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2005年08月の日記

2005/08/30

■日記

 本の読みすぎで頭がくらくらするがここ数日でそれなりの分量を読みきった。

 一番苦労したのは『プログラミングのための線形代数』だが収穫も大きい。たとえば社会科学系の本でもよく目にするバータランフィーの一般システム論モデル(システムを意味する箱にインプットとアウトプット、フィードバックループの3つの矢印が添えられたあのモデル)を代数的な式でイメージできるようになる。微分方程式の行列式による表現には、解析と代数はこうやって絡み合うのかと感心してしまった。記述のスタイルは丁寧。膨大な囲み記事を読み飛ばせば半分くらいの分量になると思われるが、私のような数学のシロウトにとっては囲み記事の記述が理解を深める助けになった。理論の構築ステップのねらいがぶっちゃけたホンネベースで語られている。

 そして『空の境界』。『月姫』の秋葉トゥルー並みの苦い幕切れを覚悟していたのだが、甘甘なエンディングで予想を裏切られた。正常と異常の境界など存在しないという動機が本書のタイトルの由来かと思いきやそれは早とちりだった。実際終盤では、人殺しはいけないという道徳的な命令がこれでもかというくらい重く効いてくるのである。『空の境界』という表現は人と人との心の隔たりを埋めようとするユメのメタファーなのだった。オカルトめいた世界観や登場人物の思想に関する理屈が多くてついていけないという読者もいるかもしれないが、難解な哲学や概念構成はあくまでエンターテイメントの大道具・小道具として設置されている。そういう意味で本書には(同人ではなく)プロらしさを感じる。

 友人O氏推薦の『屍姫』も読んだ。ガンスリの先入観で臨んだが劇画タッチだった…。主人公、星村眞姫那の名前はやはりラテン語の「マキナ(機械)」に由来するのだろうか。それにしてもハードボイルドなO氏が勧めたマンガがツンデレものだったとは、流行にのってるな、とニヤけてしまうのだった。


2005/08/28

■Weekly Precma Report by montague [テクスト経営システム主任研究員]

第27話 残った宿題片付けろ!梨と嵐とザケンナー!
キャラクター★★★★☆
マーチャンダイジング★★★☆☆
テーマ★★★★☆

 一見したところ今回のテーマは、植田さんが言っていたように「どんなに苦しいことがあってもあきらめないこと、希望を捨てないこと」だったように思われた。が、あとから反芻するとどうもそうではなさそうだ。

 レポートの締め切りは明日までだが梨の収穫は今日中でないと間に合わない、と言う時点でなぎさはある意味宿題の達成をあきらめている。いや、優先順位を落としていると言う方が適切だろうか。もともと梨園の収穫のお手伝いは自由研究レポートのネタだったわけだが、実際に広大な梨園を見てその年間を通した運営の大変さについて植田夫妻から話を聞くうちに、なぎさの中で価値判断が変わり、梨の収穫・出荷がそれ自体目的になってしまったのだ。

 自分の感性に訴えるものがあれば、特に葛藤もなく価値判断を切り替え即行動、このさばけたなぎさの姿に清々しい魅力を感じる。帰りの車内ではほのかもアカネさんも寝入った彼女を優しいまなざしで見守っており、「ダメダコリャ」という雰囲気は全くない。


2005/08/27

■日記

 普段はほとんど連絡をとっていない友人O氏の勧めで赤人義一『屍姫』を入手、コミックキューの一番下に突っ込む。『東京赤ずきん』、『みかにハラスメント』、『貧乏姉妹物語』に次ぐ4番目…。この『屍姫』はO氏の趣味に必ずしもジャストミートしているわけではない。たぶん彼は、ガンスリ好きである私の気に入ると想像して美少女ガン・アクションに分類される本書を紹介したのだろう。早く読まないといけないような気がする…。

 ちなみに新書キューでは『空の境界』が下巻に入ったところ。メインキュー処理中の『プログラミングのための線形代数』は、いよいよLU分解まで進んだ。評判どおり確かに分かりやすいのだが、スラスラ読めるわけではない。頭の中でグリグリ記号やイメージを操作する集中力が求められる。

 公園をジョギング中に左ひざを痛めてしまった。もう若くないので回復には時間がかかりそう。


■雪辱の すごい 発表会?

