◆◆第5話◆◆

 

 割れたガラスケース。いなくなった赤ん坊。子供くらいの大きさの足跡。そして、その足跡さえ一瞬にして煙とともに消失した。うわ、なんかホントに色々なんでもアリな展開。
 太一くんのネコババの罪は、どうやらお勉強で償えということらしいです。しかし、あの百円玉で駄菓子買えたということは、あれがホンモノだったということで、美杉教授はその点をこそもう少し真剣に考えるべきだったんじゃないんでしょうか? 買った駄菓子屋が解ってるんだったら、氷川だって諦めずにそこまで追跡調査しろってば。警察なら、そのくらい当然じゃないのさ。指紋とって調べれば、まだその駄菓子屋に残ってるかも知れないじゃん。そうじゃなくても、駄菓子屋の店員にニセモノ硬貨が混じったことがあったかどうか確認するだけでもって思わない?
 真魚の試験の結果。100点と42点。というので、なんか嬉しくなってしまった。私もあのくらい嫌いな科目は徹底的に迫害する学生だったよ。それにしても、いくら記憶喪失でも自分の学力くらいなんとなくは日常生活で実感出来そうなものなのに、家庭教師に立候補する津上。sinAとかsinBとか、三角関数なんかもう記憶にないんだけど、あれって中学生の問題だったかなぁ。で、面積だの角度だので証明する問題。どんなのかと思って、わざわざビデオ止めて読んでしまいましたが、私にもとても解けそうにありませんでした。いまだに、満点取れそうなのなんか現代国語くらいだもんなぁ。しかも、古文は商業科の授業にはないんで野性の勘が外れたらアウトだし。なんてことはさておき。
 涼君の会いたいって電話に応じておきながら居留守を使うコーチ。卑怯者です。だいたい、そのコーチに頼まれたからと言葉汚く罵ってもう来るなって態度の水泳部員。なんか嫌な人たちです。「喧嘩でもしたんですか?」って、事情も知らずにコーチの言いなりだったんかい? と。涼君、お友達いなかったのねぇ。しみじみ気の毒でした。
 煙草を吸いながらグレたようすの三雲さん。「なにも起こらなかったのよ」とまるで自分に言い聞かせるように言ってみたりする。過激で気持ち良く前向きな女性キャラたちの中にあって、彼女だけが案外保守的というか、保身に忠実なかたなのかも知れないですね。まぁ、小沢さんクラスがこれ以上いても怖い世界になるかも知れないけど。
 そして津上は使えないと解ったからか、美杉教授が連れて来た家庭教師が・・・まぁ、そこそこ綺麗かなぁ。あの、しっかり書きました!という眉がどうも気になるんですけど・・・。片平嬢。真魚は問題集を渡されて答えを残存思念でも読んだのかな、そんな解き方でした。これじゃあ、好き嫌いの問題じゃなかったんじゃん。いくら簡単で手っ取り早くても、これじゃあバカになるよ。解き方のパターンだけでも覚えとかないと、いざってときに応用きかないし。三択四択ばっかりの問題じゃないだろうしな。
 ところで、嬉しそうに片平嬢をおくっていく津上。一生懸命話を合わせてます。しかし、片平嬢、大学生にもなって将来なにになりたい? って、質問に学校の先生とスチュワーデスってのは、どうよ? だいたい、スチュワーデスという言葉、もう使ってないって聴いたんだけどな。今はなんだっけな、フライトアテンダント、とか言うらしいよ。将来なろうかと思ってるひとがそんなことも知らないってもうなれないって決まったようなもんじゃないの。それとも、津上と真魚のレベルに合わせて言ってあげたのか? 「僕も興味あります」と調子づく津上に「変態か、アンタは」とつっこむ真魚。ナイスなタイミングに的確なツッコミv
 アンノウンの犯行らしい殺人現場。被害者の免許証をさりげに氷川に渡す北條。悪態をつきながらも、あの現場にいることだけは、取り敢えず認めてあげてるわけね。と、思って見てたら、早速また厭味攻撃開始! アギトに助けられたことなど頼りないと非難する。装着員がこのままでいいのかどうか、だってさ。どうしても、とって代わりたいわけなんだね。でも、身長差が5cmもあったら作り直しだろうから、その費用と代わった場合のメリット秤にかけたらどうなんでしょうか? と、非常に現実的なことを検討してみたりして。どうしても原価計算してみたくなるのは、もう、職業病だわ。ああ、あと、この北條と氷川の会話がお互いずーっと敬語ってのがまた見もの。「ぜってー、おまえとは仲良くする気はねーよ!」という気持ちを現しているような気がする。
