7月21日OA



向井秀徳(NUMBER GIRL)


大阪初キャンペーンのナンバーガールの向井秀徳が登場。

現在はナンバーガールとしては珍しい地方キャンペーン期間中。Al「SAPPUKEI」を作ったからにはより多くの人に聞いて欲しいので、向井が一人寂しくキャンペーンを行っている。
ふだんの午前3時は起きていることもある。向井のパブリックイメージとしては「泥酔」していると思われがち。

URBAN GUITAR SAYONARA」は先行マキシとしてもリリースしているが、アルバムに収録されているのはバージョンが違う。シングルバージョンはシンプルにピアノとギターのみなのだが、アルバムバージョンはそれにサックスやキーボードを乗せている。レコーディング中に向井が悪ノリして、エンジニアのエディに「お前なんば弾けるとや?」と聞いたら「サックス」という答えが返ってきたのでサックスを吹かした。
レコーディングはアメリカのニューヨーク州のフレドニア。ニューヨーク州のはずれのカナダの国境近く。そこの森の中の山小屋改造スタジオで録音した。プロデューサーはデイヴ・フリットマン。去年リリースしたマキシで初めていっしょに仕事をしたがアルバム制作は今回が初めて。

デイヴはエンジニアプロデューサーだが、95年に出したフレーミングリップスのアルバム「Clouds Taste Metallic」に向井は感動してデイヴと一緒にやってみたいと思うようになった。その後オファーを出したところ念願叶いデイヴにプロデュースしてもらうことに。
ナンバーガールのレコーディングはストイックなものかと思いきや、スタジオにはキッチンもありメンバーが自ら料理をしてビールを飲んだりしてリラックスはできた。
ナンバーガールが現在作りたい音がナチュラルに出ている。ナンバーガールには平和的なムードが似合わない。向井「激しい。ギラッとした。なまめかしい。やさしい。元気一杯。胸一杯」。ナンバーガールの音はミニスカートをはいたお姉さんが四畳半の部屋に休みの日に寝転がって、クーラーはパパに買ってもらおうと考えつつ、タバコの煙がゆらゆらゆれ、傍らいは麦茶、テレビからは高校野球、というのが思い浮かぶ。(向井)

ナンバーガールの歌詞には「少女」がよく出てくるが、これはひとつの登場人物。別に女子が向井の頭の中を支配しているわけではない。妄想は妄想であってそれは現実にならないわけだか、向井は現実味あふれる方が好き。「SAPPUKEI」は森の中の山小屋で録音されたにも関わらず、音は攻撃的で野蛮な激しさがある。

大阪へはライブでしか来れないが、向井の発する言葉とアクションに対して常にツッコミが入る。特に大阪の男子は情け容赦ないツッコミをいれてくるので向井も気合を入れている。

MCでも歴史上の人物の名前が出てくることもある向井だが、好きな歴史上の人物は中岡慎太郎。岸本「何をした人なんですか?」→向井「僕もよく知らない」。

向井の青春時代はごく普通の青春時代。他人は「普通じゃない」と言うかもしれないが本人は「普通」と言い張る。この夏はライブ三昧になりそう。関西圏のライブのチケットはすでにソールドアウト。8月6日には「SUMMER SONIC 2000」の2nd STAGEに出演予定。

最後に一言、「理論なき行動は無。行動なき理論は死。もう一回言っとくぞ、理論なき行動は無。行動なき理論は死。ようチェックしとけこの言葉、と言っておく。ナンバーガールボーカルギター向井秀徳がお送りします。ナンバーガール、ナンバーガール、ロック聞くならナンバーガール。」
向井「時折思うことは"オレって何言ってるんだろう"ってこと」に大爆笑。




7月14日OA



西寺豪太&奥田健介&小松茂(NONA REEVES)


半年ぶりにゲストで登場ノーナリーブスの3人。「また君らかい!」という頻度でちょくちょくコメントを寄せたりゲストで出てきたりしている。
3人とも元気そうに見えるのは「黒酢を飲んでいるから」(西寺)と営業トーク炸裂。「LOVE TOGETHER」がはちみつ黒酢ダイエットのCMに使われている。西寺も自分の曲が流れるようになってから黒酢ダイエットを飲んでいる。タマノイ酢からもらっているのではなく自腹で購入している。タマノイ酢ケチ疑惑発生。

このところ西寺はイメチェンを計っている。メガネを変えたばかりでなく、どうやらインテリキャラを目指す模様。西寺「朝生にミュージシャン代表として出たいですね」。芥川賞を取った町田康のように作家に転身を図るのか。
アホか賢く見られるか、どっちか選ぶならもちろん賢く見られたい西寺。こんなことなりゃ右脳教育でもやっておけばよかった。幼少期から右脳で物事を考える訓練をすれば文章も絵としてイメージで記憶できるらしく、5歳ぐらいのクソガキがパラパラと本をめくってその本の内容をスラスラと憎たらしく言うことができる。西寺「ま、20歳過ぎれば普通の人に成り下がるんでしょうけどね」と毒舌も絶口調。
そういや昔いたスプーン曲げ少年の清田くんは何をしているのか? スプーンしか曲げれない人になってしまったのか? 「ケーキ屋ケンちゃん」の宮脇も借金まみれ。

最近の西寺は文章を書く仕事が増えている。オリコンの連載は突然中止になったりもしたが、他の雑誌で連載したりしている。文章を書くほうが歌詞を書くよりも楽な場合もある。

