乱歩を読もう!(初心者向け)
江戸川乱歩と私
研究のテーマに選ばせてもらった作品。乱歩作品との出会いは「黒蜥蜴」
でした。小学校の時にポプラ社版を読んだので、正確には「黒い魔女」ですね。
最初の出会いがこの作品だったのは良かったかもしれません。(だって「芋虫」だったら・・・。)
実はそれからかなり間があいているのです。本格的に読み込むようになったのは、研究のテーマに選んで
からです。そのため、まだまだ乱歩初心者の域を出られません。(読み込んでないものをテーマに
選ぶっちゅーのもすごいな・・・。固定のイメージが付いていないという利点も
有るけどね。)
乱歩の作品
乱歩の作品というと、探偵小説を想像する事が多いと思います。
明智小五郎などの長編が有名なのですが、
初期は短編も多く執筆していました。そしてその短編の中には
探偵小説というよりは幻想小説的なものも多く有り、私はこの
幻想怪奇的なものが特に気に入っています。
現実には有り得ないストーリーにも関わらず、どこか身近さを
感じるところが不思議です。
★ではここで、独断と偏見による初心者におすすめの乱歩作品
ベスト6を!!(妙に中途半端な数。)
- 黒蜥蜴
- 有名だし。子供向けでは妖艶な女らしさが出ていましたが、こちらは一人称が「僕」です。
男装の麗人タイプ。でも、そこがまた可愛いカンジがします。どっちの黒蜥蜴がいいかって?
んーーー・・・・・・こっち。
- 押絵と旅する男
- 人でなしの恋
- 目羅博士
- 月の光を背景としていて、美しい作品です。月を見たら思い出す・・・かもよ。
- 一人二役
- 孤島の鬼
- いや、あの、多分意外に好きな人多そうです。はい。人気あるらしいです。
私も好きです。ばっちり持ってます。
まだ読んでいない人はこの辺から入るといいかと思います。
孤島の鬼以外は全て短編です。
(でも、孤島の鬼はどうかなぁ。人によります。けっこうどろどろしてるし。)
なんか趣味に走って幻想小説が多いのですが・・・。
またまたおススメ作品
実は、乱歩作品でもう一つおススメしたいものが有ります。
乱歩のエッセイです。
意外な一面が見え、驚く事が多い筈。
小説の内容からは想像できないような乱歩像が見えてきます。
ある程度作品の方を読んでいたら、こちらを読んでみてください。
河出文庫から出ているものが比較的手に入りやすいと思われます。
但し、乱歩は作品のイメージ通りじゃないと・・・という方には
おススメできないかもです・・・。
おしまいに。
作品を色々読んできましたが、やっぱりまだまだ乱歩初心者です。
解釈など思い込みも多く、なんだかミーハーな作品紹介に
なってしまいました。読者諒せよ。(使ってみたかった。)
でも、乱歩作品、とても好きです。是非読んでみて下さい。
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