Shigeru Mizuki, the King of Fantasy
021208


 

"水木しげる"は『もうひとりの天才』だ。
 
手塚治虫御大ほどのリスペクトはされていない。
手塚治虫御大ほど作品が有名ではない。数も少ない。
アニメプロダクションも作ってなければ、国民栄誉賞も貰ってない。記念館もない。
それでも、誰の真似でもなく誰も真似できない完全にユニークな
漫画家として、水木しげるは御大と等しく評価されるべきである。
 
そして今回松江に出張でやってきた俺は、唯一の休みにレンタカーを借りて、
鳥取県境港市へ足を運んだ。聖地の名は「水木しげるロード」。そのまんま。
 
壮大な町おこしは、おそらくは当初からの予定通りに作られた抜群の造形と、
町の人が自分のできる範囲で精一杯の協力をした結果"味のある"としか
表現しようのなくなった造形とが共存する、あまりにステキックな成果を
生み出していた。
 
もちろん、どちらも等しく評価されるべきだ。
 

平均年齢30オーバーの3人。カニ食った帰りに。

 

JR山陰線 境港の駅前にある近隣マップ。
“貧乏神”たちが迎えてくれる。

   
何より嬉しい、水木しげる直筆の“鬼太郎”。
看板にマジックで直接描かれたそれは、
いつ消えるか気が気でない。
 
は や く 見 に 行 け。

   
町を流れる川をまたぐ橋にも
“鬼太郎”が鎮座まします。

   
逆サイドには“ねずみ男”。
寝姿が堪らない。
   
来た来た来た来た。当然必要、「妖怪神社」。
 
右の壁にぶらさがっているのは「妖怪念力棒」。
願いを書いてぶら下げると「摩訶不思議な力が(説明文ママ)」
かなえてくれるとのこと。
   
通りの端から端まで、妖怪のオブジェが置いてある。
その数や60以上。だったように思う。
 
中でももっとも巨大なのが“ねずみ男”。
観光客に握手を求める姿は、テレビで
何度も見た金持ちに擦り寄るそれ。
   
同じく“猫娘”。
アニメのヒロイン的な彼女と違い、
ガニマタで生魚をくわえる。幻滅。
   
ナイス! 建設省!
(今も建設省なんだっけか?)

   
ナイス! NTT!

   
郵政省はもう少し頑張りましょう。
(今は総務省なんだっけか?)

来年3月8日オープンの「水木しげる記念館」。
また一歩、御大に近づいた。
 
木の右にあるオブジェは記念館にふさわしい「鬼太郎誕生」。
小さいお子様のトラウマになりそうなエピソードを
平然と設置するあたりが嬉しい。

   
どうだ、この散髪屋!
「ゲゲゲの鬼太郎のヘアーサロン」。
どんな髪型にされるのか。あれなのか。

どうだ、このパン屋!
ぬりかべ(だろうきっと)と猫娘(と思われる)の
間にあるそれは何だ。下駄か。

   
「ポイ捨て許しま宣言」! 当然ダジャレだ!
 
「ゴミを捨てるのはやめましょう」
「そうじゃな鬼太郎」
かろうじてチャンチャンコで鬼太郎とわかるだけだ!

何件かある「鬼太郎ショップ」の内のひとつ。
 
過去みたことのない笑顔の鬼太郎に反して、
店番のおばちゃんがどれほど愛想がなかったか。

   
もう一軒「鬼太郎ショップ」を。その名も「Ge3」。
もちろん読み方は「ゲゲゲ」だ!
店の前のランプまでがイカす。
 
中には「妖怪人力車」が。
“ねずみ男”が引いてくれるそうだ。しかも無料。

最後を飾るのは喫茶店の看板。
子供のころはいじめられたに違いない鬼太郎。
こんな絵にもコピーライト表示がっ!?

 
 
   
同じ日に出雲大社にも行ってきましたよ。
 
でも何か物足りない感じだったのは、
神無月でない故の神様不在のためか、
それとも縁結びのご利益がまったく
俺に関係ないためか。

上の「本殿」よりもこちら「神楽殿」のほうが
立派な印象を。
 
期待して行ったのに、水木しげるロードのほうが
盛り上がったというオチ。

   

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