91式安定器付改2型航空魚雷


真珠湾より引き上げられた91式安定器付改2型航空魚雷


日本海軍の秘密兵器

 真珠湾攻撃を大成功させたのが写真の91式安定器付改2型航空魚雷です。
従来の航空魚雷は雷撃機から放された瞬間海底約50〜60メートルまで一時沈みそれより浮上し敵艦に向かうのです。しかし真珠湾の深さは約12メートルとても雷撃など考えられない水深でした。  これを可能にしたのが日本海軍の雷撃隊と91式安定器付改2型航空魚雷です。魚雷に木製の側翼を付け水深12メートルでも雷撃を可能にしたのです。魚雷の性能ももちろんでしたが発射のタイミングが難しく魚雷を放つ瞬間の高度はわずか5メートルと当時の常識では考えられない技術であったのです。  アメリカは、日本の航空技術をかなり低レベルと考えており、まさか航空機で真珠湾の軍艦を攻める技術など持ち得ないと考えていました。


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