2003年11月の修行日記


2003/11/22
 フルート・レッスンに行く。このために東京に舞い戻ったようなものだ。
 それからフーコーを読んで一日が終る。
 明日からまた札幌に抑留され強制労働の日々。今度戻るのは多分12月になってから。鬱だ……


2003/11/21
 7:50に昨夜のバッチ処理結果を確認しにオフィスに来ると、チームリーダーのT氏しか来ていない。
T氏:「おっ、早いね。朝とか夜とか強いの?」
私:「いえ、弱い方です。」
T氏:「(笑って)そうか、無理してる? そうだよなあ、半分徹夜で仕事するために札幌に来たわけじゃないのに、これだと通勤時間を削って働くためだけに来たような形になっているからなあ。でも君が入ってからうちのチームの問題解決力があがったよ。本当に助かっている。早く落ち着いて皆で鍋を食いに行きたいよ。」
 こうやって労をねぎらってくれるT氏だが、この間私が日曜日に休んだときは、他のメンバーに「仕事がひとりで終らないなら彼を呼び出せ」と指示していたらしい。(結果として呼び出されなかったが…)
 リーダーというのは、こういう「メリハリ」をつけなければならないのだろうか。

 状況は深刻だが、無理して帰ることにする。21:10の飛行機に乗り、深夜に帰宅。


2003/11/20
 6月まで働いていた消費者金融のプロジェクトに比べても、こちらの流通のプロジェクトの方がよりデスマーチ度が高い。
 労働時間は1日16時間から18時間。休日もなく、メンバーの7割は一ヶ月以上自宅に帰れず札幌に缶詰になっている。
 そして仕様をお客さんにあらかじめ確認するということが少ない。とりあえず「多分こうだろう」という感覚で作ってリリースし、(案の定)ユーザーからクレームが来て初めて仕様の確認に入るケースが繰り返されている。

 夜23:20ごろ、同僚から電話が入り、急遽バッチプログラム修正とそのリランを指示された。
 非常識な指示だとは思いつつも、なんとか作業する。
 終えたのは深夜1:10。明日は8:00に来て結果を確認せねば……


2003/11/19
 なにしろ北海道らしい経験をする暇がないので写真の撮りようがないが、何もないというのはさすがにまずいので、2枚ほど掲載します。
午前帰りでへとへとになってたどり着いたホテルシェラトン。クリスマスツリーがイタイ。
朝もやの新札幌。ホテルシェラトン札幌25Fより撮影。


2003/11/18
 札幌の寒さは想像したほどではなく、東京の2月あたりの感覚だ。雪も積もっていない。
 しかし仕事の厳しさは想像通りで、初日なのに日付が変わるまで働いた……
 帳票の数値検証を行うということで、まずは顧客の経営企画部に行って現行帳票をコピー。しかもホスト用高速ラインプリンタが出力した連帳用紙をミシン目に沿って切り離すところからはじめなければならなかった。CSV形式か何かの電子データで受け取れば、検証作業の効率はずっと高くなるのに、どうしてこうなってしまうのか? ウソのようだが本当の話だ。


2003/11/17
 明日より札幌に出張のため、土曜日まで更新できなくなります。ごめんなさい。
 その代わりと言ってはなんですが、写真を撮ってくるつもりです。どうやら雪が降っているらしいです。
 そしてデスマーチの究極形態を目の当たりにするでしょう。怖いもの見たさも少しありますが、やはり怖ろしい…


2003/11/16
悩んだってムダよ。けせら・せら〜 (せら、せら)
明日なんていつも、なるように〜 (なる、なる)
『けせら・せら』明日のナージャED
 暖かいので砧公園まで足を伸ばしてフルートを練習する。
 いきなりアップテンポの曲を吹こうとすると、フィンガリングが雑になるし、音質も悪くなる。まずはソノリテから入るのが一見迂遠にみえて実は曲をきれいに演奏するための近道ということがようやく実感として分かった。
 その他フーコーを読み進める。伝統的な『法律的−言説的権力』とは異なる権力概念がいよいよ提示される。


2003/11/12
 本番と同様のシナリオテストをやりたい。だがこれまで何もかもぎりぎりで(というかはっきり言って締め切りに間に合わずに)進めてきたため、本番環境並みのプログラムやデータが揃っていない。完成した(整った)プログラムやデータを使って部分的なテストをしても、それでシナリオテストになるのか……
 という問題をチームメンバー間で21:00から23:00まで議論した。
 処理やデータの間の相互依存関係が網の目のようになっていて、至るところ落とし穴だらけになっている。約4年にわたる壮大な構想、『大きな物語』。それはハーバーマスが言うように『未完のプロジェクト(das Unvollendete Projekt)』にとどまっている。
 そしていまいましいことに、私は『大きな物語』が大好きなのだ。

