クリスタル(7月)

キングじゃないのよ。ウォーターでもなくて。
ファイナルファンタジー9なのである。7や8に比べて操作性があがったうえに、面白くもないラブストーリーを延々見せられることもない。
新鮮みはあまりないが、プレイしていてストレスを感じないのはよいソフトの証拠だ。
私の場合、FFシリーズはハマると吐き気を催しながらテレビの前に座って連続15時間ぐらいプレイする羽目になる。今回はあたり。

私のテレビはゲームとDVDとLD専用になっている。一応アンテナには繋いであるが、見たい番組がないので。
嗜好の問題は深刻で、イヤだと思うと一秒でもその画面を見ていたくない。音楽でも嫌いなものは聞きたくない。
テレビで流れる音楽は好きなものと嫌いなものが頻繁に入れ替わり、最近は私がダメなものの比率が格段にあがってしまって見ていられない。
衛星放送は面白い番組をぼちぼちやるのでたまに見る。民放のバラエティは軒並みボツ。
年をくった、というのかしら。ドリフの大爆笑を見たおじいちゃん世代の人も同じ事を思ったかもしれない。なにが面白いのかよくわからん。
プロが素人であることを売りにするって、どうかな。それこそ時代の要求する芸なのかな。
大量消費のメディアよねえ。昔っから言われてるけど。いいんだけどさ。ほかで楽しむから。

久しぶりに正統派FF節に触れて、ちょいと気分がスネました。
そだ、もう一つ。あんたたち(特定多数)なんでそんなに歌がへたなんだー!ヘタウマでもないったらもう。
メロディと歌詞も大切だけど、声質に重きを置いてるので聞いてて大変辛いです。

ビデオは最高。どう見てもSFXなのがあったりして。物体Xっちゅーか。それあんた息できんやろ、とか。
ありがとう、Nさん。18日こそは例のテープ持っていきます。来られないときにはKさんに預かっていただいていいのかな?

これからいいところ(6月下旬)

よいものを貸してもらった。
どのくらいよいかというと、3日は外見を眺め回し、2日は○○○に入れてそのなんたるかを想像し、やがて中身を見て楽しむことが出来るだろうブツである。私は大変楽しみにしている。
・・・嬉しげに伏せ字なんか使ってますが、ビデオテープですよ。
しかし、引き換えに渡すべき私の努力の結晶(これもビデオ)が、これはよくあることだが、部屋に散乱するものに紛れて見つからなかった。
ごめんなさい。ここであやまってどうなるものでもないが。

素人、を売りにしているビデオはよくあるが、あれは本当に素人なのだろうか。(盗撮除く)
ストリップの宣伝は大嘘だ、という話を聞いた。初めての子ばかりを集めると、たいがいステージに上がる前に逃げてしまうそうである。
海千山千のおねいさん方にもまれて一人前になっていかなくてはいけない。
私なぞはその方が味を感じるのだが、男性方はどうか。
やはり最後は素人娘が最高だ、などという話になるのだろうか。
そういう傾向が全体にあるのか、それとも好みの範疇なのか。
恋愛対象とその手の処理とが微妙に混ざっているのか。いないのか。
幅広く聞いてみたいが、難しい問題だ。少なくとも職場で聞いた日にはセクハラ対策委員会(・・・委員会ってなぁ・・・)に呼び出されてしまう。
友人をなくしそうで女の友達には聞き難い。(何人か全然平気な人もいるが)
ウェブ上でその手の話を聞くのもいいが、顔が見えないとどうも嘘臭い。
いつもの飲み屋さんでヨタ話するしかないかな。

とうとう、客引きのお嬢ちゃん方に「お兄さん寄ってって〜」と声をかけられた。夏で薄着なのに。
直後、「え、違うよ女の人じゃん」「えー?」「うそー!」「きゃー!」とか言われて思いっきり笑われた。
好きで化粧気のない格好をしているのであるが、このごろ少し考える。
せめてすっぴんでも、間違われないくらいにはなっておきたいものだ。
しかし、夜中3時に松屋で焼肉定食食うのにこの外見は便利なんだよな・・・(そんなもん天秤にかけるな、という声がどこからか聞こえるが)


