我が家の介護日記
ここでは、父を自宅で介護するためにそろえたものを書き出していこうと思います。
購入したものや、私が自分で作ったものなど2種類に分けています。
☆家での介護のために購入したもの☆
○車椅子
- 1995年、ちょうど父が仕事を引退してから1年後に購入しました。長く歩くのが困難になり、ディサービスに行くのにもやはり必要と言う事でした。市の福祉課の方に相談し、業者の方が家に来て父の体形(身長や体重)に合わせて作ってもらいました。軽くて持ち運びのしやすいものでした。
○ポータブルトイレ
- 車椅子の購入と同じ時期に購入しました。やはりおきあがるのに時間がかかるのと、トイレまで行く時間で間に合わなくなるといけないと言う事で購入しましたが、あまり使わなかったような気がします。
○介護用リクライニングベット
- これも上記の車椅子などと同じ時期に購入しました。おきあがる時や寝るときにつかまる所がほしいと言う事で色々と考えてみたのですが、ベットを購入したほうが良いと言う結果になりました。
- まずベットに寝るとき、座りやすいようにベットの高さが変えられるもの。そう、膝の高さより少し高い位置だと後ろ向きに座るのにちょうど良いみたいでした。リクライニングを立てておけばそのままベットに横になれるので、父は大変楽に寝れるしおきあがれると言うことで喜んでいました。
- しかし、腰足が弱くなってきた頃リクライニングだけではおきあがるのがつらいと言う事で(ベットの頭のほうを上げると一緒にからだが足のほうにずり落ちてしまう)、足元のサンから太い紐(握りやすいように輪にしました)を付けて、自分で引っ張りながら起き上がると言うやり方をしていました。
○エアーマット
- 1997年ごろ、父がほとんど寝たきりになった頃購入しました。肺炎のため入院していた父ですが、1週間とたたないうちに床ずれを起こし、そのときに病院でエアーマットを使いました。やはり家でも必要ということで購入しました。
- 自分達が使っていても気持ち良いものですよ。父が入院している時は、自分達で使っていましたからね。ぐっすり眠れますよ。
○吸引機
- ポータブルタイプ(持ち運びしやすいようにとってのついたものです。)の吸引機を購入いました。使い方は入院中に看護婦さんや先生から教わりました。しかし、吸引すると苦しそうで、初めは大変でした。エンシュアをいれるようになってからは、2時間に一回ぐらいの割合で吸引していました。
○聴診器
- これは、胃に栄養剤(エンシュア)を入れる時に使いました。胃にちゃんと流れているかの確認をするためです。もっと大きな音で聞こえるのかと思っていたのですが、なれないとなかなか聞こえないものですね。やはり先生や看護婦さんはすごいなーと感心しました
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★私が作ったもの★
○手すり
- 足の動きが衰えてきた頃、手すりをつけました。もともと階段には手すりが着いていたのですが、一番付けてほしいと言われたのがトイレでした。立ってじっとしていると後ろにひっくり返ってしまうとの事で、「掴まって待っていられるものがあれば良いなぁ」と言う父の声を聞き作りました。
○車椅子用食事台
車椅子に座ったまま食事ができるように、高さを調節して作りました。
また、天板に角度が付けてあるのは、座ったままでも少しでもとりやすくするためです。材料は近所のホームセンターにて購入したものです。
これが結構、重宝しました。寝たきりになってからは、吸引機やカテーテル、その他消毒薬や薬などを置く台としてつかっていました。
訪問看護婦さんからも良い印象でした。
○テレビ台
これは父がほとんど寝たきりになった頃(1996年ごろ)作りました。
なぜテレビがこんな高い所にあるの?もしおちたりしたらあぶないんではないですか?
そんな話が出てきそうですが、ベットに寝たまま、首をあまり振らなくてもテレビが見れるのでは?と言う考えからです。と言うのも、寝返りどころか、首を振るのもでき無くなってしまったからです。
少しでも好きな野球が見れるようにと作りました。ただ寝ているだけでは、本当に気力が無くなってしまうのでは、と心配でした。
やはりこれも近くのホームセンターにて材料を購入しました。
パイプをジョイントでつなぎ合わせていくだけで色々な形のものができるので
簡単にこういった台ができます。また、取り付けられる部品もかなり色々そろっています。
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そのほかにもたくさんの介護用品を使いました。しかし、すべて購入するとなるとかなりの金額がかかってしまいます。
訪問看護センターやディサービスで通っていた老人ホームなど相談に乗ってもらいまして、お借りしておりました。
4月から介護保険制度が始まり、父の頃とはずいぶん変わって来ていると思いますが、気軽に相談し、受けられるサービスを聞いてみてください。
また、協力してもらいましたセンターや老人ホームの方々には心より感謝しています。