「11月の最後の日曜日に、発表会があるけど出る?」

 デュエット練習の合間に軽く先生が声をかけてきた。もうそんな時期かと驚く。昨年初めて発表会に出たのだが、あれは散々だった。(2004/04/04の日記「冷たい雨」参照) それから約1年半が経過しているが、上達のほどは正直躍進とは言えなさそうだ。先生は『31選』レベルの曲を勧めるが、『カレイドスター』ではないのだからいきなり難曲に挑戦というのもアレである。たとえるなら「幻の大技」は『ハンガリー田園幻想曲』、「天使の技」は『アルルの女』だろうか。本当に上手い人が吹くと、Esにピアニッシモでふわ〜っと上がっていくところが素晴らしいのだが、今の私では力技になってしまう。


2005/08/26

多様化するコンビニエンスストア[住友信託銀行]

 生鮮食品を取り扱うSHOP99など、新業態に進出するコンビニの姿を紹介したレポート。この頃目に付くようになった店内調理はもちろん、調剤薬局が入っている店舗、近隣住宅へのデリバリーサービスを提供する店舗もあるとのこと。

 まだ筆者が駆け出しのころ、社内研修でコンビニの新サービスを考案するブレストをやったことがある。新人たちはいろいろ夢のあるアイデアを出すのだが、それらはことごとく先輩のコンサルタントによって潰されてしまった。いわく、客の店内滞留時間が伸びてしまう、人件費が高くなってしまう、設置スペースが足りない……などなど。しかし本レポートに紹介されている新業態も一見して同様の欠点を抱えつつも、それにもかかわらず実現されている。

 サプライサイドからフィージビリティを測るのは大切なことだが、ディマンドサイドのニーズを簡単に否定してはイノベーションなど生まれるはずがないのだ。


2005/08/25

■日記

 一日中雨で気が滅入る。ひきこもっていても仕事に繋がることをやっているつもりだが、手ごたえを感じない。

 『Fate/hollow ataraxia』の予約がどんどん伸びているというニュースに刺激され、積んでおいた『空の境界』に手をつける。『月姫』以来のきのこ節が快い。

 「境界は不確かだ。定めるのは自分だというのに、決めるのは外側になっている。なら初めから境界なぞない。世界はすべて、空っぽの境界でしきられている。だから異常と正常を隔てる壁なんて社会にはない。」(上 p.186)

 ……という調子。もはや奈須氏の作品としては旧作に属することは承知で、『Fate/stay night』とどちらにするか迷ったが、この頃目の調子が悪いせいか紙に印刷された活字を選好してしまった。


2005/08/24

■日記

 やはりポップな表紙に惹かれて買った『プログラミングのための線形代数』がなかなかいい感じ。数学書とは思えない直感に訴えるぶっちゃけた表現が特徴的。半分ほど読み進めた段階で紹介したい。いまオーム社がマイブーム。

 橘木俊詔『日本のお金持ち研究』を読了。本書でいう富裕層とは年間所得1億円以上の人々を指し、年収500万円〜1500万円の層は一様に中間階級として取り扱われている。通常の勝ち組/負け組の区分けがいかにチマチマしたものであるかが分かる。


2005/08/23

今年、初の人口減の可能性・予測より2年早く[NIKKEI NET]

 株・土地の資産デフレはほぼ終息した。失業率は低下し賃金の上昇が消費の拡大につながりつつある……この頃ポジティブなニュースが相次いでいるにもかかわらず、出生数だけはいっそう悪化している。子どもをつくるということは、家を買うことや投資することや就職・企業することとはまったく別種の意欲を必要とするのだ。そしてその意欲をこの社会は引き出せていない。


2005/08/22

■萌え系教養書のダークホース!? オーム社の『マンガでわかる統計学』紹介

 社会調査関係で多変量解析を扱った本を探していたときにそのポップな表紙にひかれて思わず手に取った『マンガでわかる統計学』(著:高橋 信、出版:オーム社)。当初は正直それほど期待していなかったのだが、読んでみるとなかなかあなどれない。

 物語の骨格は、女子高生の高津ルイちゃんが家庭教師の山本マモルさんから身近な物事を題材に統計の基礎をステップ・バイ・ステップで教わってゆくというもの。で、この山本さんのキャラクターが見事なまでのオタクなのである。