 例の少年はバスに乗ってる三雲さんをじっと見ていたりして。雛鳥が最初に見たものを親と思うように、親だと思ってるとか? は、ないか。
 美杉邸の近くまで来て、津上が顔を出したら一瞬隠れる氷川。なんで、隠れるのよ? で、何故だか結局顔を出して、ご挨拶。真魚も津上もやたらと嬉しそうな笑顔で迎えてますな。で、用事があって来たのかと思ったら、いきなり3人を車に乗せてる氷川。「なにしに来たんですか? まさか、ホントに痴漢」と津上に言われ「怒りますよ」って、それじゃ、答えになってないじゃん。結局、最後までなんの用か言わなかったんだよね。これで、津上に会いに来たとかだったら美味しいかも知れなかったけどね。
 車のなかで、日野さんとか湯川さんとか、果ては金剛寺さんだとか、もう名前を呼び間違えまくる津上。思わず「おまえは、御手洗か?」とツッコミたくなったのは、多分私だけじゃあるまい。特にここのサイトにお越しのお客様には同志も多かろうと思われる。「気にしないでください。物覚えの悪い人間はどこにでもいますから」もしかして、北條にいぢめられた鬱憤を津上で晴らしてるのか、氷川?
 で、片平嬢と氷川を並べて見て「お似合いですね」と言った真魚に「そうかな」とそっぽを向く津上。いったい、どちらが不満だったのか? いや、普通に見ればそりゃあ、片平には自分のほうがって意味なんだろうけども。それにしては、車から降りたあとで「氷川さんて大人で素敵よね」という真魚の言に対する嬉しそうな「うん」という即答台詞のあとに、ハートマークが見えた気がしたのは、私の幻聴・幻覚でしょうか?
 某テレビ雑誌には今日のあのようすを「真魚の家庭教師に人目ぼれする津上」とか書いてあったようですが、私の印象では、単に「可愛い女の子が好き」という軟派な性格が露呈したというだけって感じです。そんなに深刻に恋愛感情に至ったというノリじゃないでしょう。彼に再会したらしい彼女のようすを見ても、意見しに行くのを真魚に止められたあとは、もうけろっとしてたし。これって、私の希望的観測でしょうか?
 ところで、片平嬢に会いに来た涼。「驚いたな、まだ俺のこと好きなんだ」って、こういうことをすまし顔でほざく男って、嫌いだ! と、思ったんだけど、それに対して全然腹を立てるようすもなく「うん」って答える片平嬢はちょっと見直した。可愛いかも知れない。そのうえ「わがままで弱虫な涼が好き」げてもの喰い? いや、失礼。それだけ解っててそれでも好きって言い切れるなら恰好いいよ。うん。わがままで性格悪い奴なら好きだけど、個人的に弱虫なんかパスだけどね。
 あ、私はすげートロいかも知れない。今になって氷川がなにしに来たのか解ったよ。わはは。すげー、トロすぎ。そうか、彼は被害者の娘が狙われる可能性があるっていうので片平嬢の警護をしてたわけだ。で、こっそり警護するはずが見つかっちゃったから出て来たってわけ。やっぱ不甲斐ないわね。刑事としては、あんまり簡単に見つかりすぎでしょう。
 でもって、片平嬢を助けに来たけど、G3に装着するまで生身なんでやられそうになってる氷川。アギトになって戻ってくる津上。倒れてる片平嬢は見るけど、氷川はアウトオブ眼中です。可哀想。
 しかし、片平嬢のお父さんが被害者だったんなら、氷川ってば刑事としては会っておきながら、それを隔しておくっていうのはどうなの? 父親死んでるのに、真魚や津上に勉強教えてる場合じゃなかったんじゃ? 謎な展開です。
 そして、地下通路みたいなところで、苦しんでる涼。手と腕がなんか変わってました。というところで、以下次号!

 

 

 ◆◆第6話◆◆

 しかし、私がトロかったのだって、つまり次週予告と今日の展開を繋げて考えてなかったからなんだよね。というか、テレビの予告見ただけじゃ、なにが起きるやらさっぱりです。私が、被害者が片平嬢の父親だって知ったのは、公式サイトの次回予告からです。ネット環境にあるかたなら、誰でも見られるとこの話だから、ここに書くのもアリでいいですよね?
 それと、氷川追い落とし作戦の一環(?)として、彼の過去を調べてくる北條。ここらも、なんか楽しみです。
 ところで、3月3日土曜の深夜枠でなんか、津上・氷川・葦原の3人は水泳対決らしいです。誰だかすごい自信あったらしいですけど、さて、誰が一番泳げるの? サーファーくんの賀集かなぁ。なんにせよ、水着よ、水着。そんなことで喜んでいいのか? 自分。

 

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