1 ボーイスカウト運動とは

 ボーイスカウト(BSと略記)運動はボランティアによる社会教育活動です。各隊の活動は,リーダー,団委員,地区や県連盟・日本連盟の方々の奉仕のみならず,育成会員の協力より支えられています。

[ボーイスカウト運動の目的と基本方針] (日本連盟教育規定より)

目 的

 財団法人日本ボーイスカウト日本連盟は,BSの組織を通じ,青少年がその自発活動により自らの健康を築き,社会に奉仕できる能力と人生に役立つ技能を体得し,かつ,誠実,勇気,自信及び国際愛と人道主義をは握し,実践できるよう教育することをもって目的とする。

基本方針

 ちかいとおきての実践を基盤とし,ベーデンパウエル(以下BPと略記)の提唱する班制教育と各種の進歩制度と野外活動を,幼年期より青年期にわたる各年齢層に適応するように,ビーバースカウト,カブスカウト,ボーイスカウト,ベチャースカウト,及びローバースカウトに分け成人指導者の協力によってそれぞれに即し,しかも一貫したプログラムに基づいて教育することを基本方針とする。


スカウトのちかい :入隊に際して,ボーイスカウトは次のちかいをたてる。

     私は,名誉にかけて次の3条の実行をちかいます。
      1.神(仏)と国とに誠を尽くしおきてを守ります。
      1.いつも他の人々を助けます。
      1.からだを強くし,心をすこやかに,徳を養います。

2 組織とそれぞれの役割

日本連盟>愛知連盟>名古屋東地区>団>隊>班・組>スカウト

育成会 :「奉仕の精神を持って団を設立し,かつその存続を維持し,
         また教育に必要な施設と,経費についての責任を負う。」

団委員会:スカウトの父母等から5名以上を選出。

  a 組織委員会
  b スカウト委員会
  c トレーニング委員会
  d 行事委員会
  e 総務委員会

  「訓育の現場では,団委員会はスカウトの実際訓練には直接たずさわらず,リーダを助ける。」

団会議:隊長および副長で開催。団委員長は議長。

なお,本団は団委員とリーダーの連携を図るため,団委員会と団会議を同時に開催しています。

   団会議(団委員長,隊長・副長)で企画・計画し,リーダーはスカウトを訓育
        →団委員会で承認し,リーダーを補助する
        →育成会は施設・財政面での責任


3 スカウト活動のあり方について


ちかいとおきての実践

・日頃の活動の目標は,ちかいとおきての実践にある。

キャンピング

・目的とシチュエーションにより形態が異なるが,基本的には身近にあるものを十分生かして快適なキャンプを行う。
・ロウインパクト(自然に及ぼす影響は最小限に),来たときよりも美しく,そして自然と周りの人に対し感謝の心を持つ。
・安全と健康への配慮を怠らず,冒険する心を大切に。
・本部は団委員会で運営し,リーダーはスカウトの訓育に責任を持つ。

年齢に即した訓育

・スカウトの発達段階に応じた活動を。
 「各隊合同」といっても,活動の内容は異なる。
 BVS→CS→BS→VS→RSの連続性は保ちつつ,年齢に応じた,年齢差を生かした訓育を行うこと
・CS隊は”組”が活動の単位。組長を次長や組員が囲み,デンリーダーは組の父・母
・BS隊は,”班”が活動の単位。グリンバー会議が隊活動の軸。
 リーダーはオブザーバとして会議を見守り,責任を持ちグリンバー訓練を行う。
・VS隊はプロジェクト(チームプロジェクト,個人プロジェクト)の達成を具体的目標に。
 自我を健全に確立し,自発的奉仕を