 べんぞうさんライクな牛乳瓶メガネがイカス。初回の授業からルイちゃんの部屋にある少女マンガに反応。

 フィギュア絵の右下に小さな文字で「原型制作:TAIYODO」と描き込まれているところから、かなり筋金入りと判定できる。

 対するヒロインのルイちゃんだが、彼女のコスチュームが毎回バラエティー豊かで読者を楽しませてくれる。類書ではまずありえない設定だ。

 体操着はショートパンツではなく昔ながらのブルマーでクオリティ高すぎ。

 「じゃーん! パラッ」って…これはひょっとしていわゆる「はいてない」というやつでは!? ほのかの夏服に匹敵するスカートの短さに驚愕。

 なお最終回では、(以下伏字)メガネをはずした山本さんが実はすごいイケメンでルイちゃんラブラブというすごい結末が用意されているのだが、そこに至るまでの伏線も周到に組まれていて感心する。

 ……で肝心の内容だが、度数分布表、平均、分散といった記述統計学の本当の初歩から説き起こして、推測統計学のΧ2(カイ二乗)検定あたりまで解説している。手っ取り早く統計手法を実践で使いたいという人に必要な、いわゆるざっくりとした説明はうまい。とりわけ検定の一連のステップ(帰無仮説と対立仮説をたて、統計量を算出し、それが棄却域にかかっているかどうかを判定する…)については全体観がわかりやすくまとめられている。反面、確率変数や自由度についての概念的な解明は弱いのでそれなりの専門書で補う必要があるだろう。

 ここ2年ほど、萌え系教養書がブームとなっており中には萌えも専門内容も中途半端というものも見受けられるのだが、本書は想定外の萌え要素を備えており内容も入門書としては一定レベルに達しているので安心して買える一冊。あまり有名でもなく「萌え系教養書のダークホース」と言えるだろう。なお私はルイちゃんよりは新山ユミちゃん派。

 今日はかなり落ちるところまで落ちてしまったような…


2005/08/21

■Weekly Precma Report by montague [テクスト経営システム主任研究員]

第26話 負けるななぎさ!みんな悩んで大きくなった!
キャラクター★★★☆☆
マーチャンダイジング★★★☆☆
テーマ★★★★☆

 志穂が映画監督の夢に向かって行動をとりはじめた。それに引き換え私は……と動揺するなぎさの心が丁寧に描かれていた。

 みんながほこらへ向かう石段を賭け登ってゆく中、なぎさがひとり暗がりに取り残されてしまう演出が秀逸。アカネさんやほのかもしっかり将来の夢を意識していることを知って、なぎさは自分がひとりぼっちになってしまったかのように感じていることがよく伝わってくる。そこに藤村先輩が戻ってくる。実は彼も将来のことが分からないのだった…!

 そういうわけで、「将来の夢が見つからなくても、今一生懸命になれるものがあればそれでいい」というのが今回のメッセージ。中高生への職業教育の重要性が高まる社会状況を踏まえると、かなり思い切ったものと言えるのではないだろうか。これまでプリクマは舞台が学園の中に閉じることを極力避け、通り一遍の学園生活に対するオルタナティブを提示することに努め、そのひとつが職業生活だったわけである。にもかかわらず結局、「将来の夢」というテーマは畳み込まれてしまった。

 なぎさから見ればしっかり者に見えるほのかも、実はそれほどでもない。知ることが好きだから何かの研究者になりたいという古代ギリシアチックな発言から、将来自分が働く姿を具体的にイメージしているわけではないことが窺われる。

 詮ずるに、なぎさ、ほのか、ひかり三人とも本質的には巻き込まれ型キャラであって、ビジョンを立ててスケジュールを引くことには向かないキャラなのかな、と思った。それもこの物語の魅力なのだろう。


■プリキュア・ミュージカルショー

 八王子市民会館で開催された『ふたりはプリキュア MaxHeart ミュージカルショー 思い出のタイムカプセル』を観覧。来場者の9割超が家族連れであり、29歳無職独身男性である私は終始居心地が悪かった……

