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2005年04月の日記

2005/04/30

■日記

 半年にわたる鹿児島出張生活についに終止符が打たれ、昨日東京に戻ってきた。

 あらかじめ予約を取り付けていた転職エージェントに会う。今後のキャリアパスとして、システムアーキテクトを選ぶのか、それとも業務よりのコンサルタントを目指すのかで迷う。かつてはどちらにせよ今の会社で十分実現可能と踏んでいたのだが、この頃不信感を強めざるをえない事件がいくつかおきている。


2005/04/24

■Weekly Precma Report by montague [テクスト経営システム主任研究員]

第12話 商売繁盛!高原のカフェへいらっしゃい
キャラクター★★★★☆
マーチャンダイジング★★★★☆
テーマ★★★★★

 中学三年生ともなると、毎日の生活はほぼ勉強と部活で埋め尽くされてくるのが普通なのだが、なぎさとほのかの場合、「その他の活動」がかなり大きなウェイトを占めている。

 具体的に「その他」の中身を見てみると、「第6話(ひかりのお使い)」、「第7話(なぎさの家事)」、「第8話(タコカフェ廃業?)」、「第10話(ケーキ工場見学)」、そして今回と職業教育、家事教育のモチーフが前面に出ていることに気づく。

 一般的には、職業と家事は互いに異質な営みだ。女性の生き方を取り上げてみても、専業主婦の家事中心の生き方とキャリアウーマンの仕事中心の生き方が対照されるのが紋切り型の構図だ。

 しかしプリクマ(プリキュア Max Heart)の世界は、料理や掃除といった活動を通して、職業と家事を連続的なものとして提示する。ここに新たなテーマの萌芽を読み取るのはあながち穿ち過ぎでもないだろう。

 高度成長期の日本社会では、勉強はもっぱら子供に、家事はすべて妻に、仕事は夫にのみ任せられていた。80年代になるとこのいびつな役割分業に異議が申し立てられ、女性が結婚後も仕事を続けたり、男性が育児を分担したりする動きが現れた。(ただし子供の活動に多様化の兆しがでてきたのはもう少し遅れてからのことだろう。)

 ところが男性、女性、子供の活動がそれぞれ多様化するにしたがい、一人当たりの負担はかえって増大し、忙しくなるという問題が現れた。

 無印のプリキュアは、仕事と育児と通学を並行してこなす現代のスーパーウーマンを体現していたが、それだけに大きなストレスにさいなまれ、しばしば「普通の女の子に戻りたい」とぼやいていたのだった……

 そこでプリクマ(プリキュア Max Heart)では、勉強・仕事・家事の間の壁を低くして(あるいは壊して)コンテクストスイッチの負担を軽くすることにより問題の解消を図ろうとしている。その効果があって、なぎさとほのかはかつてほどの深刻なストレスは感じていないようだ。

 もっとも活動領域間の壁を崩すことはある意味、(デリダ風の用語を使えば)「コンタミナシオン(汚染=混交)」あるいは「デコンストラクション(脱構築)」であり、一概によいこととは言えない。中学三年生の授業プログラムにケーキ工場見学を組み込むのはいささか呑気すぎると感じる教育関係者もいるだろうし、またアカネさんが家事手伝いという名目で未成年の少女を接客業に従事させているのは労働法違反だと指摘する専門家もいるだろう。

 一見ヌルい展開と見せかけて、実は挑戦的なテーマを設定していることを評価し、テーマの評価は5つ星とした。なぎさとほのかがエプロンを着けて呼び込み営業をしている姿もキャッチーだ。


2005/04/20

「人手不足」時代の足音 〜過剰雇用から少子化トレンドへの逆転[第一生命経済研究所]

 世間ではニート、フリーター問題が話題になっているが、実は既に若年労働力が不足する兆しが現れ始めているという。

 業種別でみると、サービス業でその傾向が顕著であり、その原因はサービス業は比較的若い人材を多く必要とするから、と分析されている。

 情報処理も飲食店も介護サービスも「サービス業」にひとくくりにしてしまうのには抵抗を感じるが、よく考えると確かに、いずれも長時間労働が常態化している産業分野だ。

 経済論壇では、日本の行く末はサービス業の発展にかかっているということがよく言われるが(このレポートは特にそういうことは言っていない)、そのインプリケイションは「日本経済の行く末は少数の若年層が長時間労働にどれだけ耐えられるかにかかっている」ということなのだろうか、だとしたらあまりにキビしい。)