ウェディングベル(6月中盤)

黒いネズミの着ぐるみに入ってる人って身長何センチなんだろう。
その包容力のあるおててを背中に添えられて、有頂天になってるうちに部屋を出てしまったわ。
確かめるつもりで彼のお家に行ったのに。男性にしては肩の高さが低かったような気がするんだよな。

今年の冬から春にかけて周りの結婚ラッシュにはまいったまいった。
それにしても、できちゃった結婚が多い。それくらいしか結婚のきっかけってなくなってるのか。
お見合いは聞かなくなったが、それ専用のパーティ(男女とも会費制資格制限あり)で相手を見つける人もいるみたいだ。
みな、結婚を前提にしてつきあう相手を捜しに来ている。
「あなた(君)との結婚を夢見ていたのに!」「そんなつもりだなんて知らなかったな」
などということはない。
「どうかした?」「ちょっとまだ心の準備が」「なにをいまさら、ここまで来ておいて」
この会話はホテルに入るかどうかではなく、式場に説明を聞きにいくかどうかで行われるわけだ。
合理的でよろしい。

友達には情緒のないやつ、と言われる。失敬な。
いずれ怒濤の大恋愛をして、人生観を340度ぐらいひっくり返したあげくに結婚などもしてみるつもりなのである。
ただし、私が独身の方がやりやすいと思ってることをすべてやってから。
ひょっとしたら60歳を越えるかもしれないが、そのときはまあ自分で子供は産めないというだけの話だ。
それに人生一寸先は闇だ。見るべき程のものは見たという心境に明日なるかもしれないではないか。

想像もつかない出来事、というのは起こることがあるのだ。


High ! High ! High ! High ! (6月)

あーやられたやられた。
黒いネズミにやられましたよ。アメリカのね。
私にとってはイメージ的に一つの絶対的な価値観に支配されてるという点で、アヤしい宗教の総本山と変わらない場所なのだが。
東京Dィズニーランド。
面白いというのは何にも勝る。アレを面白いと感じる自分に思うところはないでもないが。

その遊園地の中で昔のアニメーションを流している場所がある。
それを見るまで私はあまりDィズニーの動きが好きではなかった。
でも初期の頃の作品は動きにあまりイヤミがない。で、テンポがいい。
近年の(といっても30年前だったりする)Dィズニー作品よりもとっつきやすい。
あれを今から80年くらい前に作っていたのだ、と思うと確かに創始者は凄い人だったと納得できる。
アニメーションのスタイルを確立した偉大なる先駆者と呼ばれて当然かもしれない。
キャラクターとしてはFライシャーのベティ・ブープの方が好きだけれども。

日本のアニメーションは限られた予算と日程の中で効果的な表現を得るために、Dィズニーとは違ってカメラワークを意識した技術が発達した。
それは演出上甲乙つけがたい素晴らしいものだったと思う。
でも、今回は単純に絵が動く、自由自在に音楽に乗って動くことの凄さを見せられたような気がする。

面白いぞ、Dィズニー。
しかしDィズニーランドはもう10年は行かなくてもいいぐらい堪能する気で行ったのに、来年拡張されるなんて。
行くまで知らんかった。いくら私がその手の情報に疎いといっても。
おかげで来年も行かなければならない。(←くせになってるし)


愛があれば大丈夫(5月最終)

私が大学にいた頃に、高校時代の友達に会って飲んでいたときだったか。
彼女がデートに行こうと玄関を出ようとしたとき、母親からあるものを渡されたという話を聞いた。
子供じゃないんだから、身だしなみとして必要だということで。彼女の母親の台詞。
「ハンカチ、鼻紙、コンドームや!」
いまだに忘れることができない。

