ソティス女神(ソプデト女神)
天狼星シリウス(おおいぬ座α星)を神格化した女神。 頭に星を持つ女性、あるいは、二本の長い羽根が先の尖った一対の鋭い角で囲まれた被り物を被っているエジプト風の服を着た女性として表現される。 また、大きな犬として表されることもある。 アビュドスで見つかった第一王朝の王ジェル(紀元前3000頃)に描かれた最古の表現では、角の間に植物のある雌牛がうずくまった姿で表現されている、植物が年を象徴するものであることから、エジプト人は紀元前3000年初頭すでにシリウスのヘリカアル=ライジングと太陽年の始まりを結び付けていた可能性があるという指摘もある。 ソティスは古い星の神であるが、非常に早くからイシスと同一視されてきた。 これは、オリオン座が天空に描かれたオシリスの像であるとされた信仰によって容易に変化していった結果と思われる。 |
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