フレーム補償器 (V 2)

 民生用VTRで編集すると(再生側のみプリロールするタイプ)編集点でスキュー歪みが発生する場合ある。ビデオ信号の1フレームとは、1/30秒間にオド、イーブンと表現される2コマの絵で完成している。だが編集点でオドあるいはイーブンが連続してつながるとこの歪みが発生する。

フレームを正しくつなぐにはフレームサーボという機能が必要ですが、民生用VTRにはこの機能が無いのでしょうか。そこで手持ちのVTR(V社製)を検証してみるとフレームサーボ機能は内蔵されていた。それはスチルモードからポーズモードに移行したあと動作する。このことから編集点をきれいにつなぐには、正確(オド、イーブンを判別できる様な)な同期信号を維持したビデオ信号でないとダメということになる。

一般的な民生用VTRの再生信号は、通常再生以外はオド、イーブンを判別できない。TBC内蔵機でも、簡易型は走行モードの変更点ノイズが発生する。
 そこでかなり邪道な方法(笑)だが編集点直前の再生信号をドラム位相と比較して、逆相の場合は周波数を変更した同期信号と入れ替え、ドラム位相を180度変更する方法を考えた。

この回路のポイントはFF1〜3で構成されている部分で、同期信号を切り替えた時の連続性を維持するためのタイミング回路である。この処理をしないとドラムモータの回転をスムーズに変更できない。動作内容は、垂直同期信号の前縁でカウンターをスタートさせ次のサイクルの垂直同期信号の後縁で61HZ信号に切り替える。

(概念図)
HOME