「免疫革命」
著者:安保 徹(新潟大学大学院医学部教授),発行:講談社インターナショナル(2003/7)

この書籍のご注文は Amazon.co.jp へ ⇒ 詳細情報

〔 目次 〕
序 章 現代医学はなぜ病気を治せないのか
 
  • 病気の本当の原因はストレスだった
  • 古いようで新しい免疫学の歴史
  • 免疫学はたこつぼ化の危機にある
  • 身体と生命を全体的にとらえる免疫学をめざして
  • 免疫学から、ガンのほんとうの原因が見えた
  • 三大療法でガンは治らない
  • 免疫力を上げればガンは自然退縮する
  • 免疫力を上げるとどうしてガンが治るのか
  • ガンは怖くない
  • 現代医療がガンの痛みをもたらしている
  • いまの医療は薬に頼り切っている
  • 強力な現代薬が病を深くした
  • 対症療法では慢性疾患は治らない
  • 身体のシステム全体をとらえる統合医学
  • 生命をはぐくみ体調を整える三つの体内システムを理解せよ
  • すべての生体活動に関わる自律神経に着目する
  • エネルギーのシステムから新しい医療が見える
  • 食と呼吸こそ生命エネルギーの源だ
  • クーラーと冷蔵庫が病気を増やした
  • 自律神経はすべての細胞を統合する
  • 現代医学は分析におぼれている
  • いまの医学は「知識はあれど、知恵は回らず」
  • 「やわらかい」頭でパーキンソン病の謎にとりくむ
  • 知識ではなく知恵のある医療をめざせ
  • 心の問題がたいへん重要
  • 自然に従って生きるのが、生物としての人間の当たり前の姿
第一章 病気のほんとうの原因
 
  • ストレスで増える顆粒球が病を招く
  • 増えすぎた顆粒球が粘膜を破壊する
  • ストレス原因説を裏づける、新生児の顆粒球増多症
  • 交感神経緊張は万病のもと
  • 新しい免疫系の破綻で起きる病気もある
  • リンパ球過多の人は風邪が重い
  • リンパ球・顆粒球が足りなくて起こる病気
  • リラックスしすぎても身体に悪い
  • 消炎剤解熱剤が治癒を阻んでいた
  • 血流を止める対症療法の怖さを知る
第二章 もうガンも怖くない
 
  • ガンの原因は極めて強いストレス
  • 発ガンのほんとうのメカニズム
  • 免疫力が上がればガンは退縮する
  • ガン細胞は、けっして強い細胞ではない
  • ガンを治す究極の四ヵ条
  • ガンは笑って治そう
  • ガンの三大療法の是非を考える
  • 手術について
  • 抗ガン剤について
  • なぜ抗ガン剤はガンを治さないのか
  • 抗ガン剤治療の問題点を象徴するイレッサ
  • 抗ガン剤治療隆盛には、歴史的な背景があった
  • 放射線治療について
  • 熱や痛みのあとでガンの自然退縮が起こる
  • ガンの温熱療法が効くのはなぜか
  • ガンになりやすい心と性格
  • 発ガンの機会を増やす身近で危険な薬
  • 転移はガンが治るサイン
  • 老人のガンこそ、ゆっくりと治そう
  • ガン検診のパラドックス
  • 早期発見、そしてリンパ球に注目した治療を
  • 理論派に効く、リンパ球移入療法
  • 発ガンを促す生き方を変える
  • リンパ球が多すぎてガンになることもある
  • 消えた幻のガン治療薬の効果とは?
  • ガン治療中の注意
第三章 薬に頼らずアトピーを治す
 
  • 現代生活の有害物質アレルギーを引き起こす
  • シックハウス症候群のメカニズム
  • 難治アトピーは対症療法がもたらす
  • ステロイドはアトピーを治さない
  • ステロイドが成人のアトピーを増やしている
  • ステロイドの副作用は精神生活にまで害を及ぼす
  • アレルギー疾患対策は社会全体で取り組むべきだ
第四章 慢性病の治し方
 
  • 難病、膠原病の真の原因
  • 膠原病が発症するきっかけは強いストレス
  • ステロイドの長期使用が膠原病を不治にする
  • ステロイド投与から他の病気をかかえこむ
  • ストレスからの離脱こそ、治癒の絶対必要条件
  • 腰痛・膝通の謎を解く
  • 腰痛・膝通が起こるしくみ
  • 消炎鎮痛剤が全身病を誘発している
  • 代替医療をとりいれつつある整形外科医療
  • 中高年の腰痛・膝通を治すには
  • 骨格のゆがみが痛みの原因とは限らない
  • 慢性腰痛・膝通からの脱却には消炎鎮痛剤の服用停止が絶対条件
  • 急性の痛み以外、消炎鎮痛剤は使わない
  • 潰瘍性大腸炎クローン病
  • 自律神経失調症更年期障害の治し方
  • 五十肩を治す意外な方法
  • 対症療法を根本から問い直す
  • まだある、身近で危険な薬物療法
第五章 病気と体調の謎が解ける免疫学
 
  • 免疫をつくるしくみを知る
  • マクロファージが白血球の元になった
  • マクロファージは血液と血管の両方をつくりだした
  • 進化によって白血球は機能を分化させた
  • 顆粒球は大きな異物をのみこんで処理する
  • リンパ球は接着分子で小さな異物を処理
  • マクロファージがリンパ球に指示をだす
  • マクロファージは免疫系の基本をつくっている
  • 顆粒球は免疫を成立させないで炎症を治す
  • リンパ球は漿液性の炎症を起こす
  • 白血球は自律神経の支配を受けている
  • 自律神経の失調が病をつくる
  • 潰瘍の原因は顆粒球過剰だった
  • リンパ球過剰が過敏体質をつくる
  • 身体の中の異常を監視する胸腺外分化T細胞の発見
  • 生物の上陸とともに進化した胸腺−外来抗原向け免疫系
  • 古い免疫系が病気の謎を解く
  • 個人間の差異をつくるMHC
  • 種が保存されたのはMHCのおかげ
  • MHCにも古い由来のものと新しい由来のものがある
  • 年をとると免疫系が新旧交代する
  • 百歳老人は古い免疫系に守られている
  • 古い免疫系がストレス下で体を守る
  • 正しい妊娠を支える古い免疫系
  • まとめ−古い免疫系に注目する免疫学が未来を開く
第六章 健康も病気も、すべては生き方にかかっている
 
  • 楽をしすぎても病気になる
  • 心のもち方が体調をつくる
  • 食べることの大切さ−食生活副交感神経へのスイッチ
  • 意識と無意識の両方をつなぐ呼吸が重要
  • 筋肉は、使わなければ意味がない
  • 身体は冷やしてはいけない
  • 現代医療をよくするために〜代替・補完医療が治療の選択肢を増やす
  • 東洋的な思考が未来の医学をひらく
  • 病気を減らす社会をつくる
  • 究極の健康法とは、自然のリズムに乗って生きること
あとがき
  「いま、医学界の常識のなかにも、変えるべき課題があるように思います。」
「社会全体がまちがいに気づき、方向転換をはかっていくことが必要なのでは
ないでしょうか。 そういう力として、この本が少しでも貢献できれば幸いです。」

(本文より)
 

HonyaClub.com.


[ 健康の回復・増進に役立つ本 ]