◆◆第34話◆◆

 

 もしかして、ぎるすが最強なのか? あぎとが怖がってる相手も、ぎるすなら・・・とか思ったけど、結局ぎるすにも太刀打ち出来ないらしいです。「ついてこい」なんて言って、結局逃げるんでした。逃がしてくれるえるろーども、なんだそりゃ、って感じでしたけど。
 そして、改めて津上の胸倉を掴んで「何故亜紀を殺した!」と詰め寄る涼。亜紀を殺したのはあんのうんで、自分は助けようとしたけど駄目だったんだと話す津上。「信じてくれますか?」という津上に「おまえにひとは殺せない」とあっさり言ってのける涼。涼ってば、どれだけ津上のことを知ってるのでしょう? 殺人犯の周囲の人間にインタビューした場合、ほとんどのヒトは「信じられません」「あんなにおとなしくて、礼儀正しいひとが」なんて、言うでしょう。「ああ、やっぱり。彼なら人殺しくらいしそうです」なんて話は、あんまりないですよ。たまには、日頃から行動が不審で、怖いねって噂しあってたんですよ、なんて話も、あることはあるようですけどね。なんて、一般論はさておき、涼はどうして津上がひとを殺せないだろうと言い切ったものやら。その理由を追及してみたいですね。
 真島君は、木野薫宅へ。鍵が開いてて、中に入ってみると荒らされている。もしかして、木野もまた、やられたのか? と、不安に思う。
 外で話すうちに、頭を押さえて苦しみだす津上。涼は自宅へ連れ帰り、ベッドで寝かせている。しかし、バイクはどうなったんでしょうか?
 気がついた津上は、変身出来る他人に出会えて嬉しいとか言ってます。喜んでる場合なんでしょうか?
 で、また頭を押さえて苦しみ出す津上。涼は、ミネラルウォーターを差し出す。
「俺たちの身体は普通じゃないんだ」とか言ってます。なんだか「俺たち」とか言われると、それだけで嬉しいような気がするのは何故でしょう?
 でもって、そうなってようやく「以前亜紀の部屋で〜」とか、思い出している涼。遅いってば。
 で、真魚が訊ねてきて、二人で追い返す。とか、そこだけ書くとまるで「邪魔するな」って言ったみたいですね。いやぁ、思ってても、そんなの言葉にはしてませんよ。思ってもいないか、へへ。
 真島君がアンノウンに襲われる気配を感じて、津上の代わりに、出ていく涼。でもね、真魚に借りを返すために、津上を守るはずじゃなかったのか? なら、真島君よりも津上を優先させないのか? 「俺が、行く」って言った涼は恰好良かったけど。
 涼は、えるろーどに、「あぎと同様存在してはならないものだ」とか言われてます。えるは、どうやら随分とお喋りのようです。そして、g3xも参戦。こちらもまたやられそうになるけど、「あぎとでもなく、あぎとになるべき者でもない」とか言って、見逃されてます。
 そして、こんどは涼宅を訪ねる氷川。真魚に津上の護衛を依頼されたとか言ってます。真魚ってばもう、なりふり構いません。誰でもいいから、翔一君を守って!ってところでしょうか。
 しかし、津上の氷川に対する態度と涼に対する態度の違いが本日の見ものでもありますね。なんか、年下の(設定上は、そうなってるけど、自覚があるかどうかは不明)涼に対しては、一目置いてるけど、年長者のはずの氷川のことは、玩具扱い。
 氷川は、見舞いにと苺を持参してきましたが、それを見た津上は「砂糖と牛乳をかけてください」だの「つぶしてくれないんですか?」などと、甘え放題。で、予想通り、やってはみるものの、うまくつぶせない氷川。自分でやりますからと、皿ごと受け取った津上は、いきなり皿をひっくり返してしまう。らしくないと驚く氷川に、「こういうこともあります」とか言って拗ねて壁を向いて寝てしまう津上。せっかく持ってきてもらったお見舞いを台無しにして、謝りもしないあたり、ちょっと悪い子ですね。というか、それだけ氷川に甘えきってるのかと思うと・・・ネタをくれたのか? と、思ってしまったりするのでした。
 そして、出動要請により、涼宅を出る氷川。おーい、あんたも護衛はどうするんだ? と、思ったんですけど、皆さん、アンノウンって一緒に行動している奴らしかいないと思ってるんでしょうか? 自分の留守に津上が狙われる可能性とかは考慮しないんでしょうかね。
 で、入れ替わりに帰ってくる涼。涼に対しては、シリアスに喋る津上。「これから、どうしたらいいんでしょう」とか、色々言ってるうちに、「どういうことですかそれ? 俺らみたいな人間がもっと増えるってことですか?」と、なんか涼にキレてるように見える津上。演技が過剰なせいなのか、そういう場面を描かれたものなのか不明ですが、ちょっと妙な印象でした。涼に詰め寄ってもしょうがない場面だと思うんですけど、それだけ我を忘れているということなんでしょうか。にこにこと笑って、マイペースを崩さない津上は、違和感なく見られるんですが、シリアスで気合いの入った場面の彼は、時々危なっかしいというか、キャラ変わって見えてしまいます。
 一方、そんな津上に詰問口調でまくしたてられても、涼はいつも通りでした。俺が俺である意味を見つけなきゃいけない。ときっぱり言い切った涼は、どこかふっきったということでしょうか。生き返ってからの彼のが、恰好いいっす。
 美杉家では、真魚が弁当を作ってました。
 そこに訪ねてくる涼は、菜園の手入れのしかたを書いた紙を真魚に渡しています。しかし、だからほら、そうやってる間にアンノウンに襲われたらどうするんだ? と、私の心配もいい加減くどいですか?
 美杉教授も太一も、津上の友達として涼を歓迎する態度。涼は、そんな津上の状況を羨ましく思いつつ、菜園のトマトをとって齧ったりしてました。
 そして、美杉家から帰る途中で、またアンノウンと遭遇する涼。その間に、真魚は弁当を持って涼の家へ。
 津上が作った野菜を使って作ったという弁当。それを前にまだ、弱気な津上。真魚は、そんな津上に、どうして自分のためには戦えないのか。ひとのためには、あんなに勇敢だったのに。と、叱咤激励する。真魚の言葉に、やる気を出した津上は、アンノウンの気配を感じつつも、弁当をものすごい勢いで食べてから涼宅を飛び出す。
 一方、えるとかまきりに苦戦していたのは、ぎるすとg3x。
 そこに駆けつけた津上は、新しいフォームに変身! また、変身のポーズが変わってました。うう、何回変えるんだろう?
 というか、ぎるすもg3xものびてたから、津上が変身したのは、見てないんだろうな。
 で、以下次週!

 

◆◆第35話◆◆

 本編では出番のなかった北條。「面白い発見がありましてね」だそうです。何を発見したんでしょうか? 楽しみですね。
 

 

第33話第35話


 今回のあぶり出しは・・・同人屋の呟き。(って、いつものことだけどね)


 せっかく自宅マンションにお持ち帰りしたのに、どうやら来週はもう美杉家に戻ってしまうらしい津上。ちぇっ。どうせなら、もう少しいて、氷川が見舞いにきているところに、涼が帰ってきて、修羅場とか見たかったのになぁ。って、別に修羅場にはなんないか。へへ。