いつものお店に挨拶がてら飲みに行ったら、お馴染みの芸妓さんと遭遇した。よい旅を、と一杯おごってもらいました。
エルメスの腕輪よろしくね、とか言われたけど。
12時に帰って朝5時起きる。46分の特急はるかに乗るので急いで父をたたき起こす。
いいって言ったんですが送ってくれるのだそうです。おばあちゃんのお守りももらう。素晴らしきかな家族愛。
例のテロ以降初めての飛行機だったが、やっぱり関空は機内持ち込みチェックが厳しい。
キーホルダーサイズのビクトリノックスとソムリエナイフ没収。共に刃渡り3cm以下。シャルルドゴール空港で返してくれるそうです。
出入国カードは書かなくてよくなったのね。楽でイイや。
離陸するときにまたあぶら汗をかいた。年ごとに苦手になっていくような。
席は一番後ろの方、細くなって2人掛けになっている窓際に一人で。
トイレ行くのも楽でいいぞ。嬉しいな。
機内食
離陸1時間後−牛肉の有馬煮、鰆の照り焼き、厚焼き卵、かまぼこ、枝豆ちぎり揚げ、ひろうす、柚子そば、抹茶ういろう。
到着3時間前−チキンとマッシュルームのパスタグラタン、サラダ、フレンチビネグレットドレッシング、フルーツ、アップルゼリー、ライロール。
機内食は日々マシにはなってるのかな。前の味を忘れてるだけだったりして?
牛肉の味がどうにも安物だったことをのぞけば、コンビニ弁当と変わらない。
冷凍くささもあまり目立たなかった。ひろうすがお気に入り。
飛行機の翼って地上にあるときは自重で先が下がっていて見るからに重そうだが、飛んでるときは綺麗だな。
さて、目隠しして耳栓して首枕して道中12時間のうち8時間眠る。良い感じだ。
シャルル・ドゴール空港からはロワッシーバスに乗って45分でオペラ座前に着いた。
空港のバス乗り場が表示と違うところに移動していてちょっと探したが。
とりあえずホテルにチェックイン。
予約メールのプリントアウトを見せて、片言の英語でOK。
部屋は7階と言われたので、エレベータを探す。
・・・あった。ご家庭用みたいなスーツケースと自分がギリギリ乗るサイズのエレベータが。
荷物専用かと思ったほど狭い。しかも内扉の片方が壊れてて、半分壁むき出しのまま動く。
だが、動きはなめらかである。実質8階まで階段は厳しいものがあるのでホッとする。
部屋は新しくはないけど掃除はしてあってシーツも綺麗だし、バスルームも小綺麗なので満足。
シャワーだけだが、お湯も比較的勢いよく出る。次来ることがあったら、またここにしよう。
今日はオペラ・バスチーユでセビリアの理髪師を観ようと思っていたが、時間的に間に合いそうにないので、オペラ・ガルニエでバレエを観ることにした。
歩いて5分。やっぱり劇場の近くに泊まると楽だなあ。
夕食。
そこらへんにあった店でモツァレラとトマトのサンドイッチとシトロンのタルト、紅茶。
サンドイッチに入っている野菜が水菜に似ていて意外。
紅茶と合わすとチーズの香りがふわっと立って旨い。
シトロンってレモンなんですけどね。タルト皮が絶妙な固さ。クッキーよりもしなやかでパイほども乾いていない!酸っぱいけど、これまたうまい。
Paquita(PALAIS GARNIER)
いわゆる旧オペラ座は今はバレエ中心でやっている。
憧れたエントランス。おお、本当にヘンデルとグルックがいるぞ!石像で。
さらに入るとあの有名な大階段があって、うわー。ホントに来ちゃったよ、おい。観ちゃうよ、ここで。
贅沢を言えばBOX席に座りたかったけどさ。さすがにできなかったわ。
