2000年11月の修行日記
2000/11/30
同僚がもっているいわゆる「緑本」に目を通してみたのだが……思ったより難しい。解けない。600ページ近いトレーニングキットを読んできただけに、多少の自身はあったのだが。にもかかわらず、一方では、2週間の勉強でやすやすと取得してしまう人も多いらしい。
いままでもっと努力すれば、もっと工夫すればと信じてやってきたが、どうやら根本的なところで、私という人間はダメらしい。
MCPだけではない。ほかのところでも、やることなすこと、裏目に出るこのごろ。
人事部より、年末調整の報告書の提出を促す全社メール。……私はそもそもそんなものもらってないが、と思って周囲の同僚たちに尋ねたところ、みんな既に自分の名前が入った用紙をもらって提出済みとのこと。慌てて人事に行って尋ねる。
人事「ん、HさんやSさんには手渡したけれど、そういえば君には渡してなかったな。じゃあ、今渡します。……ええと、……見当たらないな。」
玲音「あ、あたし、あたし、リアルだよ。あたし、生きてるよ。あたし、ここにいるんだよ……どうしてこんなことになっちゃったのかな。あたしが何かしちゃったのかな。そういうことにならないようにって、いつもあたし気をつけてたのに。変なこと言っちゃわないか、いつも気をつけてたのに……そうなのかな、やっぱり。あたしが肉体を持ってちゃいけないのかな。」
ありす「そうよ、玲音。あなたはReal Worldには必要がないんだよ。」
"serial experiments lain, layor:10 love"
「もうもたないか」、ふとそんなことが頭に浮かぶ。明日の朝、起きられるかな……
2000/11/29
今日は健康診断。血圧が89-48だって? 「…ちょっと低いですね」と看護婦さんがもう一度測ってくれたが、今度は91-51。どうやら慢性的低血圧らしい。体重は55.3K。肥満率マイナス13%。
プレゼンの資料を作るのに悪戦苦闘していると、先輩から「イメージがまとまってないのに焦って作っても、うまくいかないよ。」といわれる。「うーん、でも会心の出来とまで言えなくても、とにかく形にしないと……」と答えると、「5割でいいとしても、その5割のイメージができていなくては、間違った方向に行くだけだよ」、とのこと。……なるほど、おっしゃる通りです。
それにしても、疲れた。やはり体が弱いのか。
2000/11/28
いろいろな意味で負荷が高まりつつある。狭い意味での仕事においてもそうだし、プロジェクトプレゼンの準備においてもそうだし、プロジェクトメンバー用のPCセットアップとか、MCPの勉強などでもう忙殺ぎみ。
2000/11/27
私のドキュメントはくどくど文章で書きすぎていてわかりにくいらしく、もっと図を使ってうまく説明しろと言われる。
大学にいたときよりも、ドキュメントのわかりやすさは厳しく問われる。
2000/11/26
今日もほぼ一日中勉強。あと年末プロジェクトプレゼンの準備も少し手がける。面白い構成が思いつかない…… だいたい今日は、勉強も仕事も放棄して"lain"の余韻にひたっていたかったのに、好きではない(がクリエイティブな)作業なんてできるはずないのだ。
その"lain"だが、なかなか単純化を許さないシナリオである。Real Worldの「玲音」は内気で無口な女の子だが、Weirdにコネクトしたときは、活動的で勝気な「レイン」として振舞う。しかし物語はReal World対Weirdという二元論では割り切れない。Weirdには「玲音」がコネクトする以前から、彼女の名と姿をもつ"lain"が住んでおり、見る人によってその"lain"は、卑劣な覗き屋であったり、派手で「イッちゃってる」女の子だったり、ストーカーであったりとさまざまな人格をとる。あるいはその数だけの"lain"が存在している。さらに「見る自己と見られる自己は違う」とか「人格は、見る人によって異なる」といったテーマ(だけ)がこの作品の主題というわけでもない。"lain"が危険な存在であることを知った「玲音」は、周囲の人々から嫌われることを恐れ、自らと「レイン」、そして全ての"lain"を、Real WorldとWeirdから消去してしまう。ところがその後も、自分がいなくなった世界を彼岸から眺め、悲しみ、「ではこの私は誰?」と問う彼女がなお残り続けるのである。そして全てを新たに創めようとする歩道橋上のラスト・シーン。かつて「玲音」の級友であった少女、大人になった彼女に再会し、「はじめまして……はじめまして、だよ」と答えるところに絶望からの救済が暗示されるのである。
2000/11/25
一日中会社でMCPの勉強。深夜帰ってから"lain layor:13"を観る。すばらしい終わり方。いつか解説します。今日はとりあえずおやすみ。
2000/11/24
FB入出金について、データベースシナリオを作る。ここからが仕事も勉強も正念場。
2000/11/23
勉強・仕事するぞ、と気合を入れて会社に出たが、ついネットサーフィンなどして時間を無駄にしてしまった……まだトレーニングキットがたっぷり残っている……どうする?
