〔 目次 〕 |
はじめに |
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「私が本書を書いた最大の理由は、健康な時から自分自身の身体を検査することを 習慣にして、『避けられる死は避けてほしい』からだ。」
「現在、ガン、心疾患、脳血管疾患が日本人の3大死因だが、年々、低年齢化し、 30歳代前半の人でも、これらの病気で倒れる人が増えてきている。」
「何よりも、現時点では、ガン、また、心臓や脳血管の障害などによる突然死を防ぐ 唯一の方法が、人間ドックでの早期発見なのである。」
「病気はどんなものであれ、『病気になってから治療を考えるよりも、予防を 最優先する』ことが大切である。」
「定期的に健診を受けている人には“死の病”(死に導くほど進行した病)は存在 しないといっても過言ではない。」 (本文より) |
第1章 |
「自覚症状」が出てからでは手遅れになる、これだけの根拠 ・・・早期ガンならほぼ100%完治する! しかし… |
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- ガンはもはや死の病ではないが
- 人生最大の分岐点
- ガンへの誤った思い込みが、治療を困難にしている
- 不本意な死を迎えないためにも
- なぜガンは手遅れになりやすいのか
- 「ガン家系」はあるのか?
- 薬好きの日本人の落とし穴
- どんな名医でも、進行してからでは治せない
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第2章 |
“治るガン”で大切な命を失わないために ・・・隠れたガンの芽をつむ、最新予防医学 |
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- 早期発見なら、入院せずに済むケースも
- “奇跡の治療法”で本当にガンは治るのか
- “治る”うちに芽をつむ、最新の医療技術
- 何より大切なのは“ガンがない”ことの確認
- 早期ガン患者に対して、私があえて告知する理由
- 最も注意すべき5大ガンの発見法
- 肺ガン……いまや、レントゲンに写らない小さなガンも発見できる
- 胃ガン……早期であれば、開腹手術がいらない場合も
- 大腸ガン…最新技術で精度が上がり、90%以上の発見率に!
- 乳ガン……痛みのない「しこり」があったら要注意
- 子宮ガン…最新技術で、検査をすれば発見しやすいガンになった
- その他のガン…腎臓ガン,胆嚢ガン,肝臓ガン,膵臓ガン,食道ガン
- こんな兆候に気づいたら、即病院へ
- “治るガン”を手遅れにしないために
- 体験例1…「忙しさ」にかまけて、危うく命を失いかけたAさん
- 体験例2…わずか2個のガン細胞発見が、進行ガンへの移行を止めた
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第3章 |
働きざかりを襲う「突然死」も、事前に手を打てば怖くない ・・・脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞…の最新予防医学 |
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- “突然死”は“当然死”である
- これが突然死を招く生活スタイルだ
- 健康を過信したばかりに…
- 動脈硬化がもたらす、脳や心臓への大きなダメージ
- “外見の老い”より怖い“血管の老い”
- 心臓が発するSOSを見逃すな
- 脳の動脈硬化、その危険な前触れ
- 突然死につながる、12の危険なサイン
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第4章 |
ガン・突然死の発生率を下げるちょっとした日常習慣 ・・・健康長寿の人々が実践している「攻めと守り」の健康術 |
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- ガンも突然死も、基本対策はふだんの生活にある
- ガンの発生率を下げる12ヶ条
- 生活習慣病を防ぐ「攻めと守りの健康法」
- 肉体の健康法
- 脳細胞の健康法
- 精神の健康法
- 食事の健康法
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第5章 |
安心して人間ドックを受けるために、これだけは知っておこう ・・・正しい検査の受け方、費用、数値の読み方 |
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- “人間ドックは高い、時間がかかる”の誤解
- 車には車検があるのに、人間にはない不思議
- 「検診」と「健診」では大違い
- 人間ドックを受ける時の注意点
- 検査項目を事前に知っておこう
- 肺ヘリカルCT検査
- 乳房超音波検査
- 下腹部超音波検査
- C型肝炎ウイルス検査
- 痰検査
- 直腸検査
- 骨粗鬆症検査
- 前立腺腫瘍マーカー(PSA)
- メンタルヘルス チェック
- この検査数値が、あなたの健康を保証する
- 身体計測…体重(BMI値,ブローカー指数)
- 診察…血圧
- 尿検査・便検査…尿タンパク、便潜血反応
- 血液学検査…赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、白血球数、血小板数、
MCV、MCHC、総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪
- 膵機能検査…血清アミラーゼ
- 肝機能検査…GOT、GPT、γ-GTP、LDH、ALP、総ビリルビン、
血清総タンパク、HBs抗原、HCV抗体
- 腎機能検査…尿素窒素、クレアチニン
- 痛風検査…尿酸
- 糖尿病検査…空腹時血糖値、ヘモグロビンA1C、経口糖負荷検査
- その他の検査数値…RAテスト
- 安静時心電図検査
- 腹部超音波検査
- X線検査…胸部X線検査、胃部X線検査
- 眼底検査
- [コラム] 総コレステロール値を下げる生活習慣
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第6章 |
信頼できる主治医を見つけるための患者学 ・・・自分にとって本当に良い医者を選ぶ方法 |
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- “大病院=いい病院”とは限らない
- 主治医を見つけるのが難しい大病院のシステム
- “名医”に診てもらっていれば安心か
- 本当に信頼できる主治医を見つけるには
- [コラム] “3人”の主治医を持とう
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日本人間ドック学会、日本総合健診医学会が薦める人間ドック実施医療機関 |
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