コネと金が欲しいな〜
パキータはうっかりあらすじを調べずに観てしまったが、バレエは台詞がなく、振り付けで大体わかる様にしてあるので楽だった。
タイトルロールのパキータはLaetitia Pujol、技術はそこそこだが情感が足りないような。
技と技の間が切れてるように見えた。
役がはねっかえり娘なので元気よく踊るところは面白いが、らぶらぶな場面になると今ひとつ。
王子役(調べたところ占領軍の将軍の息子という役らしいが、わかりやすく)はManuel
Legris。
彼はチャーミングでボンボンなところをよく出していたので、合格点をあげられる。
前に観た熊川哲也ほどは飛ばないけど、ターンは一切軸がずれなくて綺麗だった。
群舞は皆流す流す。手足の角度がバラバラでこんなものかな、と思った。
集団で揃えずに踊ると、残酷なくらい実力の違いがわかる。
オーディションみたい。客にこんなの見せていいのかしら。わざとそうしてるなら無茶苦茶厳しい世界だなあ。
パ・ドゥ・トロワの男性がよい。(Nolwenn Daniel,
Geraldine Wiart, Emmanuel Thibault。どれが男の人の名前だろう?多分一番前だと)
王子と客席の人気を二分してた。見得を切るところであと少し身体が伸びる、というのがすごく違って見えるんだなあ。
二幕目は、全体的に良くなってきた。
コールドバレエは、体力温存で一幕は流すのかな?主役の方が踊りっぱなしで疲れるはずなんだけどな。
50人ほどが一度に舞台に出てくるって贅沢だなあ。子供だけ10人くらい出てきて踊るシーンもあるし。
一人えらい達者な子がいる。エトワール候補だね。
最後、結婚式かなにかのパーティのシーンは見せ所。
気合いが入って群舞も綺麗でした。
タイトルロールの見せ所は一人でのターン30回転ほど。最後から3回目ちょっとずれたけど、お見事。
皆傾斜した舞台の上で踊るんですよ。
朝一番9時にルーブル美術館へ。
そうそう、メトロって車両にタイヤもついてるんだったな。スピードは遅めだけど、静か。
着いたら並ばずにチケットを買えた。日曜日は割引(7.5→5ユーロ)で混むだろうから、はずしたのは正解か?
中のカフェで朝食(ハムとチーズのサンドイッチとトマトジュース)を取り、まずイタリア絵画を回る。
モナリザへと続く展示室は大物が多数掛けられている。神さまっていうか高きところへの憧れがこれでもか!というほど表現されている。
そして肉、肉、筋肉!筋肉好きにはたまりませんな。へっへっへ。
前に来たときはゆっくり見られなかったので、今日は1日潰す気である。が、なんだかケースに入ったりしている絵が多くなったような気も。
モナリザもケースに入って、柵(手すり)で囲われていた。
不思議な絵だなあ。ケース越しに見ていても瞬きすると印象が変わる。表情が動いたような気がする。
この絵は長いこと見ていて飽きないな。しばらく見て得心して離れると、学校の団体らしき人々が来て辺りは大騒ぎになっちゃった。
スペイン絵画を見て引き返してサモトラケのニケを見る。元々はこんな手が付いてたんじゃないか、という絵があったりする。
トルソだからこそ、ここまで人を惹きつける。面白いね。
さらに大移動してナポレオン3世の居室を見る。赤が好きなのか、この人。まあいいや。豪華な部屋ね。寒そうだけど。
お目当てであるフランドル・オランダ絵画の部屋は、ただ今ほとんど閉鎖されていることが判明。
ルーベンスのホールは開いていたけど、レンブラントが見られなかった!
