9月25日OA



 
堀込泰行&堀込高樹(キリンジ)

平成の狩人ことキリンジがゲスト。
メジャーデビューSg「双子座グラフィティ」は弟の泰行の楽曲。歌詞のなかに「双子座」と書いて「ジェミニ」と読ますなどしているがタイトルは印象重視で。聞いているとキリンジは双子かと勘違いしてしまうかも。

キリンジの結成は2年ぐらい前。互いにバンドをやっていたが解散などしてソロでこつこつやっていた兄の高樹が泰行に声をかけた。音楽性についてはさほど違いはない。父や兄が聞いていたレコードを弟が自然に聞いていたためか。
デビューのキッカケはかせきさいだぁ。高樹とかせきは同じゲーム会社で働いていたが、ある時チームを組むことになり高樹とかせきが顔を合わせた。それから交流が始まり、デモテープを送るなどしていたら、かせきがえらくキリンジを気に入ってCDリリースにつながった。

ふたりとも作詞作曲ができるが、それぞれの作風に特徴があると自覚している。泰行はわりとシンプルなものが好き。高樹はどういう曲を作りたいとかそんなことはあまり関係ないらしい。(どこかインタビューにやる気なさげ)
来月発売の1st Alのタイトルは「ペーパー・ドライヴァーズ・ミュージック」。キリンジはともにペーパードライバー。精神的にガクンときているときにキリンジを聞くと泣けてくるかもしれない。

イメージ的には泰行は文科系で家の中にいそうな感じがするが子供の頃はサッカー少年団に入っていたりもした。中学に入る頃には貸レコード屋に行ったりするなど音楽に傾いていった。性格は優柔不断。二択などはかなり悩む。曲を作ることは悩まないがアレンジを考えるときにはかなり悩む。
兄の高樹は中学でいやいやバスケ部に入るなどしていた普通の学生。ゲーム会社に就職したが、就職活動の自己PRのネタに困っていた。それがゲーム会社の技術職になると自分が音楽をやっていたこともあって自己PRはわりと簡単にできた。

今後の目標は「付加価値がなくてもいい音楽を作りたい」(高樹)。ライブ(キリンジツアーPDM)は11月20日(Fri)に心斎橋クラブクアトロ。

キリンジからオリジナルTシャツのプレゼント(4名)。宛先は〒530-8285 FM大阪 EZM 「川崎さんお元気ですか?」係




9月18日OA



 
チバユウスケ&ウエノコウジ
(thee michelle gun elephant)


いままではチバがひとりで来ていたが、今回はウエノとともに参戦。
以前、ミッシェルのZIPPOプレゼントの宛先が「ミッシェルのジッポちょげまんこ」係 だったことを話すとかすかにウエノがあきれたような感じが。早くも雲行きが怪しくなる。

ウエノ「こう見えても育ちはいいので。」の問題発言。寄せ箸なんかはしない。ウエノ「身を美しくすると書いて躾(しつけ)と読みますからね」。でも風呂には入らずもっぱらサウナ通い。チバはキャラに似合わず犬が好き。子供も好き。チバ「(子供の)首をポキッとひねってみたい」に岸本爆笑。やっぱりチバは子供が嫌い。ウエノはチバを恐い奴だと思っている。恐いのはその生き様。以前にトモフスキーから曲の相談を受けたことがあるが、それはトモフスキーの実家からタケノコが贈ってもらったことがあるから。逆にウエノは人当たりの良さで生きていると豪語。ウエノの女の子のストライクゾーンは8歳ぐらいまでで10歳になると「ドアホ!(ウエノ)」になる。ウエノ「夏はオンナだ。夏はオンナとSEXだ。」とまたしても爆弾投下。

ウエノ、江坂のバドガールパブに異常反応。何年か前にバドガールが酒をついでくれる店に行ったが「おまえが着るなよ」といいたくなる女の子だらけだったことをそうとう根に持っているらしい。ほかの取材では音楽的なことしか聞いてこないのにEZMだけは別。チバ「使えないことしか言ってない。」岸本「いやこれ全部使いますよ。」の言葉通りそのままOA。

チバ「レコード自体がメッセージだから。」と曲については多くを語らず。聞いたらわかると言わんばかりのいつものチバ節全開。チバはときどきDJとしてプレイすることもある。それも単に暇だから。「メインス トリームのならず者」(チバ)と自らのバンドを位置づけ。
今後のリリース関係はインディーズに戻って「wonder style」から再録音して出す。それもビデオで。もちろんウソ。今年に入ってからはほとんどツアーしかやっておらず、それが終わっても各地のイベント出演。その間に「G.W.D.」と「アウト・ブルーズ」のレコーディング。これはロンドンライブのときにした。ロンドンは3回目だが前回と違っていたところは?の問いに、チバ「レート。」とシュートな回答。イギリスではライブハウスのほかパブでもライブを敢行。

チバは趣味が多彩。最近では刺繍を始めた。犬が好きだから将来はトップブリーダーを目指してペディグリーチャムを与えている。チバ「まぁ全部イヌ鍋にしたんですけどね。」に一同爆笑。もちろんすべてウソ話。

ウエノ曰くミッシェルはビジュアル系だから化粧が大変。チバ「マリスミゼルは本当は俺らだから」。12月13日には大阪城ホールでライブだがマリスで行くかミッシェルで行くか迷っている(ウエノ)。なんとアリーナはオールスタンディングでフジロック並みのスピーカーを積むからものすごい大音響になることは間違いない。最後に一言、ウエノ「ライブをやるんでお金と時間と体力に自信がある方は遊びに来てください。」チバ「メッセージはレコードとライブにある。」 さすがに締めるところは締めてくれます。




9月11日OA



 
ドン・マツオ&マッタイラ(ズボンズ)
 
