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ざ・ねば〜えんでぃんぐ・みすてり〜 縮小版



 日本が世界に誇る漫画文化。その中でも選りすぐりと僕が勝手に思い込んでいる作品をご紹介。



■ 『ドカベン』 水島信司 週刊少年チャンピオン連載 昭和47年〜昭和56年

 兄が知人から全巻を譲り受けたので、それをこっそり盗み読みしました。僕の兄は非常にケチな男で、僕が兄の漫画本を読ませて欲しいと言うと「1回100円」と返してくるのです。「1冊100円」ではなくて「1回100円」なのが兄の恐ろしいところです。それはそれとして最初は柔道漫画だったのに途中から急に野球漫画になってその後は最後まで野球漫画という、真剣に柔道をやっている人たちからしたら「なんて失礼なヤツなんだ!」と憤慨されること確実な本作品。柔道部時代のライバルたちが山田太郎を追って野球の世界に入っており、お前たちにとっての柔道とは一体何だったのかと。現在連載中のプロ野球編では唯一、影丸の背負い投げ投法だけが柔道の匂いを残しています。納得いかねー。ここから世界柔道編に切り換わったりしたら水島信司は神決定です。それはそれとして常勝軍団・明訓高校の活躍はとても面白かったです。殿馬、微笑三太郎が好き。香車クンが好き。赤一郎、青二郎、黄三郎が好き。あと、憶えている人の方が少ないとは思うんですが、「山岡君、ああ痛恨の大エラー」が好き。殿馬の秘打は実際かなりムチャクチャだったりするわけですが、スポーツ漫画はやっぱりこういう必殺技がないと盛り上がらないと思うんですよね。坂田三吉の通天閣打法とか、犬神了の腕びよーんとか。かと思えば中二美夫の対山田5打席連続敬遠が現ヤンキース松井の高校時代を先取りしていたりするので甘く見てはいけないわけです。ライバル高ではわびすけのいた赤城山とブルートレイン学園が印象に残っています。ブルートレインはやぶさ投法は良かったなあ。不満な点があるとすればただ一点、序盤以降、誰一人として山田のことを「ドカベン」と呼ばなくなっていることくらいですかね。呼べよ、呼んでやれよ!




■ 『キン肉マン』 ゆでたまご 週刊少年ジャンプ連載 昭和54年〜昭和63年

 基本中の基本。僕が『週刊少年ジャンプ』を読み始めたのは、悪魔超人アトランティスがキン肉マン相手にセント・ヘイレンズ大噴火を決めた回からでした。タイトルが「筋肉マン」でも「キンニクマン」でも「筋ニクマン」でもなくて「キン肉マン」だったのは結構凄いなあと思います。トレッシングペーパーで超人たちの顔を模写したり、キン肉マン消しゴム略してキン消しを集めまくったり。漫画本編も勿論面白かったんですが、それ以外の部分でも随分と盛り上がったような記憶があります。同時代ネタも多かったですね、寝ている奴の額には漏れなくマジックペンで「肉」または「中」の文字がプレゼントされたり、急いでいるところを友人に通せんぼされて何かと思ったら「こ、小犬を助けたのか!」だったり、「ピカーッ!」で溝川が綺麗になったり。「死んでも蘇える漫画」の悪しき見本ではありますが、ほぼ元祖ということで大目に見ることにしています。超人オリンピック編、悪魔超人編、黄金のマスク編、王位争奪戦といった辺りは必読。読んだからといって特に得るものはないと思われますが、それでも読んで欲しいです。ちなみに僕、超人しりとりやったら結構強いですよ。好きな超人はスカルボーズ、ペンタゴン、ザニンジャです。「マキマキー、ピカッ!」も捨て難いですね。U世は読んでないのでよく知りません。あと、この作品の連載中僕は牛丼というものを食べたことがなくて、キン肉マンがダサダサのイメージだったため牛丼もダサダサな食べ物だと思っていました。今は最低週一で食べてます。良くも悪くも大味なところが好きです。キン肉マンと同じ。




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