エジプトで発掘されたものは、こんなところで見ることができます。
先ずはエジプト考古学博物館から・・・
エジプト考古学博物館
- 住所
- Mariette st. Tahrir Sq.
- 開館時間
- 毎日9:00〜17:00
- 休館日
- 金曜日 11:15-13:30(礼拝の為)
- 概要
- 1851年、フランスの考古学者オーギュスト・マリエット(1821-1881)により、カイロ市内のブーラーク地区に倉庫を借りて作られたのが最初。1891年にギザに移転、さらに1902年に現在のカイロの中心地であるタハリール広場に面した位置に移った。
博物館は2階からなり、一階は時代、王朝別に、二階は種類別に展示されている。
二階には、有名なツタンカーメン王の黄金のマスクを初めとした、ツタンカーメン王墓からの発掘物が展示されている。
ともかく、収蔵品が豊富、全部見きるにはどれほどかかるのやら・・・
フランス人の建築家マルセル・ドゥルニョンによって設計されたという博物館の建物自体の外形も美しいので、正面玄関前のパピルスと、ロータスの池の付近でくつろぐのもまた、良い。
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ツタンカーメン王の黄金のマスク |
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狩りをする王など |
黄金の神像群 |
コプト博物館
- 住所
- Mari Girgis st.
- 開館時間
- 毎日 9:00〜16:00
- 休館日
- 金曜日 11:15-13:30(礼拝の為)
- 概要
- オールド・カイロ(地下鉄マリ・キルギス駅前)にある。
1920年、シマイカ・パシャが個人的に収集した芸術品を公開したのがはじまり。
コプトとは、元来はエジプトを表す言葉であったが、一般にはエジプトなどで信仰されている原始キリスト教のことを指す。オールド・カイロ(現在のカイロ市街南部)には、4世紀末から5世紀初頭に建立され10世紀に債権された聖キルギス協会をはじめ、古いコプト協会が多く残っている。こうしたコプト教を信じるコプト教徒の美術が、総称してコプト美術と呼ばれる。
コプト博物館では、コプト織りと呼ばれる羊毛や麻で製作されたつづれ織りの壁掛けなどを見ることができる。
なお、現在でもコプト教徒は100万人以上いるといわれている。
(通常のツアー等ではなかなかコースに入っていないところですが、これもまたエジプトの顔。
なお、聖キルギス教会は、エジプトに逃れてきたという聖家族-ヨセフ、マリア、幼子イエス-が匿われたという地下礼拝堂の上に建っている。)
ルクソール博物館
- 住所
- Corniche el-Nil
- 開館時間
- 冬16:00〜21:00
夏17:00〜20:00
- 概要
- 1975年に開館された、クルナ村を含むルクソール地区の遺跡から発掘された遺物が展示されている。
その土地で出土したものをその土地で保管、公開するという原則のいかされた博物館。
なお、夕方開館するので、日中の観光後のひとときを、スロープで構成された館内で、ゆったり過ごすのに良いところでした。
グレコ・ローマン博物館
- 住所
- Gamal Abd st. El-Nasser
- 開館時間
- 毎日 9:00〜16:00
土曜日 11:30-13:30
- 概要
- アレキサンドリア市のほぼ中心部にある。1891年に設立されアレキサンドリアで発見された遺物が4000点余りも収蔵されている。収蔵品の大部分はグレコ・ローマン時代のもの。
アレキサンドリアはまだ、行ったことがありません。どうも、グレコ・ローマン時代になってしまうと、かなり私のもっている、”エジプト”という雰囲気とはものが違ってきてしまうようで・・・でも、海産物がおいしいらいので行きたいには行きたいアレキサンドリア(^^;)
<<付録>>
その他の国でエジプトに出会える博物館、美術館
※(”「旅する21世紀ブック」望遠郷 14 エジプト(同朋舎出版)”を参考にしました。)
なお、順番は私が行ってみたい順です・・・何れも行った事がないのです。
- イギリス
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- 大英博物館
- 世界でも5本の指に数えられる世界最初のエジプト遺物コレクションを所蔵。
代表的な展示物といえば、ロゼッタストーン。また、アニの書、リンド数学パピルス等、重要なパピルスも所蔵
- フランス
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- ルーヴル美術館
- あのシャンポリオンがエジプト古代美術部門の初代主任学芸員。 あぐらをかいた書記坐像他、充実。
- ドイツ
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- ベルリン・エジプト博物館
- なんといっても、有名なのは、片目が入らぬままのネフェルティティの胸像。 ティイ王妃(アクナテン王の母)、アクナテン王の頭部像などもみることができる。
- イタリア
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- トリノのエジプト博物館
- カイロのエジプト博物館に次ぐ重要なコレクションを持つという。
- フィレンツェ国立考古学博物館
ヴァチカン・エジプト博物館 その他各地にエジプトの出土品を所蔵した博物館がある。
- アメリカ
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- ニューヨーク・メトロポリタン美術館
- 1906年にエジプト部門設立、またそのころアメリカのエジプト調査団派遣が開始され、彼らによる発掘調査の出土品が収蔵された。
デンデラ神殿の復元物もある。
- その他
- ブルックリン博物館、フィラデルフィアの大学博物館、他アメリカ国内の各地にエジプトのものを所蔵さいた博物館はある。
- オランダ
- ライデン博物館
- ベルギー
- ブリュッセル 王立美術・歴史博物館
- オーストリア
- ウィーン クンストヒストリッシュ博物館
- 日本
- 京都大学考古学博物館