20030815

プロジェクト資料:道央編

 以下の博物館等に関わる資料・写真等は,2003年8月3日〜8月9日の期間に個人的に収集・撮影したものの一部。
 道央だけでもこのようにたくさんの資料館などが点在している。そのことや,それぞれの展示の概要をあらかじめ知っておくとよい。
 個人プロジェクトのテーマとしては次のようなものが考えられるが,それぞれのテーマの資料として有効に生かされれば幸いである。研究に当たっては本州との違いの比較でまとめると良い。「比較」は研究の1つの方法である。
 1 北海道開拓史
   縄文の遺跡〜アイヌの生活〜江戸幕府による開拓〜明治政府と移住者・囚人・屯田兵による開拓
 2 北海道地史
   北海道の大地の生い立ちと道東・道央・道南の地質の違い,化石による太古の環境の調査
 3 北海道の生物
   植物や動物の種類と分布,生物と人のかかわり
 4 北海道の生活と文化
   北海道の産業と暮らし,人が環境に及ぼす影響,北海道の芸術・工芸(木彫り,ガラス工芸など)   

苫小牧


苫小牧市博物館
1 大地の生い立ち,2 原野の生物たち,3 原野のあけぼの,4 アイヌのくらし,5 開拓の歩み等で構成
 北海道の地質,昆虫から動物の剥製までの展示,縄文土器,アイヌ関係資料など盛りだくさん。

白老


仙台藩白老元陣屋(幕末〜維新の防人)と全体の見取り図
二重構造の陣地が結構広々としている。
資料館も立派なもの

 ご存知,白老にあるポロトコタンとアイヌ民族博物館
 ムックリ(口琴),ピリカの唄,イヨマンテリムセ(踊り)などの実演あり

月形


月形樺戸博物館の入口でもある旧樺戸集治監本庁舎。(いわば刑務所)
入口の石段が削れて凹んでいる様子がすざましい。鎖の先の鉄丸を引きずった跡か?
 「石狩〜月形〜新十津川〜滝川〜旭川〜上川」の経路は,司馬遼太郎の「街道をゆく 北海道の諸道」の後半で紹介されている。
 このコースは,囚人,屯田兵,入植者によりその基礎が築き上げられたもので,街道に連なる博物館や資料館にその跡を見ることができる。
 整備されたとはいえ,暴れ川,石狩川沿いの荒涼とした風景と,そのまわりの見事な田畑を比較すると,先人の苦労を思い,唸らざるを得ない。開拓の情熱以上に,開拓せざるを得なかった人々の心情に思いをはせるもよし。
 囚人による開拓の歴史については「赤い人」(吉村昭)も参考に。

新十津川


新十津川開拓資料館
母村との関わり,自然と歴史,移住と開拓など

小学生のための夏休み特別企画。良い企画である。次の世代に伝えるべきことがあり,それを引き継ぐ者がいてこそ教育は成立する。小学生が少なかったのが惜しまれる。

新十津川神社


滝川


滝川市郷土館
石狩川沿いの地図

滝川市美術自然史館
タキカワカイギュウのみならず,恐竜(鳥盤類・竜盤類),人類の進化の展示など見事である。

タキカワカイギュウの展示
発掘時の記録や特別展小冊子の販売あり。

旭川

東旭川町


旭川兵村記念館(屯田公園内)
開村以来百十有余年,血と汗の記録と遺品

蛸足(籾をまくために考案された)などの展示あり。

旭川

駅付近


常盤公園内の北海道立旭川美術館

旭川常盤公園の北海道開拓記念碑
「風雪の像」(本郷新)

北海道開拓史の判官,北海道庁初代長官。
旭川の基礎をつくるのに大きく貢献した。

青少年科学館
大規模な展示はないが,感覚テストなど好感が持てる。

旭川市博物館
ペニウンクルのくらし,上川盆地の生い立ち,旭川の自然,開拓期のくらしなど,なかなか豊富

「黒曜石展」が開催されていた。
黒曜石の種類や性質などわかりやすく展示されていた。

札幌


北海道教育大学札幌校
敷地は広大で,建物も立派である。
道内の博物館では,この教育大の人たちが関わる展示が結構あった。
北海道は地理的にも歴史的にも特異であるので,北海道を研究のフィールドとしたい人はこの大学に入ると良いのでは?

教育大2階ロビーに展示されていた,アンモナイトなどの化石。他に恐竜の化石もあった。




北海道立近代美術館
 フランスの風刺画家パスキンのコレクションが展示されていた。ブロンズを手で触らせる「ふれるかたち」,子供のためのワークシートなど工夫が凝らされている。
 ガラス工芸品も見事

知事公館北の三岸美術館への通路
 竪穴式住居跡が残されている。

札幌出身の画家,三岸好太郎美術館
 水彩・素描を中心に展示
 建物は,本人が建築に関わったにもかかわらず,住むことができなかったアトリエを参考に建てられている。