8月25日OA



 
曽我部恵一&田中貴&丸山晴茂(サニーデイ・サービス)
 
約1年ぶりに曽我部恵一率いるサニーデイがゲストで登場。曽我部は明日26日に29歳の誕生日を迎える。ついでに26日には直枝政広(CARNATION)の誕生日。28日は鈴木慶一(ムーンライダース)、石坂マサヨ(ロリータ18号)が29日、オセロ中島も26日。このへんに有名人の誕生日が固まっている。トーク序盤で林家ペー並の誕生日記憶力を披露。曽我部は最近飛行機に乗るときに年齢を聞かれるときに、「何歳だったっけ?」と考えることがある。
田中&丸山はEZM初登場。以前にも「田中は写真映りがいい」と曽我部が言っていたこともある。地方では珍しい3人でのプロモーション。7月26日にはマキシ「魔法」、9月20日にはAl「LOVE ALBUM」がリリースされる。

先の「SUMMER SONIC」ではサニーデイは大阪のみの出演だったので、2日目も居残って、くるりやジェームズ・ブラウンを見た。

曽我部は自分が30歳になる事に関してはどうも思わないが、他人が30歳になるところを見ていると痛々しくて仕方がない。そんんあ中、今年で丸山が30歳になる。丸山は見た目は30歳に見ないが髪がパサパサになってきたり確実に老化現象が出ている。
丸山が歳を感じることは「物忘れが激しい」こと、に対して曽我部は「グラビアアイドルの区別がつかない」こと。優香以降のグラビアアイドルは見分けがつかないらしい。まさにおっさんの典型的症状。
サニーデイはおニャン子世代なので、メンバーの顔と名前は全て記憶していたが、今となっては「顔が同じでわからない」とその当時言っていたサニーデイよりちょっと年上の世代とまったく同じ立場になっている。

サニーデイはゆるゆるで楽しくやっている反面、「もうちょっとちゃんとやれよ」的な圧力がある。制作現場ではそんな空気なのかもしれないが、ここ最近の曽我部の言動を追ってみると、時には毒のあることを言ったり時には批判をかましたりと、けっこう雑誌には載らないところでいろいろ言っている。

Al「LOVE ALBUM」には13曲収録。以前「夜のメロディ」をEZMで流したときリスナーから「曽我部の世界はエロい」という手紙が来た。これを聞いた曽我部はエロの世界があることを肯定。
アルバムリリースに伴いホールツアーを行い、それからライブハウスツアーを決行する予定。去年の年末に大阪厚生年金大ホールでやったライブは大成功。イス席がある場所で見るサニーデイはまた違った雰囲気を醸し出していた。曽我部「座ってみていても全然結構です」。立って見ないとアーティストに申し訳ないと思いながら立ってみるのだけは止めて欲しいらしい。立つ・座るは各人の自由。友達と喋っていても構わない。学校みたいに規制するのは好きじゃないし、ハードコアはダイブしなさいとか強制はしない。曽我部「自分が心地良いと思うことを求めて、それをみんなで分かち合えばいいんじゃないかな」。

「LOVE ALBUM」宣伝用のアーティスト写真はコスプレ。その他、プロモーション販促材としてプロデューサーの一人として参加していた杉浦栄治が6曲ぐらいをリミックスアルバムを作成。それのジャケットがコスプレの写真。リミックス盤はほとんど海賊盤のノリ。
杉浦は思ったことを全部言うタイプなので、やっていて面白かったらしい。言うこと全てが言いか悪いかは別にして、これまでのアルバム作成では曽我部の独壇場だったこともあり、他の人の意見がポンポン飛び出してきたのでこれまでのアルバム作成とは一味違った。

マキシ「魔法」は曽我部曰く「絶対にカラオケでウケない曲」。マキシの方にはヴァージョン違いの「魔法」が数曲入っている。自分たちでリミックスしたらアカペラも入れたくなってきて、他人にもリミックスしてもらって…とやっていたら曲数が増えていった。

