乱歩を読もう!(初心者向け)


江戸川乱歩と私

研究のテーマに選ばせてもらった作品。乱歩作品との出会いは「黒蜥蜴」 でした。小学校の時にポプラ社版を読んだので、正確には「黒い魔女」ですね。 最初の出会いがこの作品だったのは良かったかもしれません。(だって「芋虫」だったら・・・。)
実はそれからかなり間があいているのです。本格的に読み込むようになったのは、研究のテーマに選んで からです。そのため、まだまだ乱歩初心者の域を出られません。(読み込んでないものをテーマに 選ぶっちゅーのもすごいな・・・。固定のイメージが付いていないという利点も 有るけどね。)


乱歩の作品

乱歩の作品というと、探偵小説を想像する事が多いと思います。 明智小五郎などの長編が有名なのですが、 初期は短編も多く執筆していました。そしてその短編の中には 探偵小説というよりは幻想小説的なものも多く有り、私はこの 幻想怪奇的なものが特に気に入っています。
現実には有り得ないストーリーにも関わらず、どこか身近さを 感じるところが不思議です。

★ではここで、独断と偏見による初心者におすすめの乱歩作品 ベスト6を!!(妙に中途半端な数。)

  1. 黒蜥蜴
  2. 押絵と旅する男
  3. 人でなしの恋
  4. 目羅博士
  5. 一人二役
  6. 孤島の鬼

まだ読んでいない人はこの辺から入るといいかと思います。 孤島の鬼以外は全て短編です。 (でも、孤島の鬼はどうかなぁ。人によります。けっこうどろどろしてるし。) なんか趣味に走って幻想小説が多いのですが・・・。


またまたおススメ作品

実は、乱歩作品でもう一つおススメしたいものが有ります。
乱歩のエッセイです。
意外な一面が見え、驚く事が多い筈。 小説の内容からは想像できないような乱歩像が見えてきます。 ある程度作品の方を読んでいたら、こちらを読んでみてください。 河出文庫から出ているものが比較的手に入りやすいと思われます。 但し、乱歩は作品のイメージ通りじゃないと・・・という方には おススメできないかもです・・・。 


おしまいに。

作品を色々読んできましたが、やっぱりまだまだ乱歩初心者です。 解釈など思い込みも多く、なんだかミーハーな作品紹介に なってしまいました。読者諒せよ。(使ってみたかった。)
でも、乱歩作品、とても好きです。是非読んでみて下さい。


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