このところ飛ぶ鳥を落とす勢いのノーナ。ドイツエリアでのCDデビューも決定。活動がワールドワイドになっているのかロシアのFM局から「CDくれー」とメールがきたり、ハワイのFM局から同様のメールがきたりしている。

この1年、3ヶ月ごとにシングルやらアナログやら何らかの形でリリースしていたノーナだが、このところリリースがストップしている。レコーディング中のノーナだが、その前にフランクフルトでライブもやった。フランクフルトのインディレーベルの人が来日したときに買い込んでいったCDの中にノーナのCDが紛れていたことから招待された。すべてのやり取りがメールで行われ、最初は西寺も冗談だと思っていたが、メールの中に「It's no joke.」と書かれていたのでとりあえず信じてみることに。

ドイツでリリースするCDに収録されている曲は現地の人が決めた。選曲に関してはメンバーはノータッチ。
メールでやり取りしていたからどんなトラブルがあるかどうかもわからない、と思っていたが向こうでライブすることになってメールで「君はどんなマイクを使っているんだ?」とボーカルで使うマイクの種類まで聞いてきた。日本でも聞かれたことがないのに。西寺「何やってんのや日本!」と怒りをぶちまける。
小松はノーナに入ってから初めて飛行機に乗った。パスポートも今回のドイツ遠征で初めて申請。小松はパスポートの写真で帽子を被っているのはダメということを知らなかったため、写真を撮るときにグチャグチャの頭を隠していた帽子を取って撮影したが、フランクフルトであまりにも髪形が違うので止められた。小松は税関でも止められ、免税店でも「金持っているのか?」と怪しまれ、さんざんなドイツ遠征だった。

ノーナがドイツでライブをやった場所は大学の講堂のような食堂のようなところ。ちょっとした豪華なお楽しみ会のようなノリ。このライブには日本からはノーナとユーリカ!が参加。「日本祭り」だったらしく、ライブのほかにも「シコふんじゃった。」や「バウンス ko GALS」などの日本映画も上映された。

ドイツの人はマジメだが平気で道にゴミを捨てる。それを拾うと「日本人っぽいなぁ」と言われる始末。道を掃除する人の仕事を奪ってはいけないという意識があるため。道徳観も日本人とは違う。

これからのノーナは心を生で見せることもしていく予定。村上春樹の小説はきれいな言葉で文章が書かれているが、ワザとたまに暴力やSEXが出てくる。それをワザとではないにしても少しそういう部分も見せていく。世の中不景気というものの本当の意味での不景気ではない。単に不景気のせいにしているだけと西寺、社会を一喝。「LOVE TOGETHER」までは世の中は汚れているから自分ぐらいはキレイな歌詞を作ろうという意識が働いていた。が、現実は世の中が汚れすぎているので、自分も汚れた部分を見せる必要があると感じている。






7月7日OA



野田太郎&南雲正明&西木ジョン栄二(GIANT STEP)

やたらにテンションの高いジャイアントステップの3人がゲストで登場。メジャーデビュー直後の2月に番組にメッセージを寄せた野田太郎。それが遠い昔の話のように思える。他のメンバーは岸本とは初対面。野田&南雲が25歳で西木が24歳というメンバー構成。
南雲は3人の中では一番おとなしそうなのに、キャラを作っているのか見た目以上によく喋るらしい。

7月5日には1st Al「SOUND AFFECT」をリリースしているが、この1曲目で先行シングルにもなっているのが「スケリッグマイケル」。なんじゃこりゃ?というタイトルだが、これはアイルランドにある世界遺産の名前。ジャイステなりに世界平和を願いつつ歌にした。
簡単につけたように思われるバンド名もメンバーがそれぞれ10個ぐらいの案を持ち寄って、消去法で残った「ジャイアントステップ」をバンド名に採用した。
アーティストになりたくて福岡から上京したのが20歳の頃。野田と西木が福岡から一緒にやってきて、メンボ募集でひっかかった南雲を呼び込んでバンド結成。南雲は群馬県出身。東京と群馬は近いから"上京"とは言っても野田と西木の上京とはちょっと違う。野田「音楽に対する根拠のない自信」が福岡から東京へと向かわせた。

バンド結成は1995年。はじめは東京での活動の仕方がわからなかったのでつまづいたりもした。そんな中でもガムシャラにライブ活動をしながらやり方を覚えていった。当初のジャイステが目指していたスタイルは「ギターがカッコよくて日本語で歌っているバンド」。
この5年間のうちメシが食えない時期もあった。西木と南雲はかなり貧困な食生活を経験している。南雲は今でこそベビースターがおやつになっているが、一時期それが主食になっていた。
インディーズ時代からそこそこの観客動員を誇っていたジャイステだが、今でもどんどん増えているライブ観衆を見ていくのが楽しいらしい。

「SOUND AFFECT」に対して並々ならぬ自身を見せる野田。兄に聞かせても「最高傑作だ」との感想が返ってきたらしい。「これを聞いたら他のアルバムなんか聞けない」とまで言いきる自信作。
今後はよりよい音楽を作っていくことを目標にしていく(西木)。今はイケイケ状態なので行けるところまで突っ走る。

普段、音楽以外ではディスコ(笑)。ちょっと前までベルファーレで踊っていたが、目下のところ野田はパラパラを練習中。南雲「BGMはマカレナで」。パラパラを踊りながら将棋を指しつつな日常。

関西でのライブは7月10日に光明アムホールで。このライブは「SOUND AFFECT」を持っていけば入場できる。8月10日Zepp Osakaでの「ロックロックこんにちはver.4.0.HYPER」にも出演予定。主宰のスピッツからお声がかかり出演決定。





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