昨日久しぶりにピアノリサイタルなるものに行ってきた。
母親の友人が来られなくなったので急遽私に奢ってくれることになったチケットだったが、ラッキーだった。素晴らしい演奏だった。
ちょっと音にエコーがかかりすぎるような気がしたのが京都コンサートホールの特徴なのか演奏家の癖なのかは聴き比べる機会がまだ少ないのでわからないが、包み込まれるような音色は絶品だった。この人の演奏は確か3回目(生で聴いた、ある程度有名なピアニストはこの人しかいない。なぜなら母がファンなので機会が多くなるのである)だが、こんなに感動したのは初めてだ。
やはり芸は生ものだ。当たりはずれがどうしてもある。
だから、録音に情熱を傾けたピアニストもいるみたいだけれども、CDもしくはアナログ盤を買ったとしても、ライブで聴くような音色を楽しもうと思うと・・・100万円のスピーカーとかいう話になるのだろうか。防音壁に音を吸収する素材を張り付けて、とか。部屋の広さはある程度広くないと、とか!
ばかやろー、金ねえんだって!宝くじか、やっぱり!
どうも私の愛は生み出す方にまわらず、消費する傾向にある。

愛あればこそ考えなきゃならんことが色々あるねえ。
とりあえず私のやるべきは宝くじと株か?ああ元手がない。貯めなきゃ。


ぴちぴちちゃぷちゃぷ(5月終わり)

変態チックな題をつけるのはやめましょう。と某さんに言われそうだな。
「もう一冊」はロリポップだった。ロリタッチ、というバッタもんみたいな名前のもあったようだ。
うちの妹君からツッコミが入った。あっちの方が記憶がはっきりしている。なぜだ。

5月、京都はまるで梅雨のよう・・・とか思ってたら、いきなり夏が来た。そのうちまた梅雨に戻るであろう。それにしても暑いったら。
水商売の人が嘆くに、週末をねらい打ちにして雨が降るそうだ。
私は気にしないで遊びに行ってるので、「さよですか」としか言えなかったが。
鴨川も夏の2大風物詩が見られる頃。
床と、もう一つは河川敷で等間隔に並ぶ「ひっつく若人」である。
「ひっつく」って方言かな、やっぱり。「くっつく」に同じ。
お金がないときに重宝するのだそうだ。ちょっといちゃつく分には適度に暗くて安全で。
床は五山の送り火の日以外は行ってもしょうがないような気がする。
蒸し暑いし、下の方からは若者の傍若無人な話し声が聞こえて風情がないし。店によるんだろうけど。

で、五山の送り火で思い出したが、なんか今年は年末カウントダウンで大文字山の送り火を焚くとか。
この噂本当ならやめてくれ、観光協会。大文字焼きとか言われても「そのとおりです」としか言えなくなるじゃないか!
妙法の向こう側にはなんだか緑色のネットが見えるしさー。ゴルフ場かー?
観光都市としての計画がなにひとつないっていうか、世界で成功してる観光地の魅力を持ってないっていうか。
想像力をかき立てる町並みがないんざんす。
確かに観光第一にするには住んでる人が多すぎるんだけど。
第一線の力のある都市を目指して、進取の気勢のあるところだったのはわかるのだが、もうちょっと見るべきところを残しておいてくれてもよかったんじゃなかろうか。
どうなのかな。ここって観光に来て面白いと思うのかなー。日本に来るのはこの古都があるからだ、というほどの値打ちのものに見えるかな。
一つ一つのお寺は素晴らしくて、これだけの地域に集まってるのは貴重だと思うけれども。
せっかくなんだから、この地域は江戸時代、ここは平安、室町、とかわかるようにして町を一つのテーマパークのようにしたら面白いと思うんだけどな。
だって好きなんだよー。もっと誇りたいんだよー。
天皇さんも遷都の詔まだ出してないし(笑)
だから東京はまだ仮の都だし(大笑)
や、実際帰ってこられたら警備とか交通規制とかめんどくさいのでいいです。
せっかくの資産(遺産だけど)有効に使いたいものですな。

あんまり題名と関係なくなっちゃったな。いつもか。


夢の続き(5月中盤その2)

前のやつで言ってるのは美少女アニメの金字塔「くりぃむレモン」中の最高ヒットシリーズのことである。なんのことかわからなかったらいけないので、念のため。
私の周りには知らない人はいないのだが、ちょっと人間関係偏ってるかもという自覚はある。
こんなところ見る人にはいらぬ気遣いだったか?