しょうがないので、とりあえずルーブルはここでお開き。
昼を少し過ぎたぐらいだったので、近くにあるマクドナルドに入ってみた。
肉に焦げ目が付いてる。ポテトは同じ味。コーヒーが美味しいなあ。
昨日行き損ねたオペラ・バスチーユに行ってみる。
今日は演目の入れ替えでなにもやっていないが、明日のチケットが取れるかもしれない。
BOX OFFICEのにいさんに明日のチケットありますか?と聞いたら、75ユーロ以上のしかないけど、いい?夜じゃなくて昼3時からだけど、いい?と一所懸命聞いてくれた。
それでいいっす、大丈夫っす。と返して無事購入。明日が楽しみだ〜
パリへ来た目的の一つ、ギュスターヴ・モロー美術館へ行く。
ホテルから歩いて行けるところだが、10時開館のところ9時半に着いてしまったので、あたりをうろちょろしてみる。
近くにサント・トリニテ教会というのがあって、その周りをぐるっと回っていると、どこからか歌声が。
どうも教会のガラスが割れていて、そこから聞こえてくる。日曜のミサで歌っているらしい。
ラッキー、と思ってしばらく聞いた。
モローはお耽美で有名なのかなあ。前に地元でモロー展見てちょっと好きになった。
サロメとか白鳥とレダとか神話系の絵ばっかり描いてた人。
退廃的、官能的とかが評によくつきます。
多分竹宮恵子とか木原敏江が影響を受けていたような気がする。そこらへん詳しくないけど。
本物を間近で見て、帰ったらちょっとこの人について勉強しようと思った。
もう一つ行きたかったところ、オランジュリー美術館は残念ながら今年の末まで閉館。(泣)
印象派はそんなに好きではないけど、せっかくだからゆっくり見てみようと思ってオルセー美術館に向かってみると。
セーヌ川を挟んで建物の入口を見ただけですごい人の列がわかって、うんざり。急遽もう一度ルーブルに行くことにする。
日曜日5ユーロ。中身の割に安い。安いぞ。何回行ってもいいって気になるぞ。
今日はフランス絵画を中心に。
が、そこに行くまでのギリシア彫刻に引っかかる。
そう、ミロのビーナスもここにあるんだよな。
ナポレオンの戴冠を描いた人は他にも大作が多い。全部一人で仕上げたわけではないだろうけど、それでもすごいなあ。
バスチーユに行って、終わったあと雨が降る中をベトナム料理を食べに行ったら、その店がありませんでした。(最新のガイドブック見たのに)
しょうがないのでショセダンタン駅まで戻ってサーモンのピタパンとオレンジジュースを買って、しょんぼりとホテルに帰りましたよ。
Falstaff(OPERA BASTILLE)
シェイクスピア「ウィンザーの陽気な女房達」が原作らしい。
ヴェルディ作曲。
タイトルロールはJean-Phillipe Lafont、フォード夫人がSusan
Neves、ページ夫人がLouise Callinan、フォード夫妻の娘がPatrizia
Ciofi
えー、台詞はイタリア語で、舞台の上に字幕が出ますがそれはフランス語で、細かいところはさっぱり理解できませんでした。
でも、新しいオペラ座は音がすばらしい、というのはよくわかりましたよ。
1階席中央、前から26列目で観ていましたが、(後ろから7列目)跳ね返って正面以外から来る音がないような。
ただ、私はコンサート以外で「オペラ」を見るのはこれが初めてなので、比較対象が弱いですな。
舞台装置はミュージカルより天井を高く使っている。やっぱり豪華。車とかも基本的に本物を使うのね。
建物の3階からファルスタッフが隠れた篭を放り投げる場面も、高さがあるから間があるなあ。
日本で観るとチケット代が倍から3倍かかる・・・でも、がんばって見に行こう。
入門編として適当なチケット代で観られたな。よかったよかった。
ミュージカルを観るのと同じ感覚で行けるのはうれしい。
チェックアウトして北駅に行くのにタクシーを拾おうとしたら、通勤時間だからかつかまらない。
裏手のラ・ファイエット通りまで出てバスに乗った。
北駅は巨大だが、ユーロスターのホームは独立していてわかりやすかった。
2階に上がってまず出国ブース。パスポート見せてイギリス入国カードをもらって、次は改札。手荷物検査。で待合いロビーへ。
ユーロスターに乗ったらすぐ寝てしまって、ドーバーの下を進んでいたことがわかりませんでした。もったいない?
