2月26日OA



 
ヨシミ(OOIOO)

3月3日にAl「Feather Float」をリリースするOOIOOからヨシミがゲスト(ボアダムスからではない)。ライブはそこそこやっていたがアルバムリリースは2年ぶり。月日の経つのは早い。ヨシミの中ではまだ1998年の夏頃。31歳になったばかりだが昔から見た目はあまり変わらない。お腹周りにも肉がつかないのは体質のせいか。

OOIOOは結成して4年ほど。「なんとなくやっている」(ヨシミ)から正確にはわからない。他のメンバーは身長183cm足のサイズ30cmのキョウコ(G)、高校の同級生だったマキ(B)、ドラムだけはDMBQから吉村由加を迎えている。結成してわずか1週間でリキッドルームに出演したが、ベースがずっと1つ違うラインを弾いていてとても気持ち悪いサイケバンドみたいになってしまった。その次はいきなりSONIC YOUTHのフロントアクト。練習と同時並行でライブをやっていた。

レコーディングはヨシミが中心。4人で音は出すものの、その後はヨシミが好きなようにカブせたりミックスダウンをしてしまう。ヨシミ「メンバーはまだ(どんなものができているか)知りませんね」。今回のレコーディングはたまたま楽器がうまく弾ける日にあたってので聞けるものにはなっている。ボアではドラムのヨシミもOOIOOではギターなのだが未だにうまく弾けない。琴のように正座してやるとうまく弾けるのだがライブで立っての演奏ができない。ドラムの方が圧倒的に楽。ギター担当なのに自分のギターを持っておらず、いつも誰かに借りている。

今作にはコンセプトらしいものはほとんどない。ライブでやっていた曲を集めたような感じ。曲の中で"宇宙"や"地球"がよく出てくるが、実際には歌入れの前にパッと辞書を見て目に入った言葉をつないでいる。

ボアとOOIOO以外でのバンド関連ではSONIC YOUTHのキムらとやっているバンドで即興ライブをNYで敢行。世界を股にかけて活動しているが、英語力は相手が何を言っているか聞き取れる程度。外人相手でも日本語をしゃべってしまう。

日常生活では音楽と離れた生活をしている。そのバンドのリハーサルとかじゃないと楽器は持たないぐらい。犬と起きて犬と寝るような犬中心の生活。料理も自分がご飯を作りたくなったら作る程度。

最近のお気に入りはバードウォッチャーが鳥を呼ぶ時に使う「キュキュキュキュ」と鳴る木を回す道具。バスを待っている時も鳴らすと鳥が寄ってくるのだが、調子に乗ってバスの中でも鳴らしてしまい乗客に白い目で見られることも。
今月にはライブも。大阪では3月29日に心斎橋クラブクアトロで。当たり日に当たればいいライブになる予定。




2月19日OA



 
仲井戸"CHABO"麗市

約2年ぶりにCHABOがゲストで登場。現在は全国各地をプロモーション中。今年初めての大阪はEZMのインタビューというのはいかがなものか。
CHABOは見た目よりも若く見える。成長していないからか? 体調管理のために泳いでいるのが効いているかも。1999年で音楽活動30年に到達。早いようでもあり遅いようでもある複雑な気持ち。(CHABO)

Al「My R&R」のタイトル曲「My R&R」は10分余りの大曲。CHABOにとってのR&Rはビートルズでありローリングストーンズでありジミヘンである。自分の曲も紛れもないMy R&R。
「My R&R」のジャケット裏には今回のコンセプトが書かれている。基本的テーマになっているのは"肯定"。ロックというのは否定的なイメージが強く、CHABO自身も昔はそのように捉えていたのだが、30年もロックをやっているとこれを肯定的に捉えようとすよるになってきた。改めてその気持ちをジャケ裏に書いただけ。(CHABO)

成人式の時なんかには振り返ることもほとんどなかったが、30年という月日は振り返るに十分の時間。去年はベスト盤のリリースはあったがオリジナルとしては2年ぶり。アルバムの1曲目「Good Morning」は朝に聞くと爽やかな感じのする曲。やはり朝に聞いていると「よし今日もやろう!」と思う、優しい肌触りのある曲。