私が美少女系に足をつっこんだのは15年くらい前だ。それまでは実写が主だった。今何歳なんだ、などと計算しないように。
第2次美少女ブームかなんか言われてた頃で、その手の雑誌やアニメが大変充実していた。月3冊買ってたし。
レモンピープルとハーフリータと後一冊はなんだったかな。
森山塔が描いていたのはどこだったかな?
当時レディースコミックより面白く読めたのは、結構連載ものが多かったからか。今、通して読んだらどんな感じだろう。
画面はスカスカなのだが、その後同人誌を見慣れた身には気にならないレベルだった。アレは人しか描いてない大手サークル多かったし。ひどい人は顔だけとか腕だけとか。

同人誌も美少女系とやおい系(ともに性的描写度が高いあたりのもの)はキャラの記号扱いも極まってて面白い。
どんなキャラを見ても同じような容貌で性格パターンで、歌舞伎を見たらここで声をかけるのはお約束だ、というぐらい様式美を感じさせてくれる。
嫌いじゃない。
「・・・オレが欲しいのなら来いよ」とか「いっぱい出して・・・・すごい・・・」とか。
いや、好き。ごめん。こういうチープでジャンクな台詞は大好きだ!
眼鏡かけてスーツ!乳を強調するエプロンに紺のメイド服!
そんじょそこらじゃ見られない引きずって歩きそうな胸とか仕事帰りにジムに通ってますってな力強い肉体!
オレたちが求めているのは!性的描写だけなんだぁぁぁ!というすがすがしい自己主張。
思わず心が和みます。・・・慕わしい場所・・・アドレナリン薫る懐かしい場所。エロ&美少女の殿堂、晴海の新館1階。ただし、風呂に入らないやつは問題外だったが。
虫の世界のように本能と利益が人の行動を支配する場所。有明に移ってから輝きが失せた気がするのはなぜだろう?オープンスペースは風情がないのか。

あ、エロと美少女系は同じような場所に配置されますが、私は別物として扱っております。美少女は性的描写が主じゃないのもあるし。最近はどうなのかな。そういう人たちは創作少女ジャンルとして参加してるのかな。
や、いいんだけど。さすがに今はあの人の波に入って自分で買いに行こうとは思わないな。売り子するのは好きなんだがなあ。大人になったわね。ふ。


魅せられて(5月中盤)

「亜美」、と聞いてなにを思い出しますかと言われれば、1に野々村、2に水野。
立派なオタクであろう。
ちなみにセーラームーンに一番ハマりまくっていたときも、この順番は変わらなかった。
私は「媚・妹・Baby」より「亜美アゲイン」(いや3作目だったか?)の方が好きだ。河野さんファンなんで。宏なんかぺぺぺのぺぃである。
たとえ声が飛○さんで当時わりと好きだった声優さんでも、あの役はいただけない。
亜美、あんな男のどこがいいんだ。ただお兄ちゃんなだけではないか。

なんのかんの言いながら実物アニメは一作目しか見てない。
亜美のシリーズはたしか劇場公開された作品があったはずなのだが、(「亜美・旅立ち」か?)見る機会を逃した。私にまだ世間体を気にする神経があったのと、前評判が悪すぎたせいである。
今やっていたらたとえ大阪のキツい場末の館でも見に行くのに。しゃべりさえしなければ私は場になじむこと間違いないし。(泣)
いまだに祇園の呼び込みに「お兄さん」と呼びかけられるのだ。うなるほど金があれば行ってみるのも一興とは思うが。いやいや。もとへ。
私がちょうどその世界から離れていたときにビデオで出たらしい最終シリーズはかなり絵と話の雰囲気が変わっているらしく、不安もある。どうやら河野さんの扱いも悪いらしい。
しかし、いつかは全作制覇したいものだ。
あっしまった、近所にあったオ○ムくさい古本屋兼ビデオ屋で漁っておけばよかった!もうつぶれちゃったけど!