ロンドン、ウォータールー駅からすぐ地下鉄でアールズコート駅へ。駅前はファストフードからパブからスーパーから全て揃っていて、いいところだ。
ホテルは閑静な住宅街っぽいところにあった。
すぐ近くに巨大スーパーNESCOがある。
部屋に入ってすぐネットの設定をするが、なぜかつながらない。フランスは一発だったのに。
諦めてピカデリーサーカス方面に出る。
ファントムのチケット、予約分と水曜日木曜日の夜の分を確保し、返す足で目に入った木曜の昼の「コンタクト」のチケットを取り、頼まれものの化粧品とミュージカルのCDを探しにコヴェントガーデン方面に行く。
ニールズヤードという店で売っているオイル、と言われたが、店のある場所自体がニールズヤードというらしく、あたりはニールズヤードなんとか、という看板だらけだった。なんとか探せたけど。
ニールズヤード レメディーズ。私は知らないが、オーガニックなんとかかんとかで有名らしい。(わからんがな)
ハーブも量り売りしていて店の中はその匂いが充満している。
オイル高いなー。瓶だから手荷物ね。ま、いいか。妹さんへの土産だ。
あとミュージカルのCDは頼まれもの4つと自分の分を探した。
ここも高い。普通のレコード店で売っているものでも、日本で輸入盤買うより高いのよ。なにかプレミアがついてるのかしら。
一つは見つかったが、他のがないか店員さんに聞いたら店頭にある分だけだという。
ここを探してみなさい、とインターネットのサイトを教えてもらった。
(追記:ここで買って帰ったCD、帰ったら日本の輸入盤専門店に入荷していた。日本で買う方が1枚2000円ほど安かった。自分のものならよかったが、頼まれものだったから辛いっすよ、これ)
開演まで時間があるので中華街近くのパブでエールとフィッシュアンドチップスを頼んで夕食。
上演後はさすがにまっすぐ帰った。一人だからね。
THE PHANTOM OF THE OPERA(Her Majesty's Theatre)
舞台の幅が大変狭い。京都の4分の3くらい?奥行きはある。マスカレードの階段などはアールが大きい。
プロセニアムアーチは金色のところだけを作ってあって、向こうの配線とかが見える。スピーカとかがあるからかな?
全体的にくたびれているのはしょうがないね。
天使像、ちゃんとリボンを持ってるぞ?前はなにも持ってなかったのに。
シャンデリアの電源入れるところは、シャンデリア自体ではなく、その前の床に火薬が仕込んである。ちとチープな感じ。
上がるときぐらぐら揺れながら上がっていくので、本当に落ちないか心配になったり。
また、オケピットの照明と非常出口の案内で真っ暗にはならない。シーンごとの人の出入りがよくわかる。
衣装はサイズが合っていないような仕立てに見える。腕のところだけ皆だぶだぶ。(例外で全部だぶだぶが一人・・・怪人さんです)
これが本式の仕立てなのかなあ?
あと、音響の問題かもしれないが、コーラスがしょぼいような気がする。ダンスは日本の方が圧倒的に上手い。マスカレードのリフトもしない。
演技演出の違いについて。
リハーサルのシーンはピアンジが象に乗れなくて悲鳴あげる。ルフェーブルが紹介しようとしても皆聞かなくてマダムジリーが杖を突いたら注目する。
日本のは形式の美学っぽい(歌舞伎のように)が、こちらは間をもたずに流れるように進んでいく。
あ、スレイブマスターが上半身にオイルかなにか塗ってる。うむ、いい筋肉だ。
さて、キャストに注目。
クリスティーヌ。今日はセカンドの Louise Walshが演じているようだ。
げげ。老け顔。ゲルマニックでコワい。しかもヅラが取って付けたようだし。さらに化粧が下手なことこの上なし。
チークが変に固まっておてもやんみたいです、おねえさん。
この人、オペラとコンサートの前歴は色々あるけど、ミュージカルはやってなかったらしい。
気合いを入れて歌うところは良い声だが、台詞っぽいところと行き来するのがスムーズにいかない。
次にラウル役 Matthew Cammelle。
よく聞く名前。レ・ミゼラブルの10周年コンサートに出てた人。なに役だったかな?