2005/04/17

■Weekly Precma Report by montague [テクスト経営システム主任研究員]

第11話 大ピンチ!ハートをつないで一発逆転!!
キャラクター★★★★☆
マーチャンダイジング★★★★☆
テーマ★★★★☆

 先週に引き続いて調和をテーマとしながらも、効果的な構成でピリッとまとめた佳作。(やはりスポ根が入ると作りやすいのか……)

 ラクロスのシーンでは、「ゴーゴーベローネ、ゴーゴゴーゴゴー」の歓声と、あのブラスとバイオリンの掛け合いが悲壮感をかきたてるBGMが欠かせない。なぜか長いことあの曲のタイトルは『ラクロス魂』であると勝手に思い込んでいたのだが、正しくは『特訓(M66)』。練習ではなく本番でしか流れない曲にあえて『特訓』というタイトルがつけられているところが味わい深い。

 スタジアムでベローネのメンバーたちが力を合わせてプレーしているときに、裏手でひとり果敢にビブリスと戦うひかりがけなげだ。チームワークが引き立つのもこの孤軍奮闘のシーンに逆照射されてこそというもの。ルミナスが肉弾戦でも常人離れの身体能力を発揮するというのは、ややもすれば登場キャラクター間のバランスを崩しかねないのだが、強すぎず弱すぎず、このあたりのサジ加減(?)がうまくとれている。顔のひきつり方が尋常でなく、無理していることが見る側にストレートに伝わってくるからだ。

 作画が相変わらずイマイチ(というか率直に言って崩壊しているところも…)なのでキャラクターとテーマは星4つに削り、他方マーチャンダイジングについてはクイーンチュアレクトが配達されたので星4つとした。


2005/04/16

■日記

 まる一週間更新をサボってしまって読者の皆さんには申し訳ない。実はこの忙しい時期にノートPCがトラブって立ち上がらなくなってしまった。(幸か不幸か仕事用のPCには何ら支障がない。)

 最近DVDになった『スウィング・ガールズ』を観た。音出しすらままならない素人が夏から冬にかけての短期間でアドリブまでこなすようになるという驚異的な上達スピードはさておき(笑)、音楽的な考証もしっかり押さえられた良作。信号機のビープ音をジャズに仕上げてしまうシーンにはあっと息をのんでしまった。でもそんなことより、音楽が人々の心を結びつける過程が力強く描かれているのが素晴らしい。


2005/04/10

■Weekly Precma Report by montague [テクスト経営システム主任研究員]

第10話 パニック寸前!甘くて危険な見学実習
キャラクター★★☆☆☆
マーチャンダイジング★★★☆☆
テーマ★★☆☆☆

 ハーティエルの収集(というか一方的な登場)が急ピッチで進み、形式的なマイルストーンはクリアしているのだが、いかんせんキャラの立て方は平板だし、テーマの描き方もずさんとしか言いようがない。なぎさはおちゃらけ役、ほのかはたしなめ役なのだが、両者ともそれだけにとどまるわけではなくて、無印のころはもっと立体感というか深みがあったはずだ。(なぎさが小田島友華先輩の顔に落書きをした回を思い出してみよう!)それが薄っぺらになりつつあることには危機感が募る。そして調和をテーマに据えるならば、もっと各々の個性を先鋭的にしないといけない。今回描かれたのは、異質なものの調和というよりは、単に複数当事者の協力の域を出るものではなかったように思われる。


■日記

 録りためていた『神無月の巫女』の第11話と最終話を観たのだが、完全に物語に没入する経験を味わった。最初は巫女とロボットといういかにもオタク狙いなコンセプトに安易なものを感じ、苦笑いしつつ見ていたのだが、第3話あたりからぐいぐい物語に引き込まれ、千歌音の豹変ぶりを固唾を呑んで見守り、最後の二人の心の溶け合いには不覚にも感動してしまった。18禁同人ならともかく、一般アニメで百合をここまでストレートに追求するとは、まずその大胆な試みに度肝を抜かれてしまった。そして心情描写の細やかさが素晴らしい。千歌音の振舞い、所作のどれが演技で、どれが本音なのか、観る者はドキドキハラハラで、最後に彼女の葛藤と本心が明らかになり、姫子が愛を告白するところでは圧倒的な感動が押し寄せてくる……

 まあ、テーマがテーマなので普遍性はないが(笑)、百合モノが好きな人には絶対おすすめの作品だ。


2005/04/08

メディア・ソフトの制作及び流通の実態[総務省 情報通信政策研究所]

