水彩画・・・70の手ならい 【3年5ヶ月】・・・2009年8月

2009年

   8月
≪描く意欲が停滞≫

何ごとによらず、どうしても気が乗らないことってありますよね。どなんなに好きなことでも。
絵に対する今の気持ちはまさにそれです。先日まで寸時も絵筆を手にしていたい、思いつめるほど集中していたのに、今の心理状態はまさに『プッツン』状態。

行き詰まるというようなものではありません。そんなことを口にするほど自惚れてはいません。しばらく絵と離れていたい、ただそれだけの気持ちですが、それがなぜなのか自己分析ができずにいます。無理して描くことはない、突っ張って奮いたたせるほどのこともない。また気が乗ってきたら描けばいい。そのうちに描きたくなるでょう。電池切れのようなものかもしれません。

ということで今月は気分転換に登山に出かけました。毎年のような訪れていた北アルプス、久しぶりでした。
槍ケ岳へ登ったときも穂高連峰を縦走したときも、身も心も甦ったように新鮮でした。3、4年前までは年間数十日以上も山歩きをしていた私です。「やはり俺がほんとうに好きなのは、絵ではなくて山歩きかなあ・・・」という思いにふけりながら山を歩きました。

早めに山小屋へ着き、夕方までのひとときハガキサイズのスケッチ帳を開いて気ままにペンを走らせるのは実に楽しく晴れ晴れとした気分でした。。そうなんだ、別に作品展に出したり賞をもらうために描いているのではないのだ。旅先など、ちょっと出かけたときに絵が描けたらどんなに楽しいだろう、絵を習いたいと思った原点を思い起こしながらスケッチを楽しみました。

「もう作品展に出すのはやめようかなあ」なんて妻に話しています。

月初に手をつけた40号も、下書が終わって着彩に入ったところで中断、今もそのまま放置しています。描き進める意欲が湧いてこないのです。


    
                
自分でも気に入った構図で、8号と20号で描いものですが、今回は6号で描いてみました。
今月はこの1枚だけです。
(絵をクリックすると拡大します)

槍ケ岳と穂高岳 2回の登山で描いたハガキスケッチ・・・クリックすると拡大します。

 前月へ   翌月へ
水彩画のトップへ戻る