落ち着いたラウルでお貴族さまな雰囲気満点だが、この人も若々しくはない。
ので、クリスとのツーショットは大変アダルティに。
生活に疲れた40代主婦とベテラン30代後半ホストの丁々発止、みたいなー。
ファントム、Jhon Owen-Jones。
その全身を表す言葉は「むっくり」。
なんでそんなにだぶついた服を着てるのかな。中身を隠すため?ハンプティダンプティみたいなんですけど。うう。
見た目に目をつぶると、結構ヒステリックな演技で、好きなタイプである。
歌おうと思えば綺麗に歌えるけど、演技に重点を置いてます、というように見える。
クリスティーヌを地下に連れてきたときも暴君っぽい。Music
of the night前の台詞部分でMy musicと楽譜を撫でるのもいやらしげで良い。
クリスが気絶するところでお姫様抱っこ、ちゃんとやりました。これやってくれるのロンドンだけだから、うれしーな。
倒れる前に直立状態から担いでるけど。
そうそう、墓場のシーンも三重唱してる。これもロンドンだけ。
マスク飛ばされたら唸ってクリスを追いかける。日本ではこのシーン、わざとらしくてしょうがないんだけど、普通にやってるなー。
ハァハァ息を荒くして詰め寄られたら怖いって。とりあえず逃げますよ。
クリスも「せめてこれ着けて!」みたいにマスクを渡す。
ラウルはAll I ask of youでずっと抱き合いながら歌ってるぞ。すごいぞ、マシュー!(マテューか?)
キスは最初手は横に下ろしたままで顔だけを寄せて初々しく。
2回目はガバッとラウルが上になってクリスティーヌは仰向け。ってそんなに傾かないんだけど。タンゴの決めポーズみたいに上半身左右入れ替えたっていうか。
うまく言えないなあ。
ラストシーン。
Point of no returnでやたらきわどいところを触りに来る相手役にどこか不安そうに、でも一生懸命気の強い役を演じるクリスティーヌ。
日本と同じく顔をすり寄せるシーンでファントムだということに気づいて逃げようとするが支配人に止められる。
いつも思うんだが、なんでここで射殺しないんだろう?ファントムが出てきて、二人がせっかく離れているのに。
顔をさらしてからにしよう、ということなんだろうか?
で、再び地下へ。
ゴンドラの上でクリスは仰向け。ファントムは腕を掴んで引っ張り上げて、噛みつくように歌ったあと乱暴に手を離す。
うんうん。まともに女の人を扱えない人よね。基本は自分勝手だもんね。
で、玉座が出てきた。今日は前から2列目、左端で見たわけだが、ここでファントムが目の前に来る。強烈なデ・ジャ・ヴ。
そうか!このむっくり具合はボーイ・ジョージに似てるんだ!前にコンサート最前列で見たときと同じだよ。
顔の白さ加減もそっくり。
いかん、この最大の見せ場で笑いが止まらない。
舞台に集中!・・・ああボーイ(笑)←ファン失格
これを観るための旅行なのに、このていたらく。
ラウルに縄を掛けたところで、ようやく普通に観られるようになった。
このシーンは3人とも全然人の話聞いちゃいねえ。(笑)ラウルさえ一人言を言ってるような雰囲気だ。
キスされた後ラウルを解放してファントムはあふあふ泣く。
ラウルが寄っていくが、クリスが触らぬ神にたたりなし、みたいに止める。
指輪を返しに来てファントムは I love youと言うが、クリスは受け入れられない、という風に少し目を伏せる。
彼はいつまでたっても手を離そうとしないが、それを振り切って戻る。
ファントムはまためえめえ泣く。あう。よだれ出てます。
最後は追っ手に気がついて焦った感じで玉座に座る。
日本の方がカンパニーのスキル値が高い(準主役の声がよく出てる(こともある)、アンサンブルがよく踊るという意味で)と思う。
だが、こちらの舞台は演技が皆面白い。
