カレッジ・オブ・ザ・ウィンド劇団110SHOW
家族がテーマのこのカレッジ・オブ・ザ・ウィンド。
東京の演劇集団キャラメルボックスの代表作です。
実はこの作品3年前に110SHOWもやっています。
今回は劇団110SHOWが新解釈を加え、前回とは
またひと味違った作品に仕上げるつもりです。
昨年暮れの金沢市民芸術村こけら落とし演劇祭参
加作品−キャンドルは燃えているかの大成功の後を
受け、満を持して放つ娯楽作品です。
芝居は本当はダイナミックで楽しいものなのだ。そう
気づかせてくれる珠玉の一品に地元アマチュア劇団
110SHOWが再び挑みかかります。
ところでこのカレッジ・オブ・ザ・ウィンドという
脚本について・・・。
演劇という表現がテーマの追求という半ば独断的な
使命感のもとに迷い込んでしまった迷路からの出口の
ひとつを、まさに快刀乱麻を断つように示してくれて
いるような作品に思えます。
演劇とはもっと実質的でお客様に近いところにある
ものだったのだよとエンターテイメントだったのだよ
と演じる者の頬を打ってくれる。
そんな作品に思えます。
キャラメルボックス、成井豊氏のペンによる、このカ
レッジ・オブ・ザ・ウィンドを劇団110SHOWは
最大の敬意を払って大切に演じます。