 なぎさのアイデアでタイムカプセルに思い出の品を入れて埋めようとする三人。なぎさとほのかはプリキュア手帳、ひかりはアカネさんとの出会いを象徴するタコカフェの割り箸を選ぶのだった。そこにサーキュラスが登場、時間を戻す技を使ってなつかしのピーサード、キリヤ、ジュナを復活させ、プリキュアと戦わせる。キリヤの助け(裏切り?)もあっていったんは勝利を収めたプリキュアたちだが、今度は過去の思い出を消去され記憶がふたりが出会う以前の状態に戻ってしまう。変身もできずに危機に陥ったふたりだが、ひかりの機転によりタイムカプセルの思い出の品を見せられぎりぎりのところで記憶を取り戻す。あとはあっさりエキストリーム・ルミナリオでかたをつけ、最後は敵味方入り混じってのダンスで大団円だった。

 無印第8話を過去の遺産のように使いまわすのは正直食傷気味だが、記憶を失ったふたりが互いに「美墨さん」、「雪城さん」と呼び合う姿に初々しさを感じて萌えた。あとはサーキュラスのダンスが上手すぎて目立っていた。善玉キャラより悪役にスキルが高いキャストを割り当てているのは適切な人選だろう。


2005/08/16

■日記

 昼間からBunkamuraのギュスターブ・モロー展に行く。有名な『出現』の実物を初めて見たが、ヨハネの血煙がサロメの後ろ髪を通して彼女の体に吸収されている(ように見える)ことが分かる。なんとなく秋葉を想起してしまった。

 Rita, "El Pecado" を聞いて一発で気に入ってしまった。アルバム『memoire-めもわぁる-』買ってみようか。


2005/08/15

■退職、そして新たなる出発

 掲題の通り、本日をもって現在の会社を退職しました。でもこのホームページが


2005/08/14

■Weekly Precma Report by montague [テクスト経営システム主任研究員]

第25話 ひかりの夏の日さなえの思い出
キャラクター★★★★☆
マーチャンダイジング★★★☆☆
テーマ★★★☆☆

 ビブリスのトランプ占い(?)になぞらえると、今回はせっかくよいカードがいくつか来ていたのに、切るタイミングをつかめず不発のまま終わってしまったというところか。プリキュアのふたりがスパークルブレスを入手してパワーアップした状況においてルミナスが引け目と焦りを感じるというのはごく自然な流れであり、ここからの彼女の身の振り方によっては物語がぐっと活きてくるはずなのだ。そして終戦記念日を控えてほのかのおばあちゃまをもってくるのも悪くない。雪城さなえに関してプリクマは無印版からいくつもの伏線を引き継いでおり、出来の悪い回を少々重ねても株が下がらないのもこの巨額の貯蓄に依拠するところが大きいのだから。

 まず池でボート、この舞台設定がいただけない。ひかりとさなえを二人きりにする必要があるというのは分かるが、「けやきの坂」とそこからの街の景色の話がミスマッチを起こしていることは否めない。妙齢期(18歳頃?)のさなえの後姿にハッとするような訴求力があっただけに残念である。

 そしてルミナスがバトルで積極的な役割を果たしていないところに不満が残る。宇宙から奈落の底にまで差し込む強い光を期待したのだが、結局ハーティエル・バトンは登場せず。台詞回しはいい感じにテンポよく進んだのだが……

 今回は非常に辛口のレビューになってしまったが、ポテンシャルは信じているのでぜひスタッフの皆様には素晴らしい物語を紡いでいっていただきたい。


■コミケ68

 前年どおりプリキュアを観てから出発という余裕が失敗を招いた。ほぼ10時にビッグサイトに着いたが既に長蛇の列ができておりようやくホールに入ったときには『SV-Magazine 64-bit/RISC Edition - ML02』も『Lumilumi』も『直言☆兄弟』もことごとく完売済み。日本の景気は確かに踊り場を脱して力強く上昇しつつあると痛感した。(←あまり関係ないだろ…) 同人誌系でほぼ唯一手に入れたお宝(死語)は介錯さんの『神無月の巫女 原画集』。その替わりといってはなんだが音系はいろいろ集まった。『Loser Kashiwagi is NOT dead』、『Duende』、『マイコソBASIC Magazime』、『kyawaiとhisagiの卑猥えれくちおん』……今日の得物を部屋の床に並べてみると、自分が最新のネタについていけてないことがよくわかる。