登場人物が人間くさく、群像劇の一面も出ている様な気がする。
オケについて。
またホルンがへたれてた。難しい楽器だが、緊迫したシーンで音を出し損ねられると興ざめだな。
コンサート並にするのはギャラが厳しいとは思うんだけどね。でもひどすぎですな。
ロンドンのホテルは朝食付きなので、それを食す。紅茶とミルクとシリアルとトーストだけだけど。1泊35ポンドだし、十分だ。
紅茶がうまい。トーストは薄さの限界に挑戦している。大好き。
今日はマチネがファントムでソワレがマンマ・ミーア。
昼にホテルを出てまたまっすぐ帰ってきた。
本日の昼食マクドナルド、夕食スターバックスのカプチーノ。
座って安上がりに食べようと思うと、限られるんだよね。
パブに行くとお酒が回ってしまうし。
PHANTOM OF THE OPERA(Her Majesty's Theatre)
クリスティーヌは本役のCelia Graham。昨日のルイーズさんと違って少女的な声。
顔もかわいい。よかったよかった。
ウエストエンドではレ・ミズのコゼットを長いことやってたらしい。ツアーではウエストサイドのマリアも。
そんな声です。
カルロッタも昨日と違う人だったが、キャストはデジカメで撮っているので、いまわからない。
双方、今日の人の方が声が出ているような気がするが、それはアンサンブルも同じだったので、場所に依っているのかも。
だとすると、ストール(1階)で見るよりドレス(ロイヤル)サークル(2階)で見るのが音は良いようだ。
ドレスサークルは日本の1階後方席みたいな感じです。
セリアさんは普通の時はすごく動作が潔い。
両腕をバーンと掲げて「Angel of music,hide
no longer!」と天を仰いだりして。
その勢いでマントも翻す翻す。戦隊ものの悪役みたいだったが、鏡のシーンなどトランスっぽいところはゆっくりと綺麗な動きをしていた。
メリハリがついてクリスティーヌの状態がわかりやすい。
気が強いというかちょっと癇癪持ち、精神的に不安定なヒステリーっぽいのかな。
それにしても色っぽいですよ、このクリスティーヌ。
Music of the nightもそうだけど、Point of
no returnなんて間違ってもお子さまには見せられませんな。
最初のほうでピアンジと入れ替わったファントムが胸に触ろうとするんで、不安そうに歌い始めるのは昨日と同じだが、その後は役になりきって押しまくり。
顔を寄せて入れ替わりに気がつき、フード取った後逃げようとして支配人に止められるのは一緒。
その後マスクと一緒にヅラを取ったときは呆然とファントムを見ていた。
最後、湖からラウルが来ると、とりあえず柵越しにキス。長い。
その間になんかファントム歌ってます。玉座に座りました。
彼女を返せ返さないのやりとりの後、柵が上がるとそこでもキス。
あんたら、そんなことしてる間に逃げなさいよ、と思わず言いたくなるような。
もちろんその間に忍び寄ったファントムによって、ラウルの首に縄が掛かるわけです。
クリスはここからファントムを裏切り者として糾弾。叩きつけるように歌います。
最後のシーンは憐れみが一番感じられるかな。哀れではありません。
やはり怪人の方へ行こうとするラウルを止めて、向こうへ積極的に連れて行きます。
で、帰ってくる。ラウルにはなにをするかわからないけど、自分はもう大丈夫だと思っているのかな。
離そうとしないファントムの手を静かに両手で押しやって、去ります。
余韻が残る感じで良いなあ。
ファントムも昨日より演技が乗ってました。
しかし・・・思わず目を逸らしちゃって・・・細かい動きのレポートが書けないのは、我ながら・・・
・・・これが乙女心ってやつか?(違うかも)
MAMMA MIA !(Prince Edward Theatre)
