燃料ポンプ交換

車:THEMA(ワゴン)
日時:2010年9月19日
燃料ポンプおよび燃料タンク内のホースを交換した。
※本当は試行錯誤をしたが、最終的に”ここを直した”という部分を整理した。


◆燃料ポンプASSYの取り外し

・スペアタイヤ下の成型カーペットを取り外し、赤丸の黒い蓋を取り外す。


・赤丸内,電源のコネクタ,燃料ホースの抜け止めブラケットを取り外し,燃料ホースもこじりながら抜き取る。
・白いリング状の固定ナットを,凸部にドライバーなどを当ててコツコツ叩きながら緩める。


・こんな形状のASSYで取り出す。形状から判るように、斜めに抜きさす感じであった。
※写真は新しいポンプを組んだもの。


◆古い部品の状況



・ポンプ固定用のゴム部品はこのように溶けかかっていた。


◆新しいポンプ






※少々調べたところ、下記の内容のポンプ本体とマウントゴム部品のように思う。
http://www.meat-doria.com/product_meat/76195
WEBのセットは取付け用のホースや端子もセットになっているが、今回購入したものは上記の二部品のみのセットであった。


◆新旧比較





・ポンプ自体の大きさが違う
・吐出部分の形状が違う
・電気端子の形状が違う
※念のために購入元に問い合わせたが、「メーカーからは該当品として出ている」ということで使用することにした。


◆組み付け









・電気端子を交換
・ポンプ吐出部分のホースを交換






・これで取り付けてみた。しかし、始動不良は解決しなかった。


◆燃圧測定

・整備マニュアル通り,プレッシャレギュレーターより前の部分に燃圧計を取り付けた


・アイドリング中の圧力
※規定値は294kPa(≒3.0kg/cm2)。エンジン停止と同時に燃圧は0になった。


◆ポンプの吐出圧力

・新しいポンプ


・古いポンプ
※実は燃料ポンプは正常であったようだ


◆本当の不具合の原因

・赤枠内のホースの亀裂で燃料の保圧が出来ていなかったの原因であった。








・このように、繊維メッシュの内側のゴムホースには大きな亀裂が入っていた。


◆亀裂が入っていたホースも交換



◆測定

・アイドリング中も、エンジン停止直後も同様に290kPaの燃圧が出ていた。
※マニュアルによる


・そもそも、エンジン停止時の燃料の保圧が出来ていない事から、最初は燃料ポンプ自体ン逆流防止機能が壊れたのではないかと推察した。
 最終的には燃圧を測定して、
「エンジン停止直後に燃圧が下がる」
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「燃料は外部に漏れていない」
 ↓
「燃料はタンク内に漏れている(過大に戻っている)」
 ↓
「燃料ポンプASSYのホース」
という考えに至って、ホースの亀裂にたどり着いたが、当初から症状を冷静に判断していれば、同様のホースもっと早くたどり着けたと思う。反省。





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