2005/08/08

■郵政民営化法案参院で否決、衆議院解散へ

 宗教裁判で破門を申し渡されたガリレオ・ガリレイに自らをなぞらえる小泉首相の記者会見談話に唖然としてしまった。常人ならば途中で笑ってしまうのだろうが、彼は完全に「真理を語る異端者」になりきっていたのだから。しかし「寿司でも出してくれると思ったのに缶ビールとチーズだった」とぼやく森元首相よりは政治家向きの個性なのかもしれない。


■中村実、安田純子『ベビーブーマー・リタイアメント』野村総合研究所

 BOOK OFFで何気なく手に取ったのだが、なかなかの良書。最近の現代社会論はえてして20代男性ニートや30代女性パラサイト・シングルに分析の対象を絞りがちなのだが、本書は若者問題と高齢者問題をリンクさせて論じているところが特徴。身近な生活問題から説き起こして、年金制度改革や商法改正などの政策提言に至るまで議論を丁寧に積み上げている。


2005/08/07

■Weekly Precma Report by montague [テクスト経営システム主任研究員]

第24話 青春全開!友華先輩となぎさの頂上決戦!!
キャラクター★★★★☆
マーチャンダイジング★★★☆☆
テーマ★★★☆☆

 ユーモラスな演出を随所にはさみながらもキビキビしたストーリー展開でダレを感じさせなかった佳作回。友華先輩の心の揺れや、なぎさへの想いが盛り上がる過程が丁寧に描かれていてひさびさに「萌え」を感じた。

 冒頭シーン、ロールスロイス(?)を中等部に回してもらうところではまだ友華先輩はなぎさに会いたいという気持ちを自覚していない様子だ。「何か物足りなさを感じる…」とそれだけでクラブ活動をバックレてしまうところがすごい。自分の動機をはっきり表現できなくてもとりあえず感性で突っ走る。この点で彼女は他のベローネ生徒とは一線を画すキャラなのだ。

 おそらく友華先輩は自分がなぎさから嫌われている、あるいは敬遠されていると心配していたのではないか。最初にラクロスに誘われたときはやんわりと断ったにもかかわらず、ひかりからなぎさが自分に好意を持っていることを告げられたあと、再び誘われて今度はなりふり構わずラクロスに一生懸命になってしてしまうのだから…

 過労で倒れたなぎさを看護する友華先輩が昨年の「黒板消しダンス」を回想し、自分がなぎさの自然体の振舞いに憧れ、なぎさから元気をもらうために中等部の合宿について来てしまったことを自覚するに至るシーンは素晴らしかった。(しかし友華先輩の顔に落書きをした犯人はなぎさなんですよね。それを思い出すとやや萎える。)

 もはやウラガノスとプリキュアの間には圧倒的な力量差があるのだが、バトルをコメディタッチに仕上げることによって、平板な展開に陥ることをうまく回避している。「ブレスよ、来い!」とめんどくさい手続きをすっとばして功利性に走るブラックといい、思わずビビるウラガノスといい、「そんなに簡単には、来ないと思うよ…」と冷静に突っ込むホワイトといい、三者三様にそれぞれのキャラクターや境遇がよく現れていた。

 ハーティエルバトンの力は空から降ってくるものだが、これに対してスパークルブレスの力は大地から湧き上がってくるものとして描かれている。ルミナスとは違ってプリキュアは出身地である虹の園の力も借りることができるということなのだろうか。


2005/08/02

■日記

 会社が自らの従業員に牙を向き、爪を振るう事件をいくつか見聞。本来その拡張された力は外部社会に価値を提供するために付与されたものなのだが……狂ったリヴァイアサンに歯止めがかけられる日はいつになるのだろう。


2005/08/01

「メディア・ソフトの制作及び流通の実態」調査報告書[総務省 情報通信政策研究所]

 新聞、一般書籍からアニメ、ゲームに至るまでメディア・ソフト市場を包括的に分析する総務省のレポート。今年で5回目だが相変わらずすごいボリュームだ。インターネット・携帯オリジナルコンテンツを対象に加えたところが今回の特徴。ただし同人誌は市場規模の計量が困難なため対象外とされている。浜銀総研や野村総研ならば無理矢理にでも推計するだろうが、この融通の利かなさというか手堅さが良くも悪くも役所らしい。


■日記

 いよいよ8月に入り重大な転機を迎えつつある。分野を問わず書籍に手を出し新たなキャリアに向けて勉強中。


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