訳詞に不安があるので日本で先に見る方がいいかな、とは思ったけど、誘惑に負けました。
でも、よかった。細かい台詞はわからないけど、それでも結構笑えたし。
笑えるやりとりが多かったので、日本で見るのが楽しみになった。
スピーカーは大きいのが付いていて、コンサートみたい。前に来たときは確か、ここでクレイジーフォーユーを観たなあ。
ドナがClaire Massie、 ソフィアがShona White、
ロージーがMyra McFadyen、 タニヤがSusannah
Fellows
サムが Simon Slater、 ハリーがPeter Forbes、ビルがRohan
Tickell。
ドナもソフィアもファーストじゃなかったけど、見比べていない身としては力不足は感じなかった。
一幕はドナがちょっと堅かったけど、二幕ではじけたし。最後の方のソロは鳥肌立ちました。
セットがまた、シンプルなんけれど、綺麗で。セットの角度を変えるだけで家の周りの全てを表現してしまうのは、技あり。
宣伝文句のようにカーテンコールで周りが踊り出すことはなかったけど、本当に楽しく思いっきり拍手ができた。
これは楽しくていい作品です。もう一度観たかったな。
ヴィクトリア&アルバート美術館へ。
装飾美術の展示をしているところ。服飾もあるので楽しみにしていた。
だが、またしても大規模改装中!
服飾のとこは半分以下の展示物しか見られなかった。19世紀男性の服飾が見たかったのに〜!
イギリスの国立博物館、美術館は大体無料で見られる。これは素晴らしいと思うな。
だからってなー。目当てのものを展示してないっていうのは悲しいなあ。一生にもう来るかどうかわからないのにさー。たぶん来るけどさー。
しょうがないので、新しくできたというラファエロの部屋(システィナ礼拝堂にあるタペストリーの下絵だという巨大な絵がある)と、いろんな彫刻の複製が置いてある部屋、鉄の装飾品などを重点的に見た。
ハロッズのフードコーナーが美味しいと聞いていたので、行ってみる。
ジュエリーや化粧品と同じ1階にあって日本人としては違和感を感じたりして。
ターキー好きなので、ターキーとクランベリーのパイ、スコッチエッグを買う。
お高いけど、ホントに美味しいのかな?
あと駅前のスーパーでエールとパンとポテトチップス、モルトビネガー、ラズベリー、ネクタリンにエビアンを買ってホテルに帰る。
豪華な昼食になったなあ。
パイはローストターキーの間にテリーヌ状のものが入っていて、上にクランベリーの粒が乗ってる。臭みもなく、酸味とターキーがよく合っている。
スコッチエッグ、鳥と豚のミンチかな?こちらのミンチは大体において叩きつぶしたようになっていて、肉と言うよりかまぼこに近い。
あまり味が付いてないのでモルトビネガーに浸して食うと、これがうまい。エールがすすむ。
夜は疲れてお酒が飲めないので、昼に飲む。ポテトチップスにこれまたビネガーを山ほどかけて、ラズベリーで口を変えながら。
やっぱBass(エールのメーカーの名前)が美味しいよな。気分気分。
・・・でもアルコールが回ってダウン。いかん、1パイントも飲めないのか?
テートギャラリー・・・朦朧として・・・覚えてないよ・・・(泣)
すごい雪が降るしさ。劇場街でもうっすらと積もっていた。
帰り、ホテルの辺りは歩道が凍っていた。スニーカーでよかったよ。
PHANTOM OF THE OPERA(Her Majesty's Theatre)
フィルマンが変わった以外は昨日と一緒。
そういえばこのラウルもダンスが苦手そうだな。クリスはトゥで立ったりマント捌きが芸術的だったり、ダンスもしっかりやってるけど。
Think of meの歌い始めは不安そうに歌います。支配人達も「だめだこりゃ」っていうしね。日本は正反対。なんでだろう?