9月12日に3rd Al「Let it Bomb」をリリースするズボンズからドン&マッタイラがゲストで登場。
岸本、デビュー当時に比べてふたりからアーティストととしてのオーラが出ていると感じる。ズボンズのライブはどんどん狂気になっているので、ドンが狂気になっていたらどうしようかと岸本は心配していたが、そんなこともなく人となりはまったく変わっていない。ドン「間の取り方が完璧になってきた。」
ドンはライブではコンダクター的な役割。ドンのアクションには決まりごとがあってホントにコンダクターみたいな役割になっているらしい。

今年は「BOMB」がテーマになっていた。「LET IT 〜」となるタイトルはビートルズでは「LET IT BE」、ローリングストーンズだと「LET IT BLEED」というのがあるので、ズボンズも決定的なものを出すのならば、「LET IT」をつけなきゃだめだということを年明けからドンは言っていた。
「South Central Rock」はアルバムの中でもイチオシの曲。ドン「キラリと光るナイフのようなナンバー。」 ライブ中に酸欠で気を失いかけになるぐらいのラップのスピード。いちおう深呼吸してから歌うらしい。アルバム自体は自分たちが今まで聞いてきた音楽や自分たちのできる音楽を追求した結果という感じ(ドン)。レコーディングするにあたって新しい音はまったく聞かなかった。シンプルだけどエモーショナル。メンバー自身は今の音楽にこのアルバムが合っているかどうかはわからないが、いいものができたと胸を張れる内容。聞いてきたものの影響を吐き出すだけの作業なので終盤は疲れた。狂気を打ち出すのもテーマであった。内面的な部分で感じられるところを前面に押し出そうとした。(ドン)

マッタイラはファンキーなキーボードを弾かせたら日本でも屈指のキーボーディスト。もともとはクラシックから入ったが好きなのはレゲエとか(マッタイラ)。他のふたりも見た目はいかついし音も強烈になってきている。ズボンズは練習が厳しい。音を出し合いながら互いにダメ出しをするような感じ。マネージャーがリハの現場に立ち会いたくないと思うほどピリピリした空気が流れている。よりよくするにはどうしたらいいかを考えながらやっている。血と汗と涙の青春物語。ダメ出しを一番多くするのはドン・マツオ。

今年の3月にはアメリカツアーを敢行。よく日本のアーティストが行って、日本語ではダメだとかいわれるが、ズボンズの場合は別に何も言われず、むしろ日本語のままでいいと言われた。やっぱり元のリズムの感じが重要。9月にはアメリカでアルバムリリースがあり10月にはそのレコ発ツアーでまたアメリカを回る。11月は国内ツアー。関西方面は11月28日(Sat)が心斎橋クアトロ、12月9日(Wed)が京都MUSE HALL。京都は同志社の学祭でやったぐらいだが雰囲気が気に入っている。

ズボンズから先のツアーで販売されていたTシャツのプレゼント。〒530-8285 FM大阪 EZM 「危うく横領されかかったズボンズのTシャツ」係 まで。




9月4日OA



 
カヒミ・カリィ
 
在仏日本人、カヒミ・カリィがゲスト。
現在フランスに住んでいるが、何がいいかといえば食べ物がおいしい。パリには東南アジア他いろいろな国 の人が来ているのでエスニック料理もある。フランス帰りは太ってくるというイメージがあるものの、食べ 物はあっさり系が多いかもしれない。

「One Thousand 20th Century Chairs」(「K.K.K.K.K.」の1曲目)は作曲が堀江博久(ニール&イライザ)で作詞がモーマス。いかにも堀江が作ったという感じがする曲。The Vaselinesという昔イギリスで活動していたバンドをイメージしてやってみた。ふたりともウィスパー系のボーカルなのでそれがうまくハマった。
レコーディング期間中に何かと「K」が目についていたので、アルバムのタイトルに持って来てみた。なぜ5つのKになったのかは「4つだとしまりがないし、6つだとしつこいし(カヒミ)」とのこと。「K」には深い意味はないもののいろんな意味が含まれている。環境が変わるといろんな事を考えるタイプなのでいろいろ考えたらしい。

フランスに行ってからは2枚目のアルバムとなるが、今回の参加アーティストはイギリス人のモーマスやフランス人のカトリーヌや初めて一緒に仕事をしたステレオ・トータル、さらには堀江博久など。レコーディングの場所もバラバラだった。だいたいコラボレーションが主。曲作りに関してはカヒミから具体的な注文をしなかったものの、前作とはまったく違うものにしたかったという意向があったので、そういうアイデアは伝えていた。モーマスやカトリーヌは互いに付き合いが長いので詞に注文をつけなくてもカヒミが考えていることを汲み取って詞を書いてくれる。

カヒミには「おとなしい人」というイメージがあるが、ひとりでフランスに行ってしまうようなことをするぐらいだからむしろ逆。カヒミ「一度決めるとガーッと走るタイプ」。
カヒミがフランスに目覚めたのは中学3年の頃。好きなものを考えてならべてみるとフランスのものが多かった。それから意識してフランスの音楽とか小説とかに目を向けるようになった。でも映画はフランス映画よりもアメリカ映画の方が好き。
フランスは夏になると10時ぐらいまで明るく飲みに繰り出す人も多い。したがってそのような店も多い。いま住んでいるのはモンマルトの丘の近くでサクレクール寺院までは歩いて6〜7分。そこでの生活はのんびりとご飯を作って食べたり友達としゃべったりといったもの。優雅そのもの。

これからの予定としてはアメリカでベスト盤のをミンティフレッシュよりリリース。それに伴ってアメリカでライブツアーもあり、そのノリで年末には日本上陸の予定。




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