「下級生」は麗子を落とすのに失敗してダレ気味である。
好感度上げすぎりゃイベント見られなくなるし、ちょっと低けりゃ本番Hできないし、この女は。
最初からやりなおしなのか、ひょっとして。うがあ!


セーラー服を脱がさないで(GW)

前戯は省かないで。
なんて贅沢な。いや、人として。いやいや。

昨年末に秋葉原で買った「下級生」Win95版をようやくプレイしてみた。
初めて買ったパソコンは18禁ゲームをやるためにNECの98シリーズだったっけ・・・それから知り合いの兄ちゃんにエルフっていう会社のゲームをいっぱいもらった。
最初にハマったのがこのゲームだった・・・んー、ノスタルジー。
門井亜矢の絵が好きで。今も好きだなあ。
Win95版は98版にサターン版を足したようなものだと聞いてたけど、確かにテキスト部分も少し変わってるし、絵も増えている。
瑞穂、涼子、真歩子と落として一応、彼女たちに関して前にあったイベントは全部クリアしたんだけど、これ以外に増えているかどうかを確かめる気力はさすがにない。
ニフティのライブラリで調べるか。

一度ヤったらいきなり脱がしてもいいのはわかってるんだけど、ついつい手順を踏んでしまう。
実は選択肢選ぶのがめんどくさいだけです。
現実では面倒だと思っちゃうともうダメらしいぞー。ダメだぞー。(誰に言ってんだか)


The point of no return(5月)

トマス・ハリスの「ハンニバル」を読んだ。本屋をのぞいたら平積みされてたので。
「羊たちの沈黙」の続編である。
映画が公開された頃は特に興味がなかったが、一年くらい前に友人が原作(もちろん和訳の)を貸してくれて、面白かったのでビデオを借りてみたら主人公のクラリス・スターリング役ジョディ・フォスターがかわいくて気に入っていたところ。殺人鬼ハンニバル・レクター博士役のアンソニー・ホプキンスは少しイメージが違ったような気がするが、これは演出の問題だったような気もしないでもない。レクター博士はもうちょっとelegantなのよ!そのほかの演技は満点と思う。

最近「オペラ座の怪人」の新訳が発売された。これまでの創元文庫版とハヤカワ版はなんだか、直訳っぽくて文章がごちゃごちゃしていて読みにくかったので(原語で読んでもそうらしいが)期待して買ったが、まだちらっとしか読んでいない。原作ファン失格であろう。でも、なんか私にヒットしそうになかったからな・・・。

「羊たちの沈黙」のレクター博士とオペラ座の怪人(私の好みで以下原作寄りにエリックと呼ぶ)の相似については、演劇系のサイトの話題にものぼっていたかもしれない。
ようするに殺人になんの禁忌も持っていないとか、奇形であるとか、頭がよすぎて一周回ってるとか、音楽に執着があるとか、むっちゃ年下のちょっと好みな女の子に何らかの啓示を与えて楽しむとかである。
さて、今回「ハンニバル」ではさらにその印象が強まった。
前作から7年後、牢から逃げたレクター博士は世界を歩き回り、現在はフィレンツェで自分の嗜好に合った生活をしている。一方クラリスは麻薬組織強襲作戦の様子をマスコミにすっぱ抜かれて「死の天使」だの「FBIの殺人機械」だのと叩かれるところから話は始まるのだ。ファントムファンには聞いたことのある単語がすでに出てきてますな。
そして、なんとレクター博士のお貴族さま趣味なこと。
ワインは一本2万円ぐらいするものをばんばん飲むし、グルメだし(彼の作る料理はほんと美味しそうだ・・・材料は人間だったりするが)もちろん芸術には造詣が深くて、コンサートにはオリジナルの楽譜を持っていって今の演奏との相違点なんかを楽しむしで、カニバリズムをのぞけば趣味がエリックとかなり重なる。
外見については、レクター博士の被害者で彼への復讐に燃えるサディスト、メイスン・ヴァージャー氏がエリックさんそっくり。
顔の肉を飼い犬に食われちゃって、整形外科医の技術によってかろうじて頭蓋骨の上に皮を引き延ばして張ってある。鼻、唇はなくて歯はむき出し。所々に血管が浮いている。
「この下で人間の精神生活が営まれていることにショックを受ける」ような容貌。ファントムファンとしては聞いたことあるような。