2000/11/22
今日もERA研修。
会社で研修のテキストをコピー中、共立出版の「bit」を拾い読み。ハイレベルなコンピュータサイエンス誌。
今日の「lain」より、
男「Weirdで、俺たちがこうやって情報をやりとりできるのはどうしてか知ってるか?」
玲音「ハッ、あたしをテストしてるってわけ? IPのことを言ってるんだったら…」
男「ハッハッハ…すまん、そうだ。われわれにとってプロトコルは、その存在を普段気にすることがない。しかし、今のプロトコル、6世代目も、データのスループットを筆頭に頭打ちになってきている。」
玲音「第7の……プロトコル…」
男「そう、第7のプロトコル。それをインフラ化しようとしているのは企業だ。プロトコルを支配することは、Weirdを実質的に経済面で支配できる、ということだからだ。それに対する妨害は執拗らしい。」
1998年の放映当時、そのネットワークに関する深い造詣について月刊アスキー等で話題になっていたが、やはりハンパじゃないですね。いつかまとめて論評してみたいと思います。
2000/11/21
ERA(Extended Relational Analysis)の研修を受けに飯田橋の日本NCRへ。
交差点、一方では社会・経済の順調な運行の、他方では従順で蒙昧な大衆のモチーフ。
昨日に続いて今日も祝福を受ける。しかしあたかもそのことによって自分に課せられるような、責任のようなものを感じて居心地が悪い。私は祝福に値しない人間なのに、などなど。
日ごろ付き合いが悪いし、気が利かない、コミュニケーション能力に欠ける私の誕生日を気にかけてくれる皆は桁外れにいい人だ。
それだけに期待を裏切ることを恐れる。
私の場合、やはり仕事以外に趣味の時間がほしい。手がけたいことはいろいろある。
だがそうとはいえ、1日5時間しか眠らないというのは嫌だ、というより無理だ。となるとその分仕事に回す時間を減らすしかない。ここで私の生産性がずばぬけて高ければ問題ないのだが、悲しいことにそうではないのだ。
2000/11/19
マザーボード(MSI K7T-PRO2)にCPU(Duron700MHz)、メモリ(PC133 128MB)を買って中身を総入れ替えしたおかげで、更新が再開できるようになりました。
しかし今度はDVDが動きません。CD-ROMやCD-Rとしては問題なく使えるのに、おかしいなあ……
リコーのHPに行ったところ、どうやらKT133のチップセットと相性が悪いらしい。修正ファームウェアをあてて、見事に問題解決。
というわけで、さっそく"lain"のLayer:03 04 05を観ましたよ。奥が深いです。なかなか気楽に観れるものではありません。
"SE? System Engineer?"
"No, Serial Experiments!"
2000/11/5
この世界はね、玲音(レイン)。
Real Worldだろうが、Weirdだろうが、
人間は皆がつながって、そして社会が動いてる。
……というわけで、待望の「serial experiments lain」のLayer01、02を見ました。ストーリーについてはまだこれからというところでコメントできませんが、主人公のキャラはよく描けています。多用される電信柱、高圧線のモチーフは何? あと中学校でC言語教えるか?普通(笑)。
2000/11/4
渋谷のゼンモールでスーツ買う。その後家で新ケースにPCの中身を移植するが……
Saoore! うるさい音がそのままだ!
騒音の原因は電源ファンではなく、CPUクーラーのファンだったのだ! なぜ気づかなかったんだよ! 俺のバカ!!
泣く泣く秋葉へCPUファンを買いに行くもなかなか適当なものが見つからない。
この件に関しては引き下がるか、と思うがどうにもこうにも気持ちがおさまらないので、しかたなくRICHOのCD-R/RW&DVD-ROMを\36,800で購入!(←バカ)
帰っていったんフルート教室に行き、戻ってさっそく取り付け。(もちろんフルートはまじめにたのしくやりましたよ。^^;)
うーん、DVDがあまりなめらかではないな。やはりマザーを買い換えるしかないか。そうすればファンの騒音も自動的に解決するし。
2000/11/3
掲示板の常連、その他のメンバーを交えてOFF会。まずは掲示板で持ち出されていた提案に従って、蕎麦を食べに行く。本わさびのきいたいいところでした。
友人GはCとアセンブラで制御系のプログラムを書いているらしい。OSを使わずに、レジスタを1ビットずつローテートさせる緻密な作業だ。
秋葉原でアルミのPCケースを探す。やはりアルミは3万円から4万円あたりが相場らしい……とあきらめかけていたところ、ツクモでオリジナルのアルミケースが16,800円で販売されているのに出くわす。静粛性では星野金属製に劣るが、代理店を通していないので他のケースよりも安いという。
まあいまより静かになればいいか、ということでそれを買って帰る。
2000/11/2
ふとしたことからプロジェクトメンバーの間に不和が……、皆それぞれストレスを抱えているせいか。いまこそ困難に対して力を合わせねばならないときなのだが。
帰宅してから友人とつい長電話してしまう。相手は迷惑に思わないまでも、なんとなく奇妙に思っているかも。会社ネタは大学院生である彼女にとってなじみがないし、つい暗くなりがちだから、あまりよくないと分かってはいるし、赤提灯で愚痴を吐く中年サラリーマンにもなりたくないのだが。
2000/11/1
雑用に煩わされることなく落ち着いてERDを考える。脳が疲れるがパズル的な面白さを堪能する。モデリングがうまくシナリオにのったときは、それはもう、子供がブロックで城砦を組み上げた時のような満足感がある。というわけで今日も午前帰宅。
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