私のホームぺージの概要
−−生きがいということ−−  


 最 初 に お 読  み  く  だ  さ  い 

私の話に、耳をお貸し下さるお客様へ
!
このサイトは  「直腸ガン・人工肛門」「ジョギング」「登山」 のコーナーに分けて構成しています。
3つのコーナーを話が行ったり来たりしますので番号順にお読みいただくとわかりやすいように構成してあります。

三つのコーナーのうち、一つだけをご覧いただくときは、各ページ末尾の「つづき・もどる」をクリックしてください。

 概   要 

ジョギング・マラソンにのめり込んでいた一人の男が、ある日突然「進行した直腸癌」
とわかって手術、「人工肛門」を造設し、死と背中合せの日々から、生きがいを求めて
這い上がり、ハンディと戦いながら、再びフルマラソンにチャレンジそして日本三百名山
を単独で踏破するまでの軌跡です。
         ≪1986年 直腸癌手術・人工肛門に≫

それは49歳のとき(1986年)でした。かなり進行した直腸ガンが発見され、S状結腸から肛門までを切除する大きな手術、そして人工肛門を造設して身体障害者手帳を持つ身となりました。

ガン細胞はすでにリンパ節にも及び、主治医の話は「1年以上先のことは何とも言えません・・・」という厳しいものでした。

登山に関しては全くの素人でしたが、頂上をきわめることがガンとの闘いであるかのように、サラリーマン勤務のかたわら日本百名山を遮二無二かけ歩き、東奔西走してほぼ3年で完登しました。

死と背中合わせの時期を過ごしてきましたが、当時が記憶から遠ざかり、風化されつつあります。今、何かをしておきたい、そんな思いに駆られています。
日常の中でとかく忘れがちな「生きていることの重み」あるいは「命が限りあるもの」という認識をこのページをご覧になられる方々とともにもう一度思い返してみたいと願って、300名山完登に残り1座となった今、私の体験として公開させていただくことにしたものです。
ただ、広い世間には私なんかよりずっと重い病気や障害に立ち向かって、強く生きている方たちがたくさんいます。それに比べれば、私の障害など取るに足らないものかもしれませんが・・・・。

私の過去を話すとき、どうしても欠かせないのが「ジョギング・マラソン」という趣味です。
私の話は「ガン・人工肛門」と「登山」そして「ジョギング・マラソン」という3本の糸を綾なしながら進めていきたいと思っております。
このページが

  ・突然のガンや障害に遭い、希望を持つことが出来ないでいる方
  ・それでもたくましく充実して生きている方
  ・「小さなことでも長くつづけてみたい・・・・」という方

そんな方々と知恵やノウハウをやりとりしたり、悩みを語り合ったりしながら、明日に向かってお互いに支え、生かしあって行けたらと思ってこのホームページを立ち上げました。(1999年記)                                                       


   ≪それから18年後=2004年 今度は前立腺癌の手術≫ ・・・記録

49歳のとき、直腸がんの手術により人工肛門となってから18年が過ぎ、癌という病気は卒業した気分でガン以前と同じ日々を送っていました。
ところが67歳のとき(2004年)、前立腺癌が見つかってしまいました。まさか2回も癌にかかるとは、まったくついていない、何で・・・という思いでした。同年5月、直腸癌のときと同じ箇所をなぞるように開腹、前立腺を全摘しました。もし癌細胞が残ったとしても、進行が遅いという前立腺癌の特性がいくらか気持ちを楽にさせてくれています。
経過は順調で術後1ヶ月しないうちにランニングや登山を再開しました。これから死ぬまで転移再発の有無を調べるための定期検査がつづきますが、悲壮感はありません。
直腸癌で癌に対する精神的免疫が出来ているのかもしれません。(2005年記)



     ≪さらにまた 2014年 今度は皮膚がんが待っていました≫

まさにそれは「まさか?」のことでした。

3、4年前、背中に違和感のあるシミに気づいていました。念のため皮膚科開業医に診てもらったことがありました。形状などからガンの可能性はないと思う、もし大きくなったり、見た目の状態に変化を感じるようなら、もう一度診察に来てください・・・ということで終わりました。それから約3年、明らかに大きくなっている上に、その部分がカサカサしているように思います。開業医で診察、組織検査の結果は初期の皮膚がんと判明。

48歳で直腸ガン、67才で前立腺ガン、そして77才皮膚がん。どうしてもガンとは縁が切れないようにできています。皮膚ガンの切除はうまくいき、たぶん再発等のおそれはないものと思います。私にとってガンは宿命のようなもの、いちいち気にしていられません。元来がくよくよしないたち、そのときまでガンとはうまく付き合うしかないと覚悟しています。

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