人類は1000年後にも、不治の病を克服出来ないことが判明。
それから、アヤセがいつも真っ先に敵に向かっていくのは、病気のことを知って荒れていた時期に覚えた喧嘩のせいらしいことも判明。
足を怪我した竜也を支えて逃げるアヤセ。身長差が厳しい。あんまり支えになっているように見えないのだった。だいたい、本気で体重かけられたら走るどころじゃなくなりそうな華奢な体型なんですけど?
そして、いつもは冷凍するほうなのに、危うくされそうになる二人。圧縮がついてないだけマシかというとそんなことはなくて、ただの冷凍だと死にます。唇なんか子ギャルみたいに真っ白。怪我のせいかダメージのきつそうな竜也は、それでもアヤセがかけてくれた上着を拒む。それにしても、あんなに寒そうに震えてるなら、話をするよりさきにまずは抱き合ってみたらどうかしら? と、思ったひとは、私だけじゃないはず。ありがちな話だけどね。でも、やっぱり子供番組だから、駄目なのか? これだけ立派な大義名分(?)があるシーンなのに、もったいない。じゃなくて、死ぬかも知れないと思うほどに冷やされていたら、相手が男だとか構ってる場合じゃないんじゃないか? 子供でもそのくらいのことは理解出来ると思う。でも、それを曲解したがる大きいお友達のせいで、そういうシーンにならなかった可能性はある、のかも。
意識を喪ったらおしまいだ、とアヤセに言われ、昨夜のことを問い詰める竜也。
親にも言えなかった病気の話を、アヤセってば竜也にはあっさり告白しちゃうんだね。
で、死ぬ思いをしてる二人を助けたシオンは、緊張感のかけらもなく、可愛くてぼけぼけ。
ものすごい顔色になってる二人を見てもまったく動じない彼は実は大変な大物なのだろうか? それとも、ハバード星人の感覚では、あのくらいの顔色の変化は心配に及ばないってことなのか? 寒い部屋に入ってきたはずなのに、ちっとも寒そうじゃなかったしな。
そして、息も絶え絶えに弱りきっていたはずの竜也とアヤセは、次のシーンではすっかりもとの顔色に戻ってぴんぴんしてるのだった。もしかしてこの人たちもタイムレンジャーになったせいで、身体細胞が強化されてるんでしょうか? だったら、アヤセの病気も簡単に治ったりして。
まえの感想に敵がしょぼい、と書いたけど、命を狙ってくるとなると、そうも言っていられないのだった。
アヤセの病気はオシリス症候群、とか言っていた。現代にはない病気だって。でも、病気は病気なのだから、いくら治療方法がないとは言っても延命を考えるなら激しい運動は避けるとか、それなりに日々の暮らしに気をつけるとか、しなくていいのか? あと1年か2年のうちに突然心臓が止まる、と解ってる人間に公道で車を運転させるのも、大問題。そんな激しく急激に死亡するような病気では、タイミングによっては本人だけの命ではすまされない。そもそもそうした理由で、アヤセはレーサーになるのを諦めたのであって、そうではなく日常生活には支障がないというのなら、生きてる間だけでもレーサーやってれば良かったってことにならないのか?
それともあれか、レーサーは助手席なんてないわけ(あれ、乗せないだけであるのか?)だけど現代の公道を走る場合は誰かに隣に乗ってもらえるから、大丈夫だっていうのか? それで、免許を持ってる竜也を必ず助手席に座らせる、というのなら一応納得してもいいかな。でも、今日はシオンを誘ってたよな。シオンでは、咄嗟に横合いからサイドブレーキを引くなんて芸当は無理なんじゃないのか?
そして竜也の携帯電話。仲間と話すならクロノチェンジャーでこと足りる。いったい2万円以上も誰と喋っていたのだ? ラストシーンで、竜也はシオンへの分割払いをユウリに却下され、これのおかげで命が助かったんだからとアヤセに折半を頼むが「おまえのだろ」とにっこり笑って拒否される。自分ではない誰かと長電話した分の支払いなど、絶対にしてやらない。という気持ちからの拒絶だと勘繰ることは出来なくもないが、あの笑顔を見る限りそうとも思えない。
どうしても分割払いなどして甘やかすのは駄目だときつく言い渡すユウリは、お姉ちゃんが可愛い弟をしつけという建前でかまって遊んでるように見える。実際は、ユウリのが年下なんだけど、一番おとなっぽいし。
レッドなのに、お金持ちの御曹司なのに、なんだか情けない竜也。ラストの気合はなんだったんだろう?