最近、CHABOが痛感することは、自分たちの年代は危ない橋を渡っている年代ということ。今の日本の世の中を動かしているのはCHABOに近い年代の人たちだが、見ているとどうもフラフラしていて危なっかしい。新聞を見ていてもニュースを見てもそれはしみじみ思う。そんな中、B.B.キングやローリングストーンズが元気にサーキットしているのを見て勇気づけられている。

今後の予定は3月上旬に雑誌に連載をまとめた本「一枚のレコードから」が刊行される。ライブもこれからボチボチと。




2月19日OA



 
ブーカ(Petty Booka)

ハワイ→テキサスと来て今度は東京のダンスホールからやってきたペティ・ブーカ。相方のペティは別行動でプロモーション中。マンボにツイストにルンバにチャチャと踊りまくれるアルバムになった。衣装も人間ミラーボール状態。まぶしすぎて顔が飛んでしまっている鈴木その子状態に。

AL「ペティ・ブーカと踊ろう!」はみんなで踊れるをコンセプトにしている。ペティ・ブーカ自身もダンスを特訓中。さらには初めてオリジナル曲が収録されている。ブーカ「カバーとたいして違いはなかった」とペティ・ブーカにとってはカバーもオリジナルも同じ扱いか。いつもながら脇を固める人はすごいオヤジたちなのだが今作でも近田春男がオルガンを弾いていたりする。選曲自体は「私たちが入る余地のない選択」(ブーカ)だった。

基本的には踊れるものが入っているが、「東京ドドンパ娘」とか親の世代が懐かしさを覚えるような曲も。ライブでは観客と共にステップを踏んで盛り上がってみたいらしい。CDを聴きながら踊るのも面白いかも。

レコーディングはオリジナルを聞いてスタジオで初めてアレンジしたものを聞かされたので、それなりに緊張感があった。ジャケットのイラストは毎度おなじみロッキン・ジェリー・ビーンによるもの。
ペティ・ブーカからアナログ盤(非売品)を2名の方にプレゼント。宛先は〒530-8582 FM大阪 EZM まで。




2月12日OA



 
近藤金悟(Timeslip-rendezvous)

実に1年3ヶ月ぶりの登場。変わったことといえば髪が長くなったぐらいか。相変わらずひとつひとつの言葉を大事に話すタイプだが、単にアドリブがきかないだけか。

Al「REALITY!」には女の子と別れる曲が2曲入っている。別れを前向きに考えるタイプなのかも。先行Sgにもなった「君を忘れない」は「自分でもこんな言葉が出るんだ」と思ったぐらい。アルバムは1年3ヶ月ぶりになるが、完成予定日を大幅に超えてじっくり作り込んだ。プロデューサーにはおなじみの笹路正徳。デビューした頃はバンドの方向性を聞いてもらうのが楽しかったが、最近は「●●がしたい」のように決定付ける方が多くなった。そういった意味ではかなり現実的な仕上がりになったかも。

バンドには運命的な出会いが意外とある。その言葉と出会った時は感動的でもある。師を書いている時は人の言葉に対して敏感になっている。(近藤)

「失われた青空」(Al「REALTY!」の3曲目)はラジオドラマでエンディングテーマに使われている。アルバムのジャケットのテーマは「新しい世界への旅立ち」。出会いと別れなどが交錯している空港をイメージしたペーパークラフトを使用している。これまではメンバーの顔を出さなかったが今回は一気に顔出し。

今後はもうすぐレコーディングに入る。ライブは今のところ2本予定されている。3月16日渋谷クラブクアトロ、3月18日名古屋ボトムライン。
最後に一言、「ちょっと休んだら?といわれるぐらいにガンガン行きます」。
Timeslip-rendezvousからオリジナルピンバッチのプレゼント(3名)。宛先は〒530-8582 FM大阪 EZM 「タイムスリップランデブーのピンバッチ欲しけりゃどうぞ」係まで。




