1998年3月8日更新 home
★リンクは勝手に張ってもよいか?
1.個人ホームページに掲載するリンクは、原則勝手に張ってよいと思う。
何故なら、ホームページにリンクを張るという行為は、NSのブックリストへの登録やIEのFavoritesへの登録と何ら違いはないと思えるからです。
さらに言えば、インターネット+WWWがこれだけ普及したのは、ハイパーテキストという仕組みが、人間の知識体系を統合し、再構築する事に、大きな貢献をするという可能性を秘めているからであり、リンクを張るという行為自体に制限を加えるのは、人類の未来の発展への足枷になるのではないかとすら、思っています。
この文脈で考える限り、相手先が圧倒的に自分より強者の場合、(1)リンクをはっても連絡を取らなかったり、(2)事後報告で済ませる、という事が多くなります。
2.相手先とのおつきあいを大事にする場合は、積極的に連絡を取ります。
これは、通常の人間関係のレベルで考えて、「一言断っておいた方がいいだろう」とか、「これをきっかけに仲良くしよう」という類の行為です。相手との関係によって、対応が違ってきます。(1)慎重に事前調整をしたり、(2)相手の忙しさに配慮しながら、事後報告をしたり、等々。
必ずしも、事前調整がよいとばかりも言えないと言うことを、次項で検討します。
★相手先への連絡の仕方
1.事前問い合わせ方式(リンクをはってよいかを、事前に問い合わせる)
常識的には、一見「事前問い合わせ方式」がよいと思われがちであるが、この方式ですと、相手先が忙しくて,許可/不許可のRESメールを書く事ができない場合,リンクを張りたいと依頼した方は、返事がこないと再確認メールを出さざるを得なくなり、結果的に「催促メール」となってしまう危険があります。問い合わせを受けた方が、何らかの対応を迫られるという図式は、無言の圧力であり、相手先に取って、迷惑かも知れません。
2.事後処理方式(リンクをはった事を、後で報告する)
礼儀として、リンクを張ったことを報告する義務がありそうだと思ったら、連絡します。また、相手先が引っ越しする場合に,もし余裕があれば、連絡が来るかもとの淡い期待も抱いていたりします。もし、相手先がリンクを張る事を許可しない場合は,「ご免なさい」と謝って,リンクを解除します。
実は、こちらのやり方の方が、事前に問い合わせて許可メールを待ってリンクを張る「事前問い合わせ方式」よりも,優れているのではと考えています。
「事後処理方式」の場合は,報告を受けた被リンク先は、何か問題がある場合だけ対応すればよく,通常は,事後処理連絡メールを無視しても構わないからです。これは,被リンク先に負担をかけない優しいルールと言えるのではないでしょうか?
3.結論
(1)私のホームページは、勝手にリンクを張ってもらって構いません。
(2)事後報告メールが来ても、無視する場合があります。
(3)問い合わせへの対応の負担を軽減する為に、「リンクは自由に張っていいじゃないか」という思想が、普及する事を期待します。
(4)結局、自分のホームページには、勝手にリンクを張ることを基本とし、相手との関係の中で、事前調整をしたり、事後処理をしたりすることにします。
初出:1996年6月22日 / 確認:1998年2月11日
1.Windows95標準添付のftpを使う場合
2.FTP Explorerを使う場合