ライブは10月13日(Fri)に大阪厚生年金会館大ホール、10月16日(Mon)は京都会館第一ホール。チケットはすでに発売中。10月6日からスタートするツアーは11月の末まで続く。2000年は最後までツアーで終わる。
サニーデイの中では田中が一番、サニーデイを仕事として捉えている。だから遅刻もしない。一方、曽我部はサニーデイを遊びと捉えているから遅刻し放題。自慢して言うことでもないが、遅刻をして悪びれない。丸山もふざけてやっているので曽我部が遅刻しても何にも思わない。曽我部「オレ、田中が迎えに来ないと取材に行けないもん」とぐうたら発言。もはや田中は曽我部のお兄さんになっている。

サニーデイの所属している事務所は何を言っても許されるのだが、某大手レコード会社なんかになると、発言禁止ワードなんかがあったりしてかなりやりにくい。例えば「フリッパーズギターの名前は出すな」とか。髭なんか生やして遅刻なんかしようものなら給料はもらえないかも。




8月18日OA



 
石野卓球&ピエール瀧(電気グルーヴ)
 
7月19日に「イルボン2000」をリリースした電気グルーヴがゲストで登場。

「どんな夏でしたか?」→瀧「お盆が最高でしたね」。先祖が落武者と言い張る瀧。落武者に子孫がいるのかどうかは置いておいて、現在東京では地震が流行っている。ドラゴンアッシュか地震かというぐらい。サザンの「TSUNAMI」次は「JISHIN」だと「カフェ・マグニチュード」で教えられたらしい。
今年のフジロックも出演した電気。今年は出演者が全員無事だったという快挙を達成。観客動因も150人と前年比150%。一部では出演者の方が多かったという情報もある。

アルバムタイトルの「イルボン」は「テポドン」と同じ意味。相変わらずの電気ペースで進んでいく。

今日の電気の2人はどこかおかしいとツッコミを入れる岸本に対して、卓球「変?顔がですか」。卓球がいうにはわざとインパクトのある顔にするため焼きゴテで整形しているらしい。どうでもいい話だが高須クリニックの院長は自分の顔を整形した。瀧「ブラックジャックじゃないですか」。DIY精神あふれる院長。

「イルボン2000」は「VOXXX」リリース後のツアーから17曲厳選してライブ盤に仕上げた。プロモーションCD配布から始まった今回のプロジェクトもこのライブ盤を持ってひとつの区切りになるのか。
Zepp Osakaでのライブは大盛況だったらしい。熱演熱演また熱演で3時間の長丁場。瀧「あれはお客を入れてから3時間ですから」→卓球「体感時間は2〜3分」と言いたい放題。結成25年(笑)の電気初のライブ盤は基本的にはZepp Osakaでのライブテイクからだが、どうしても足りない部分は他のライブ盤から勝手に拝借。BOROの「大阪で生まれた女」も入っているし、昔の曲(「青い山脈」や「ラバウル戦火」)も当然入っている。

今回のライブ盤はそんじょそこらのライブ盤と違って、編集をしているのでライブに来た人が聞いても「あれ?ライブと違う」と思うような作りになっている。卓球「曲も違うし歌っている人も違う、CDまで違う。矢井田瞳って書いてある(笑)」。
膨大な音源の中から選ばれた17曲だけあっていろんなものが詰め込まれている。

去年に引き続いて開催される「WIRE '00」には世界各国からアーティストが参加する。日本では屋内で1万人規模のテクノイベントがないので、ヨーロッパのようにそれをやりたいと思ったのが始まり。屋外ではRAINBOW2000などが行われているが屋内イベントでは前例がない。想像していたよりも観客が集まったので大成功といえる。
こういった屋内テクノイベントが盛んなのはベルギーやドイツなど。ベルギーだと10日連続のイベントとかもあるらしい。参加しても4日目ぐらいでお腹一杯になる。年齢層も幅広いので日本でいう所の盆踊りになる。まさにハードコア盆踊り(卓球)。

「WIRE 00」は9月2日に開催されるが、基本的に去年と一緒で開演18時で終演6時の12時間ぶっ通しイベント。関西からのバスツアーも予定されている。瀧「ボクが運転します」とドライバーをかってでる。
「WIRE 00」の後は電気としての活動はなく、別ユニットで活動する予定。卓球は「KUWATA BAND」を結成して桑田真澄をボーカルに迎えクワガタのコスプレで演奏する予定。





