足の防寒対策

冬の釣りは寒さのため集中力が途切れがちです。集中力を持続するためには寒いと感じる前に防寒対策をしっかりとすることです。私は冬の夜釣りをやる時、体中にホッカイロを貼りまくっています。しかし、足の先だけはホッカイロが効かず、冷たい思いをしていました。これは磯ブーツの中が酸素不足になるためです。そこで金魚のブクブクを使って磯ブーツの中に空気を送り込む実験を行ってみました。
 
1.ホッカイロの温度変化
 試しにホッカイロを入れた場合の磯ブーツ内の温度変化を調べてみました(当日の気温17℃)。尚、酸素不足を強調するため、磯ブーツ内を窒素置換しました。
(1)ホッカイロを磯ブーツに入れた直後、ホッカイロの温度は順調に上がっていったが、25℃で頭打ちとなった。
(2)ホッカイロを磯ブーツから出すと、ホッカイロの温度はどんどん上昇していった(40℃)。
(3)再度、磯ブーツに入れると、ホッカイロの温度は次第に低下していった。
 このようにホッカイロは酸素がないと暖まらないのです。
2.金魚のブクブクの使用
 2001年1月(気温2℃)、夜釣りをした時、ウェーダーを使用した。この時両足の甲にホッカイロを貼り、右足にのみ金魚のブクブクで空気を送った。この結果、左足は爪先が冷たくなったのに対し、右の爪先は冷たくならず、ほのかに暖かさすら感じた。→作戦はまあまあ成功であった。
 しかしカイロがない足のかかと部分は多少冷たく感じたので、足が暖かく感じるには片足に計3枚のホッカイロが必要のようだ。

3.簡易防寒対策
 足にビニール袋を履くと良いですよ。昨年、仕事で寒いところに半日いたことがありました。その時、足の先が冷たくなり、仕方なくビニール袋を靴下の上に履いてみました。すると温室と同じ効果で結構寒さが凌げました。でもこの作戦は足が蒸れるため4時間が限界でした。短時間の防寒対策(例えば夕マズメの勝負時用)にはお勧めです。

4.究極の防寒対策
 以前、冬場に一晩中釣りをしていた時期があります。しかし、いくら寒くても本命が1匹釣れれば、気が張って2時間は持つことが判りました。究極の防寒対策は釣りの腕を上げることです。一晩で10枚も釣れば寒さ知らず?

情報源 まさ