 180ページを超える大部のレポート。時間のある週末に読もう…


2005/04/07

『コンテンツ産業の雇用と人材育成』―アニメーション産業実態調査―[労働政策研究・研修機構]

 120ページを超える大部のレポート。時間のある週末に読もう…


2005/04/05

少子化などにより伸び悩むなか新しい動きがみられるコンテンツ市場[浜銀総合研究所]

 2001年、浜銀総研が『わが国の地下経済の規模を推計する』において、非合法経済の規模が名目GDPの4.5%にのぼると発表したとき、エコノミスト界は一介の地銀シンクタンクが提出した鋭い分析視角と推計手法に騒然となったものだった。その浜銀総研が萌え経済分析に参入と聞けば否応無しに期待は高まらざるを得ない。早速レポートに目を通すと……

「まず萌え関連書籍はほぼ全てコミックであると仮定したうえで、日本雑誌協会の雑誌発行部数のデータからコミック雑誌を抽出し、萌え関連が中心となっている雑誌とそれ以外に分けることによって萌え関連のコミック販売額を推計した。」

「次に映像については、一般向けアニメのタイトルリストから萌え関連とみられるタイトルを抽出し、」

 ……「萌え関連」と「それ以外」をどうやって分けたのだろう? 研究員が「これは萌えだ」「いや、そうではない」と逐一分類している様子を想像するとほほえましくなってしまう。

 だが冗談ではなく、「萌え」の客観的な基準への社会経済的な要請は強まりつつある。これまで「萌え」は各人の心の中にあるもので、それゆえに互いに異なっていても問題ない概念だった。だからこそ「萌え」の分析もまた、「萌え」を感じる精神構造の分析でよかったのだ。しかしCool Japanやら21世紀ビジョンやらで「萌え」に税制上の優遇措置や補助金が適用されるとなると、その気持ちが分からない人にも説明できるような、「萌え」の外形的な基準が必要になる……


ANAの制服フィギュアが食玩に 海洋堂が制作[IT Media]

 見たところいい感じに仕上がっている。あなたの好みは何代目? 私は6代目かな。(←いつもとノリが違う) 毎週飛行機で出張しているので、羽田空港の「ANA FESTA」にて買うことにしよう。

 astyleのFAQには、「一人何個まで、などの購入制限はありますか?」、「秋葉原などでの店頭販売の予定はありますか?」、などの質問が挙げられており、全日空商事はこれがオタク相手の商売であることを明らかに自覚しているようだ。


■日記

 バッチプログラムのチューニング。分析関数「RANK」を使ってそれこそランクの差を示そうと意気込んだが、Oracle8iではPL/SQL内でRANK関数が使えないことが判明。(参照、KROWN:18838『RANK, DENSE_RANK関数を PL/SQLで使用するとPLS-00103が発生する。』)こんなところまで旧環境の不便さに悩まされるとは、残念。


2005/04/03

■Weekly Precma Report by montague [テクスト経営システム主任研究員]

第9話 邪魔させない!ほのかの一番大切な日
キャラクター★★★☆☆
マーチャンダイジング★★★☆☆
テーマ★★★☆☆

 今回はほのかの様々な表情が見られたし、説教シーンもあったし、久々に「ほのかのテーマ」も流れたのでまあ及第点かな……と言いたいところだが、なぎさの扱いがひどい、ひどすぎる。昨年のなぎさは、強盗に占拠された宝石店の通風孔からSWATさながらにカッコよく突入し、プレゼントは手作りのアクセサリーだったのに、今年は…なんてこった! あの白衣というか特攻服はマズい、マズすぎる。もはやおっちょこちょいとかずぼらとかを超えて悪が入っている。ひかりがメンバーに加わって以来、なぎさはワリをくうようになってしまった。

 ウラテーマはリーダーシップ。ほのかは自分にもメンバーにも厳しい項羽型、なぎさは対極の劉邦型リーダーらしいのだが、キャラの深堀りが足りない感じが否めない。


■日記

 本来のスケジュールであれば出張生活は3月末までだったのだが、筆者担当分も含めて開発・テストが納期に間に合わず(!)、結局機関を延ばすことになってしまった。これまでは、「仕事にゆとりができる4月からやろう」という気持ちでいろんなことがらを先延ばしにしていたが、そうも言っていられない。攻めに転じなくては。


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