 このホームページのメールアドレス宛に「SQLUSA」なるところからMicrosoft SQL Serverの教材宣伝メールが届いたのだが、海外CCさくらファンの仕業だろうか。
 しかし『ORACLE MASTER さくら』掲載後、特にアクセス数の増加は見られない。訪問者の方々の趣味や嗜好がつかめず深々と落ち込む。


2003/11/10
 MERGE文や「SUM() (OVER PARTITION BY...)」句を読み書き。SQLでこんな便利なことができる(ようになった)のか、と驚く。
 しかしこれらの新しいテクニックは、逆説的にもオールドなメインフレームの世界を思い起こさせる。MERGE文のUSING句はCOBOLのMERGE文のUSING句にちなんで命名されたのではないか。「SUM() (OVER PARTITION BY...)」についても、処理内容は制御集団におけるコントロールブレイク処理に似ている。こんな保守反動的な気持ちになるのは、私のオヤジ化が進行している証拠だろうか。

 明日は8:00出社なので早めに寝ます…


2003/11/09
 9月以来、新生『テ経』の方向性を模索し続けてきましたが、この度やや大胆な新コンテンツを試験的に公開することにしました。その名も『ORACLE MASTER さくら』。萌え系のイラストを用いつつも内容は硬派という、毎日コミュニケーションズの『萌え萌えうにっくす!UNIXネットワーク管理ガイド』や『CPUの創りかた』に近い路線です。相変わらずイラストはフリー素材で芸がありませんが……
 導入がかなり唐突なため、IT業界人のみならずCCさくらに親しみがある人にとっても「??」な印象を与えてしまうと思いますが、さくらちゃん・知世ちゃんが小学四年生であるという設定からして、どうしても自然なイントロダクションを構成することができませんでした。
 内容としては、パフォチューの解説書などで取り上げられることの少ない一括更新処理をとりあげました。もともとこういう処理はメインフレームの得意分野ですが、知世が紹介している"/*+ BYPASS_UJVC */"ヒントは夜間バッチ処理などに使えばかなり威力を発揮します。またさくらちゃんの誤りの元ねたは、約5年の経験を積んだ技術者が犯したものです。そのためある程度は「おもしろくてためになる」コンテンツになったのではないでしょうか。みなさんぜひご感想をお聞かせ願います。
 『フルート・レッスン』を書くときも感じるのですが、自分が知っているつもりの内容でもいざコンテンツに仕立て上げるとなると、いろいろ分からないところが出てきて再勉強させられます。コンテンツ作成の意外な効用でしょうか……


2003/11/08
 出社だが疲れているので早めに帰って新コンテンツの作成に取り組む。


2003/11/05
「ねえねえ、聞いた? 昨日のレビュー会でお客さんからいっぱい変更要望が出たんだって。」
「えっ、ひどーい。断れないの?」
「うーん、いちおうマネージャーたちが対応可否の切り分けを行ったらしいけど、けっこうな数対応しなきゃいけないみたい。」
 ……といういう会話が耳に入る。

9月雇用関連統計〜企業の求人旺盛[大和証券SMBC]
 「観察されない労働参加意欲の盛り上がり」のグラフに注目。15歳以上人口の約40%は働かずに生きている!? まあほとんど学生と年金生活者だろうが……自分も早くこの中に入りたい。なお「就業者」や「労働力人口」の定義の詳細は、総務省統計局の「労働力調査に関するQ&A」が分かりやすい。


2003/11/03
 三連休連続出社でもうフラフラ……
 半年振りくらいにPL/SQL読んだが、MERGE文とか/*+ BYPASS_UJVC */ヒントとか、目新しい新技術を学べてそれなりに面白い。

 フーコーの『性の歴史T 知への意志』に取り掛かる。恥ずかしながら学生の頃読んでいませんでした。

MSX生誕20周年を記念して“MSXマガジン祭り”開催――11月30日秋葉原・アソビットシティにて
 『魔道物語 1-2-3』、『べーしっ君』、……何もかも、みな懐かしい。『テクナート名作4コマ』はないのか? と思ったが、あれはベーマガだったな……


2003/11/01
瓶詰妖精
 (注意!会社・学校で見ている方は不用意にクリックしないでください。)ランランラン、ラーラ……」 単調だが破壊力抜群なフレーズ、脳内で繰り返し再生される。



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