幼児期の体験が人格形成に重要な役目を担っている、という大前提の下にエリックやレクター博士の言動を見てみると、大変彼らはわかりやすい。
エリックは先天的なその姿ゆえに誰にも触れてもらえなかった。彼はまごうことなきコミュニケーション不全と思われる。
レクター博士は幼少時に妹を飢えた敗残兵に食われてしまったことが彼の行動原理に影響を与えている様に書かれている。
そして、催眠術にかけられ、だまされつつも最後は自分の意志で救いを投げかけるヒロインたち、と。

「ハンニバル」中の精神科医の台詞にあるように、このような関係に美女と野獣的なロマンスを期待する傾向は現実にあるかもしれない。(「ハンニバル」は実際できあがったが)
狂気・異常性にファンタジーを感じるのは日常に退屈している人間の危険な精神上のお遊びなのかもしれない。
昨今の風潮もあやしいし。狂気の大安売りだねえ。これについては教育とかメディア規制についてとか考えることはたくさんあるけど、このページで語る気はなし。
でも、こういうテーマって舞台映えするんだよな。
声は縦横無尽に出せるようになるしさ。感情のふれ幅の大きい物語って。
ロマンチック、いいじゃないですか。母性愛から王子様、あしながおじさんまでなんでもござれ。

昔に筒井康隆氏が何かで書いてたと思いますが、狂気をネタに遊ぶのは大人のたしなみ、とか。
「FBI心理捜査官」という連続殺人者を扱った本の冒頭には「深淵を覗く者はそれに飲み込まれないように気をつけなければならない」みたいなことが書いてあったと思う。
最近書物に限らずあらゆるメディアで情報が氾濫してますな。
その情報たちに触れることで自分がどんな影響を受けているか、時々は立ち止まって考える時間が欲しいと思う。
何の影響も受けずに生活してるということはないんだから。遊ぶつもりで遊ばれることも、あるかもしれない。(〜の陰謀だ!じゃないぞ)
自分を持ったその上で楽しめたらいい。心の底からね。


ほんまによういわんわ(4月後半)

笠置シヅ子好きです。特に「セコハン娘」。どーでもいいですが。

四国一泊二日のドライブ旅行は、うまかった。普通、うどんだけであんなにたくさん食えるものじゃない。昼ご飯として3つの店を梯子しても、もう食べられないと思わなかった。
今回は私の体力がなかっただけ。体調が途中で崩れただけだ。普段使わないコンタクトレンズで長時間車を運転したのが祟ったのだろう。
眼の奥の痛みで2日目はへろへろ、味は覚えていないが。それでもうまかった。
そして、あのレオマワールドのポイントのずれたすばらしさも。
よく作ったよな、あんな予算をかけて。遊園地部分よりよっぽど面白かったぞ、ブータンとかタイの寺院を4分の1とか2分の1スケールで再現してあるの。
石造りのやつは彫刻もびっしりしてあって、いわく「可能な限り忠実に」作ってある。建物の中に入れる。回廊もあったりして。
記念写真なんか撮ったらどこ行ってきたのかわからん。
贅沢だよなあ。さすが「ジャーはレにかせろ」。ところでホンマなんか、このネーミング。誰ぞの冗談ちゃうんかい。


あの場所に君がいた(4月)

