Hz(-16dB)
伸張開始 -6VU(0VU=-8dB)
伸張停止 +6VU(0VU=-8dB)
最大伸張 +10dB
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