8月11日OA



 
マサヨ&キムリン&エナゾウ&アヤ(ロリータ18号)  
久々にロリータ18号がゲストで登場。ゲストで来るのは「Toy Doll」をリリースしたとき以来か。今年に入り日本・アメリカ・ヨーロッパとツアーをこなしてすでに70本のライブを消化している。7月26日に「副隊長」と「ライブ 1995-1996」をリリース。ライブ盤の方はベンテンレーベル在籍時の音源を収録したもの。

ロリータ18号の隊長はやっぱりオードリー木村になるか。今回初めてミニアルバムでのリリースになったが、アルバムにするには曲数が足りず、シングルにするには曲数が多いのでミニアルバム形態になった。2月から4月は「Toy Doll」レコ発ツアー、その後テキサスに渡り「S×SW」に3回目の出演を果たした。今年は日本からの参加バンドが多く、ロリータ18号のほかにもナンバーガール、マミーザピープショウ、スプージーズなどが出演した。アメリカ(というよりテキサス)では人気が徐々に出てきたのか、ライブをやるたびにハコがでかくなっている。
「S×SW」では「ジャパンナイト」もあったのだが入場制限が行われるほど人が集まり、「行列のできるうまいラーメン屋」状態になっていた。ロリータ18号のメンバーも入ろうとしたら止められる始末。キムリン「出演者なんですけどー!って叫んで入りました」。

海外でのライブも日本でやっているのと大してかわらない。日本代表としてパフォーマンスする気持ちは毛頭ないが日本語でライブをやる。ヨーロッパでメジャーデビューしてしまった関係で初のヨーロッパツアーが実現。1ヶ月で21本のライブをする殺人的スケジュールをこなした。ドイツのレーベルから「ヤリタミン」が発売されている。
ツアーの形式はオルガ(Toy Dolls)がオススメする「ザ・ベイツ」とともに回った。5月のレコ発ツアーでも大阪でベイツはライブをやっているが見た人にとってはかなりの衝撃だったはず。
ヨーロッパで回ったのはドイツ、オランダ、オーストリア、スイス、デンマークと主要都市を外したツアーになった。飛行機が苦手なマサヨは大変だったらしい。

「これまで回った国の中でよかったのは?」に3人とも「日本」との回答。エナゾウはアメリカに行ったときにシアトルに住みたいと思ったが、日本に戻ってきたらやっぱり日本が一番だということに気づいたらしい。

「ロリータ18号ライブ」には1996年3月26日下北沢シェルターにおいて演奏した「ANRKY IN THE U.K.」も収録されている。ライブで一度しかやったことないのになぜか収録。このライブ盤にはMCまで収録。マサヨ「これが一番の聞き所かもしれないですネ」。4年前のMCを聞くと初々しい。東京のライブで大阪のライブの告知をしたり、客から「行けねーよ!」と野次られたり、キムリンが「じゃあ来なくてよし!」と一喝したり。
ちなみに「ANRKY IN THE U.K.」を演奏したシェルターにおいて東京牛パラダイスオーストリアに出会う。最近は忌野清志郎とやったり間寛平とやったりいろんな人とコラボレーションしている。

現在ロリータ18号は11月発売予定のアルバムのレコーディング中。「TOY DOLL」に続きオルガがプロデュースしている。さらには9月下旬には海外ツアーの様子を収めたライブビデオが発売される。「アメリカ珍道中」なみの爆笑オフショットも入るらしい。
そしてなぜかファッションブック「F18」も発売していた。バウハウスより発売している。発売中なのに発売していることをメンバーの誰も知らなかった。

ロリータ18号が所属しているシスターレコーズよりオリジナル携帯ストラップをプレゼント。FAXは06-6229-7671。E-mailはezm@fmosaka.co.jp。ハガキは〒530-8285 FM大阪 EZM「馬車馬のように働きすぎ、ちっとは休ませたってくれへんかねぇ」係まで。





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