前にロンドン旅行をしたときに祖母がついてきた。彼女にとっては20年ぶりくらいの海外なので、パスポートを作らねばならなかった。74歳。
どうせなら、と10年用で申請した。これが切れるとき84歳。そんなに使う予定はないからもったいないねえ、とご本人は言っていた。
あれから5年。
味をしめた彼女は去年にスペイン、今年始めにインフルエンザの病み上がりの身でドイツを回り、6月にはワシントンDC、ナイアガラ、ニューヨークを巡る旅に出るという。
彼女の旅券のページは私のものよりも多くの印が押してあり、ホッチキスの穴が派手に空いている。
同じときに申請した私のパスポートは更新の時期を迎えた。二十歳はとうにすぎていたのに、何を考えて10年用にしなかったのだろう。今となっては覚えていない。
ああちくしょー。羨ましいから私も旅行してやる。


おひさしぶりね(3月後半)

春の選抜高校野球の開会式を見た。相変わらずの軍隊式行進だったが、昔ほどの悲壮感はないような気がする。
肩の力が抜けてるのなら、いいことだ。


おててつないで(2000年3月)

絶対いや。(いきなりかい)

ちょっと前まで仕事場で半径50メートルに入ってほしくない人が隣の席に座っていた。
「想像を絶するバカ」とこんなに親しくしゃべる機会は滅多になかった。
いい勉強をさせてもらった。ほんとうだ。経験値は上げさせてもらった。だからもういいよ。どこか遠くで幸せになってくれ。
母いわく、「よかったやん、同僚で。親やったら目もあてられへんで。そういう人はいるんやから」
なるほど、と思った。たしかに、一日8時間一緒にいるだけですんでいるのはまだいいか。一生縁が切れないよりは。よかった。

スコッチウィスキーのテイスティングに行ってきました。
なんとかいう協会の人を講師に迎えて、12種類のモルトを飲み比べます。
私はビギナーなので、どういう味にどういう評価のつけかたをするのか興味がありまして。そんなに味覚は敏感ではないのに、モルト通の方々に混ざってきました。しかも、2週間の禁酒の後に。

まず、12種類のお酒の紹介文を渡されました。蒸留所の立地条件、今日飲むボトルの背景、香り、味についていろいろ書いてあります。
さて、ぺらっとめくってみたところに書いてあった言葉は。香りについて。
「ハーブ入りのシャンプー」

・・・おーい。
「磨き抜かれた家具」
わーい。
「石鹸で洗った後のウールのセーター」「砕いたアスピリン」「酸化マグネシウム乳剤」
わーすげえ。これは飲んでも大丈夫なものの匂いなのだろうか。

飲む前からびびりまくる私。周りの人は動じてない。どうやら、いつものテイスティング表現らしい。
実際に飲んでみると、確かに広がる香りは家具の匂いだったりするのですが、喉にはすっと通ります。そういえば、こういう匂いはわりと好きで、昔新しい上等な家具には頬ずりしてたな、と思い出したりもして。同じ家具の匂いと評されてもワックスの匂いと木自体の匂いとで区別されます、などと説明を聞きながら一杯目で上機嫌。
そこではた、と。しまった、後まだ11種類もあるのにストレートでピッチ早めで行っちゃった。樽出しそのまま、が売りのボトルだからアルコール度数は65度近くある。
いくら小さいグラスに1センチずつといっても。しかも2週間の禁酒の後だ。いけねえ、もう顔が赤くなってきやがった!

私の葛藤をよそにテイスティングはどんどん進んでいきます。原酒と加水したときの味の違い。香りは揮発性だから、あまりアルコール度数が高いと口の中でふくらまない。
お客さんの好みに従ってどれだけ水を加えればいいのか見極めるのがバーテンダーマジックなのだ、とか。
今回は自分で加水しなきゃいけないから味を見ながら、とか思ってたらそんな余裕はもはやどこにもないし。
あわせて作られたおつまみにこってりしたものが多かったせいもあって、最後の方は吐きながら飲むというもったいないことになってしまいました。
ああ、本当にもったいない。もう一度機会があったら今度はおつまみはピスタチオとバケットしか食べないぞ。口を変えるのはそれで十分だし。
リターンマッチは7月の予定。マスターごめん。今度こそ最後まで全部飲めるようにするよ。今回最後のリキュールは「舌に乗せる」しかできなかったもんな・・・。
だから次も誘って。


