ビデオ編集(テープ編集)の時などに同期信号が正しく記録されず後々悪影響を及ぼす場合が時々ある。例えば編集点での画面上部の歪みや、画面全体の縦ぶれ、色相の変化などがある。これらの原因を精査して見ると、例えば2フレームの構成が奇数フィールド→偶数フィールド→偶数フィールド→奇数フィールドの様に連続性が壊れていたり、ノイズによってこれらの判断が正確に行われない場合に発生する確立の高い事が分かった。そこでLM1881のフレーム出力を利用し、発光と音で異常を知らせるモニターを作った。
■本装置の基本原理は4538のリトリガ機能を利用し、そのタイマー設定時間より短いパルスが入力された時、出力はアクティブレベルを保持し続ける。この状態を正常とし、フレーム信号の異常によりタイマー設定時間より長いパルスが 入力された時、出力は一時的に非アクティブ状態となる。この状態を異常とし、各表示回路を駆動する。
■回路の説明。4538のタイマー設定時間を1フレームの存続時間の約1.2倍にする。なぜならフレーム信号が異常の場合そのパルス間隔は正常時の1.5倍になるからです。A2/4とB4/4の前段に構成されている部分はLPFで民生用VTRの再生信号時の(安定性がよくない為)誤動作防止。B1/4の前段に構成されている部分は信号が入力されてからモニター開始を約1.5秒遅延させる。(これが無いと編集時、ピーピー鳴ってうるさい)C1/4 〜 C4/4で構成されている部分は異常時、一定時間間欠パルスを発生させる回路です。D1/4 〜 D4/4で構成されている部分は異常時、一定時間間欠音を発生させる回路です。LED1の点灯は信号が入力されている事を示す。LED2の点灯はモニターしている事を示す。LED3は異常時、一定時間点滅点灯する
デジタル編集の昨今では、あまり必要ない装置と思われる。まあ、アナログ時代の遺物といえるでしょう。
(回路図)