年頭の辞1999


 1999年が明けた。世間では、「時代は世紀末。個が漂流する時代」と言われてから久しい気がするが、本当に世紀末がやってきた。子供の頃は、とても遠い未来のような気がしていた21世紀がすぐそこまで来ている。成長していない自分に愕然とする。
 「1年の計は元旦にあり」と言う。しかし、今年の元旦は、積極的な「計」を立てる事ができずにいる。実は、自分自身の「生きる力」が減退しているのを強く感じる。憂慮すべき事態なのである。時代の不透明感を反映してか、自分の生きる柱がぐらついている。「夢」を持とうとしない自分がここにいる。
 1999年。はっきり言って最悪の年始である。しかし、とりあえず、「夜明け前はもっとも暗い」という言葉を信じて、前に進む事にしよう。

 さて、年頭に辺り、次の3点セットを今年の行動原理とする事にした。これまでの人生の集大成の年であると肝に銘じておく。

  1. 信ずるところに従い、行動する。
  2. 経過を記録に残す。
  3. 結果を客観的に評価する。

1999年は、30代最後の年でもある。今年の年末に、1年間を総括することにしたい。


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