帰ってきた酔っ払い(2000年1月)

独り言も前の分を残していくことにしました。さみしいし。
ゲームはクリスマスの東京で「Dの食卓2」を衝動買い。今回はイっちゃってる人達を表現しているらしい。やあ、登場人物は本当にヤク中とか、神経症とか、分裂症とかの研究本でサンプリングされてるような喋り方をする。さすが飯野けんじ。(漢字忘れた)そこらへんに抜かりなし。話の筋自体は世紀末の隕石ネタはもう結構、と思うのだが、ラストシーンまで行けばまた印象は変わるかもしれない。

ただいま私にシングルモルトブーム到来中。利き酒などはできない。今、飲んで美味いと思うのはスコッチウィスキーが多いだけである。
しばらく前は赤ワインだった。その前は日本酒。学生の頃はジン。ここまでは順当に流行りモノに踊らされていたのに、なぜ今ウィスキー。
それとも、どこかで流行ってるのだろうか。
ストレートで2杯飲んで、もうご機嫌。今まで飲んだ中で、一口だけでこんなに余韻を楽しめるお酒はちょっとなかった。お高いのが玉に瑕だが、私にとってはコストパフォーマンスはいい。少ない量で気持ちよく酔える。
個性があっても嫌味がなく、喉を通った後にふわっと香りが広がっていく。ロックよりもやはりストレートか相性のいい水をちょっと足すぐらいで楽しみたい。通ぶるんじゃなくて、本当においしいのよ、こうした方が。赤ワインとかと同じで冷やしすぎると味が出てこないと思う。
にしても、飲む(高い酒)買う(本とゲームを)まで来たが、打つ(博打)だけはやめておこう。まだ人生投げたくない。


やっぱりゲームが好き(’99.10月)

今週末は東京だい。久しぶりに秋葉原に行きたいけれども、そんな時間はあるかしら?
友人が吉祥寺でライブやるからそれを見に行かないといけないし。彼女は軽めのポップス路線ですが、知り合いのライブで金払っても見たいと思ったのは初めてだわ。ちょっと期待してます。がんばれ。

今週久々にやったゲームは「憂淫の虜」BLACK PACKAGE TRYでした。
筋は保健室の先生が生徒を陥れて陵辱していくオーソドックススタイルで、出てくる女の子は4人。
SMっぽいけど、言葉弄りが中心で痛いのはなし。羞恥プレイ一点張り。ボンデージと。ちょっとスカトロ。SMというより調教ものというのかな。
結構面白かった。ボリュームは小品クラスで、優秀なシステムもあいまって一日でCGコンプリートできるけど、テキスト書く人が割とうまくて、精神的甘甘路線で救いがあったし、ヒロイン格の女の子が容姿も性格も好みです。正当派学園のアイドル(腰まで届く長髪とカマトトっぷりが)。
しかし、一番のハマりは主人公”保健室の先生”の口調でしょう。クールです、先生!
あくまでも丁寧語をはずさない喋りはツボ。感情を高ぶらせることなく、自分の目的達成のためにはいちゃもんのような大嘘八百を並べ立ててさも真実のように語り、生徒を陥落させていくその姿!御都合主義万歳。しばらくクセになりそう。
もう、なんだか男のドリーム全開なソフトだけど、素朴でいい。目的がわかってる。技あり。まいった。
YU−NOみたいな壮大な話もいいけど、たまにはこんなのもね。ってえか、エルフは普通のゲームを作りたくなってるのか?ワーズワースはあんまりプレイしたいと思えんぞ。RPG苦手の身にはボリュームありすぎて。
しばらくは、新しい会社のを買ってみるかな?リーフは苦手だしな。しかし、たまにえらいスカゲームを握らされることがあるんだよなあ。
・・・Dの食卓2がさっさと出てくれれば、こんな散財しなくてすむのだが。別に18禁じゃなくてもいいんだ、面白きゃ。
バイオハザードは話の筋がほとんどないから私にはかったるいし。
さて、ダビスタに挑戦しようっと。