黒潮画像

月々の黒潮画像を掲載。
黒潮の動きは目まぐるしく変わっており、少なからず釣り人に影響している。
月1枚の画像では把握しきれないが、年毎の違いなどを大雑把に見ることができる。

2002年

1/12 8-23℃

2/20 6-22℃
3/19
4/05
5/19

6/18
7/21
8/6
9/12
10/16
11/10
12/15
 
  • 1月、所謂N型流路になっている。N型では三浦・房総に黒潮はやってこない。
    昨年1月の状態とはまるで違うことが歴然としている。これで黒鯛がつれるわけがない。
  • 2月、房総沖の黒潮が若干近づいてきて、房総方面では黒鯛がよく釣れていたようだ。
    相模湾も例年より高めであるが、乗っ込みは遅れた。岸近くまで暖水が沁みこまないためだろう。
  • 今年は一貫して、黒潮はN型であり、ここ数年では珍しい流路である。ストレートな東向き流路が3月以降、
    若干北よりに上がり、相模〜房総の水温は高めに推移している。
    この時期は乗っ込みと重なる時期だが、釣況は悪かった。水温が下がり切らないと乗っ込みがダラダラとなるという、話を以前聞いたことがあるが、これを裏付ける結果となったのだろうか。
    とにかく、乗っ込みに関しては水温だけでは全くわからないようだ。
    今年は黒潮は近くに安定してるので、回遊魚の当たり年になるような予感がある。
  • 6月黒潮が後退し、6月としては中旬まで21-22℃と低めに推移した。
    その後、黒潮の上昇とともに、8月中旬にむけ単調にに29℃まで上昇した。 そして、9月下旬には平年並みの25℃付近に戻った。
    面白いことに、この海水温のピーク時にアチコチで黒鯛が好調だった。
    7月下旬から8月上旬は高水温のためか、餌取りが少なく、オキアミでも釣りになったくらいで、
    別の言い方だと簡単に釣れた。黒鯛の高水温への適応能力の高さがうかがえる。
    水温が25度付近になると、あらゆる魚が元気になったが、不思議に今年は青物がよくない。
  • 10月まで単調に水温低下していたが(25→22℃)、11月黒潮沿岸から離れ、一気に17℃まで下がった。沿岸の海水温が黒潮と連動する良い例である。
    水温低下すると黒鯛は釣れないという通説とは裏腹に、この時期比較的よく黒鯛が釣れていた。黒鯛もちょっと落ちをあせったのか(笑)。
  • 12月記録的に積雪があるほど冷え込んだが、黒潮が最上昇しこの乱支流が相模湾、駿河湾に入り込み、20℃近くまで上がっている。
     

 

2001年

1/1  8〜23℃ 
2/19 6〜22℃
3/18 6〜22℃
4/15 9〜24℃
5/16 12〜25℃
6/11 16〜27℃
7/15 18〜30℃
8/15 20〜30℃
9/18 20〜30℃
10/23 18-29℃
11/18 16-27℃
12/23 11-25℃
  • 1〜2月上旬、黒潮が上昇したままであったため、厳冬期でも水温は18℃程度と高水温が続いた。
    このため2月までカイズが釣れ続き、異常ともいえる年であった。
  • 2月下旬以降、一気に12℃付近まで下がり、カイズはバッタリとつれなくなった。
    順調な水温低下で、居付き/乗っ込みの黒鯛が比較的好調であった。
  • 5〜7月の水温上昇は平年並みに推移した。 しかし、黒潮は比較的南に離れていることが多く、
    相模西部では黒鯛は不調、アオリイカなども今ひとつで、ワカシなども回遊魚の出足は悪かった。
  • 7月の猛暑で水温上昇は早かったが、一度上がってきた黒潮は8月には南に離れ、回遊魚のナブラが
    ほとんと沸かない。
  • 8月涼しくもあり、水温は26℃前後と上がり切らない。 8月のカイズも今ひとつであった。
  • 9月さすがに水温の上がり黒鯛も釣れたが、この水温上昇は気温の上昇と日射がもたらしたもので、
    黒潮は南下したままである。黒鯛は本調子ではなかった。
  • 結局10月以降も、黒潮は南下したままで、黒潮の後押しのない海岸は水温は早めに下がりに黒鯛シーズンも
    早々と幕を閉じた。
  • 2001年、まともに黒潮が伊豆〜房総に接岸したのは7月の一時だけだった。
    黒鯛に限らず、なんとも活気のない年であった。


2000年

1/17 8〜23℃
2/12 6〜22℃
3/14 6〜22℃
4/12 9〜24℃

5/14 12〜25℃
6/15 16〜27℃
7/16 18〜30℃
8/10 20〜30℃
9/12 20〜30℃
10/10 18〜29℃
11/24 16〜27℃
12/15 11〜25℃
  • 4月中旬から5月のGW頃にかけて冷水塊が発生し、乗っ込み期に釣況が悪化。
  • 8〜10月は黒潮が押し上げ、水温も高めに推移し、回遊魚をはじめ、黒鯛も好調であった。
  • 11〜12月には順調に水温が低下したが、黒潮はC型流路を取り、関東方面の水温は高めに推移した。
    例年、相模西部ではこの時期黒鯛はばったり釣れなくなるが、この年は年末までだらだらとカイズが釣れ続いた。