竿の改造(総合編)

福引きで1.5号5.3mの磯竿が当たりました。4m程度の短い竿が欲しかったので改造してみました。いつでも元に戻せるように不可逆な加工なしに改造 しました。 よってリールシートと竿尻は使用不能となったインナーロッドからとりました。

下のシルバーの竿が福引きで当たった竿、上の竿が穂先が紛失し使用不能 となったインナー竿。これも数年前に福引きで当たった竿でした。

 

 

 

 

使用不能の竿のリールシートと竿尻を使用するために適当な位置でノコギリで切断します。ビニールテープを貼って テープの上から切断すると切り口がきれいです。写真下のリールシートと竿尻を使用します。

 

 

 


5.3mの竿を短くするために ロッドピース6本のうち、穂先から4本目までを取り外します。ガイド はドライヤーで暖めながら取ります。

 

 

 

 

各ロッドピースを膝の上で転がしてロッドピースの継ぎ目の位置 (剛度が最も高い方向)を確認してマジックでマーキングします。


 

 

 


竿本体と竿尻を結合します。竿尻の方がかなり太いので同心をとるため本体にスペーサーとしてビニールテープを巻いてからつなぎます。ビニールテープは 竿本体側の継ぎ目ぎりぎりのところと竿尻部分の2カ所に張ります。本当は接着剤を使用して固定するのがいいのでしょうが・・・


 

 


継ぎ目の段差をなめらかにするようにビニールテープを巻き、その上から 竿補修用の糸を巻きます。

糸を止めるときは右の写真のように「糸止め糸」を輪ができるように編み込み(5〜6回巻き)、糸止め糸の輪の中に巻いた糸の端を通し、糸止め糸の輪と反対側(2本とも)を引っ張って糸の端を巻いた糸の内側に折り込みます。



 

余分な糸を切り、瞬間接着剤で固定して継ぎ目の完成です。もっとカッコのいい方法もあるでしょうがこれしか知りません。

 

 


 


ガイドでの糸絡みを防止するために ガイドをペンチで前方に曲げます(1、2段目のみ)。そしてロッドピースの継ぎ目のマーキングに注意してガイドをロッドに取り付けていきます。今回は竿を短くするので柔らかい調子の方が良い?と思い、継ぎ目を水平方向に位置させてガイドを取り付けました。

 

 

 

この竿にはガイドの取り付け位置を示すマーカーは付いていませんでしたので、竿の背の方にマジック(青)でマーカーを付けました。

 

 

 

 

これで完成です。同じ竿の竿尻を使った方が見栄えはさらに良くなるとは思いますが、最初にも述べたように元に戻すことを優先させたので仕方ないところです。

 

情報源 まさ