「アヤセ脱退!?」 11/26 

 

 雨に濡れつつ悲壮感の漂うタイムレンジャー。これ以上の隠し立ても出来ず、オシリス症候群の名前を口にする竜也。不治の病を必死の形相で否定しようと悲痛な叫びをあげるシオン。言わずにいた竜也を責めるドモン。どっちの気持ちも解る気がして、胸が痛い。

 こんな状況下でも、病院ではアヤセが個室ではなく大部屋に運び入れられ、しかも目が醒めたら帰っていいとまで言われるところが、妙にリアルで哀しかった。

 付き添いを断られ事務所に引き上げる4人。お通夜みたいなTomorrow Research。ロボターまでもがおとなしい。

 再び、竜也が皆にアヤセの病気のことを隠したまま戦わせていたことを責めるドモン。何故かと訊かれて口ごもっていると、いいタイミングでアヤセが帰ってくる。そうやって同情されたくなかったから、黙っててもらったんだというアヤセに、シオンがくってかかる。「同情じゃないです。心配しちゃいけないんですか?」このあたりの、台詞がまた、重くて辛くて、心臓直撃。涙腺はすでの決壊寸前。

 タイムレンジャーを続けたいという気持ちと、少しでも助かる見込みがあるなら30世紀に帰したいというドモンたちの気持ち。ここで、みんなと明日を変えたいって思ってるアヤセ。その無言の演技。美しい表情のアップ。

 そこへまた、ロンダースの被害が報告され、出動する4人。アヤセは、ドモンに足手まといだと止められ、一時は事務所に居残るのだが・・・結局は出てくる。

 そこでまた悶着があって、ドモンは力づくでも止めると言いながら、アヤセを殴れない。まるで挑発するかのように、病人は殴れないか? などと言いながら逆にドモンを殴るアヤセ。なんか、拗ねて喧嘩してたころに戻ってしまったかのような駄々っこみたいな行動でした。

 で、殴られたドモンは泣きながら「どうしてだよ? アヤセ!」もう、これでノックアウト。号泣。ホントに、今日は朝から目が腫れるわけにはいかないんだよー、とか思いながらも、泣いてしまいました。みんなの気合いの入った演技が、それぞれに光っていて、息をつくひまもないほどでした。

 竜也の台詞。アヤセの信じるものを一緒に信じる。その結果も一緒に受け止める。俺たちは仲間だから。って、普通に聴いたらかなりクサイ台詞まで、なんだか感動しちゃいましたね。もう、ホントに、良かったね、アヤセ。とか、でも、このまま殺さない方法ってのはないもんなのか? と、真剣に検討してみたり。

 窃盗犯ドーパの舌(?)引っ張って・・・アヤセったらそれは必殺仕事人の悠さん(漢字違うかな?)みたい。懐かしいなぁ、もう、解るかたあまりいなさそうですけど。

 そうしてほのぼのラストシーン。いいんですけど、結局アヤセの病気自体は、なにも好転してないというか、ますます心配なままで終わってしまうんでした。

 4人でじゃれながら歩くさまはまた可愛らしくて、にやけながら見てしまいました。アヤセったら、ドモンが肩にかけた手を、速攻振り払ってるしー。仲良さげに笑いあってても、その芸の細かさが好きです。へへ。

 

    来週「予言者を暴け」

 またまたコスプレな竜也とユウリ。竜也ったら、めがねと髪型で別人になっちゃう。一瞬、予告見ても誰だか解らなかった。

 

「雨に濡れた嘘」雨に濡れた嘘予言者を暴け「予言者を暴け」

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