2月5日OA



 
カジヒデキ

ちょっと前にパーマをあてて髪形を変えたカジだが、失敗してもいいやという感じであてたところかなりハマッた。ニール&イライザの堀江には「おーい、坂崎〜。」とアルフィーのアフロの人のように呼ばれているらしい。また体重が落ちて顎のラインがシャープに変化。好物の鶏の唐揚げを食べないようにしたり、夜中に作業する時でも夜食を取らないなどして5〜6Kgも減量に成功。あと2Kg落とせば高校時代の体重になる。

Sgのタイトルは「QUEEN SOUND BUBBLES AGAIN/JOHNNY JOHNNY」。カジにとっての"Queen sound"はイギリスの音楽。スウェーディッシュだなんだかんだ言ってもカジの原点はイギリスの音楽にある。今のロンドンは景気がよく、不景気が続く日本とは対照的。日本もイギリスのように不景気から脱出して頑張ってくれ、という意味を込めたタイトル(カジ)。泡のバブルは"Bubble"だが"babble"になると「ささやく」という意味もある。

「この歳になると不景気が身に染みる」とカジ。去年は親が経営する時計店も不況の影響を受けて大変だったそうだ。
レコーディングは11月にスウェーデンのトーレ・ヨハンソンの自宅スタジオへ。とりあえず今回は2曲だけ発表したが5〜6曲録ってきた。他はアルバムに収録される予定。トーレ・ヨハンソン現在はプロテュールズというコンピューターを使ってレコーディングしている。カーディガンズの場合はこの手法だが、エッグストーンはオールドタンバリンスタイルであったりで、アーティストによって手法を変えている。

HIROMIXのプロデュースをてがけるなど自分の作業だけに没頭できないので、何かと忙しくはなるが6月にSgで7月にAlをリリースする予定。HIROMIXとはBridge解散直後の雑誌のインタビュー企画で対面し、その時に写真を撮ってもらったのが最初の出会い。HIROMIXの曲はカジと堀江の共作になっている。

今回のSgのジャケット写真は映画「シャイニング」をコンセプトに作ろうと考えていた。ぼんやりと何かを考えているかのようなこの表情は、10代の童貞の頃を思い出してボーッとしている表情をイメージして撮ったもの。(カジ)

「シヴィラはある日突然に」のPVはシュールすぎてやりたいことをやったら空回りしたものになった。しかし調子がいい時はガッチリ歯車が噛み合う。「Queen sound babbles again」のPVはなかなか素晴らしい捨て身の演技。エロティックだがゲスくはなくデカダンスのものに。カジが靴を舐めるのは必見か。




2月5日OA



 
風間信幸&小島肇也(Biscuit Fan)

昨年末にデビューしてまだ3ヶ月。急に忙しくなってきたメンバー。インディーズ時代とは比べ物にならないぐらいの忙しさになった。そのわりには本番前のマイクチェックではやけに手慣れていたらしい。
風間と小島がバンドを結成したのが92年でギターがメンバーチェンジして現在のメンバーに落ち着いたのが94年。バンド結成当時は小島は大学の最終学年。この頃は資料請求しなくても寝るスペースがないぐらいに資料が送られていた時代。どうにかなると考えていたらこうなってしまった(小島)。デビューにより4年ぶりに就職できたといった感じ。

小島と風間が出会った時にやろうと言っていた音楽は「架空の記憶を呼び起こす音楽」。例えばデジャ・ヴュのようなことが喚起できるような音作りをしたい。それから5年経ってだんだんと形づいて来ている。曲の感想を耳にするたびにそれを実感する。評価してもらうまでの過程は手にしてもらわないと評価に至らない。
3月25日には1st Al「スニーカー」がリリースされる。風間「給料日ですね」。アルバムには以前からの曲が4〜5曲入る予定。ライブによく来ている人なら8割は知っている曲になるかも。

作曲担当の風間はギターで曲を作ることが多い。言葉とメロディが同時に浮かんでくるので、それをパズルのように組合わせる。小島としては風間の作ったメロディをきっちりと強調させるようにアレンジしたい。

ビスケット・ファンから特製バッグのプレゼント(5名)。〒530-8085 FM大阪 EZM 「ビスケットファンプレゼント」係まで。




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