「未来への帰還」 1/21

 屋上で話をする竜也とユウリ。眠れなくてそんなところにいるのに、バッチリ化粧してるユウリはちょっと不自然。その顔で寝ようとしてたのか? 肌が荒れるぞ、と余計な心配をしてみたり。
 ドモンがホナミのこと考えてたり、シオンはタックになにが正しいなんてないんですよね、と言っていたりするなかで、アヤセだけ、出てこないのはどうしてでしょう? ねぇ、アヤセは? アヤセはどう考えてるの? と、テレビのまえでじたばた。私としては、そこが一番大事なところなんだけどなぁ。病気のことも、このままじゃなんとも半端な感じだし。
 そうして、どこの場面もかっとばして、とにかくあの竜也が4人を帰らせようとする場面で、号泣。シオンの「ここが僕のふるさとなんです。守りたいんです!」という台詞なんかもう、涙なしでは聞けません! アヤセは、竜也がなにをしようとしているのか、気がついててみんなに降りようって促したんだよね。でも、竜也はそんなアヤセを押し戻して。
 お互いが大切だからこその選択で、だけど、あまりにも一方的な決断で。迷ってるひまもないって状況だったんだろうけど、竜也の気持ちを考えたら、それはとっても辛い決定だったんだろうと思うけど、でもアヤセだってユウリだってシオンだってドモンだって思うところは色々あるわけで・・・と、考えだすともう頭ぐるぐる。どうしたら一番いいのか解らない。どうなることがハッピーエンドと言えることなのかも解らない。子供番組なのに、船隊モノなのに、私ったらなんでこんなに、こんなところで頭使ってんだろう? と、思います。しかし、使っても答えが出ない。わかんないけど、とにかく5人とも幸せになれる結末にして欲しいです。って、無茶なのかなぁ、この願いは。ここまでくるともうね、30世紀も、21世紀もどうでもいいから、とにかくこの子たちだけ幸せになってくれればね、とか思ってしまうんですけど。
 直人の手に入れたものは、なんだったんでしょう? 力が欲しいと、権力を切望して。でも、最前線で戦ってきたのは力のためだったとしても、結果的には人々を守ってきたんだよね。悪いことしてたわけじゃない。正義の味方でもないけど。簡単に手に入れたものは、簡単に指の間をすり抜けてっちゃうってことでしょうか? あまりにも簡単に、解任通告をされて、まるで犯罪者かなにかのような扱いを受けてしまうんですね。地位を手にしたときに、もっと、自分自身の味方になってくれる部下を持っておかなきゃいけなかったんだよ、ってことなのかなぁ。
 そんな追い詰められた状況下で、タックには死の宣告までされちゃっていて、それでもトラとサクラのために、銃弾のまえに飛び出してっちゃうんだ。あんなにたくさん撃たれてまだ生きてるなんて・・・こいつの腹にも石が入ってるんじゃないのか? なんて思ってしまいましたが。竜也もなぁ、助けるならもう少し早く助けに入ってあげればいいのに。助け起こそうとする竜也を突き飛ばす直人の心情を思うと、憐れ。
 で、二人で逃げながら爆発が背中に迫ってきておしまい。なんつーところで終わるの? と、思ったら、なんだ予告で二人とも生きてるじゃん。こんな気の持たせかたをして終わるなら、予告の作り方ももう少し考えればいいのに。とか、言いながら、一週間待ち遠しく過ごすことに変わりはないんですが。

 

  

    来週は、「千年を越えて」

 みんな、帰ってくるの? 竜也のところに、もう一度。なんか、そういうタイトルだよね。まさか、竜也が30世紀に行くはずないんだし。でも、よく考えたらきっちり千年なら、もう31世紀になってんのか。直人はあれだけ撃たれても、包帯して出てきてたみたいですけど・・・ホントに無事なのでしょうか?

 

「ドンの最後」ドンの最後未来との断絶「千年を越えて」

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