昔から私の父 太郎は家族旅行に行く時はいつも大きな一眼レフのカメラを
持ち歩いていた。
まだニコンがニコマートと呼ばれていた頃のカメラだったと思う。
重くて大きくて・・・でも私のなかのカメラのイメージはいつもこれだった。

私が小学生か中学生の頃、なにかのイベントがあって、それを撮影するために
カメラを父から借りた。たくさん注意されたっけ・・・(^-^; それでも
旅行の時触らせてくれたカメラを、この時たった一人で持ち出して使って
ワクワクしたことを覚えている。

思えばこれがアナログのカメラとの出合いだったような気がする。

今も私はアナログのカメラが大好きで、
ニコンの『NEW FM2』は私の愛機だ。

父が使っていたカメラの後機種にあたるカメラだ。
父からくだんのニコマートのカメラを譲り受けていたのだが、
このカメラを買う事になったきっかけは「交換レンズが欲しくなったから」だ。
残念な事にこのカメラに、いまある交換レンズが付くように改造してくれる
メーカー対応が終わってしまい、どうしようもなくなったのだ。

お金をためて大学生の頃手に入れたこのカメラはとても素晴らしいカメラで
私の欲求を満たしてくれる。
大学生の頃の作品撮影では実物よりいい出来で就職活動のファイル作成に大いに
役立ったし、ヨーロッパ研修旅行では36人中私一人が撮影に成功した美しい
写真はいまだに宝物だ。
そして今、会社での資料として展示会のブースをこのカメラで撮ると綺麗だと
重宝がられている。
しかも上司の作品を撮影した写真がカメラマンより構図と写りが良かったために
応募され、ディスプレイ年鑑にカメラマンとして名前がのった。
(この年鑑にはデザイナーとして作品がいつか・・・っと思っていたけど、
なぜか写真で先に載ってしまった (^-^; くそぅ )
手軽なカメラだと思い通りにとれないのが嫌で重いけど、ついつい持ち歩いてしまう。
最近はでもどーせ上手く写らないなら・・・っとデジカメを
持ち歩いたりしているんだけどね。(^-^;

とにかくカメラはやっぱりアナログが一番♪



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■私のこだわり カメラ編