Music of the nightではファントムはずっとクリスティーヌに囁きかける感じで。
顔に触れられそうになるとびくっと離れる。
イルムートではヘアドレッサーが伯爵夫人の頭にバフバフと粉をはたいて、カルロッタはむせてる。
伯爵はケンケンみたいな笑い方をして、笑いを取ってる。
セラフィーモもずーっと伯爵夫人の腕とかにキスしてるし。
クリスティーヌがすごく細いです。ガリガリじゃなくて、細っこいけどスタイルが良い。
ページボーイの格好でよくわかります。ちなみにここのシーン、日本は半跏で座るけど、ロンドンは横座りの体制で足を伸ばしてます。こっちの方が姿勢がいい。
細いけど胸が綺麗で、他のシーンなんかも、それ見てるだけで結構私満足です。
ファントムはブケーの首吊りの時なんかも本当に楽しそうに笑うし、子供っぽいところがよく感じられる。
演技面での難(私にとっての)をあげれば、クリスティーヌを手放すことに未練がありまくるような感じがすること。
できればここは原作に沿って「全ての祝福は与えられた」ってことで、さらっと終わって欲しいよなあ。
・・・ダイエットと・・・(しつこい)
雪の影響で地下鉄がいろんな区間で運行停止になっている。
ロンドンの地下鉄は本当にしょっちゅう止まる。3回来ただけで慣れるほどに。
ピカデリーラインはそんなに止まらないと思う(空港行きの線だから必死で保守するだろうとの儚い期待)ので、ホテルもその沿線にしたし。
でも先週の金曜日に他のラインで脱線事故を起こしてるんだよなー。怖いなあ。
そろそろお土産を考えないといけないので、近くの大型スーパーで物色する。
定番の紅茶にワインのゼリーとかハインツのポケモン柄缶詰とか。
あと、是非誰かに味わっていただきたい不味さ爆発のカップヌードルを一つ。誰に渡そうかな?
マチネが「コンタクト」ソワレがファントム。
contact(Queen Theatre)
各小話はピンクのドレスの享楽的な貴族の娘(Helen
Anker)、
青いドレスの暴力的な夫に耐える妻(Sarah Wildor)、
黄色いドレスの神秘的な女(Leigh Zimmerman)をキーに話が進む。
ダンス中心で、日本と演出は全く一緒。
違うのは役者さんとお客さんの国籍と言語だけ。周りの反応もどう違うのかな、と思って観てみた。
結果は反応とかも日本とまったく一緒でした。輸入物という点では一緒だものね。
印象的なのはなんといってもイエロードレスの女。
欧州系でしかあり得ません!というようなものすごいプロポーション。手足長いんですよ。北欧系というべきなのかな?
これの前は「CHICAGO」に出演していたという彼女。
うん、かっちょええ。見とれちゃって、もう。口開けて観ちゃった。
2部のウエイター長(Mike Denman)も。彼は代役。バレエの技術が必要な役だが、ばっちりでしたね。これで代役かあ。
あとそうそう、第3話マイケル・ワイリー役。日本では加藤敬二がやってた役。
社会的には成功しているが、神経症で毎晩部屋で暴れて下の階から文句を言われ、衝動的に自殺しようとする男。
Michael Praed !
背も高くなくて普通の人っぽい。ちとベビーフェイス。
マイケル・J・フォックスに似てる?あれほど年齢不詳じゃないけど。かわいー。
おかしいなあ。一見安全そうな男に弱いのか?私?
PHANTOM OF THE OPERA(Her Majesty's Theatre)
クリスティーヌがStand byだった。セカンドじゃなくて本当の代役なのかな。
Mia Van Den Eykel、彼女はニュージーランド出身で、声楽の履歴はオランダ中心だが、ミュージカルの経歴はキャッツやファントムのオーストラリアツアーが中心だ。
かのマイケル・クロフォード(初演のファントム役)のオーストラリアツアーにも参加していたらしい。
しかし、歌唱力は明らかに昨日までの二人より劣っていた。声量と張りが違う。
それと一幕の化粧がやたらアイラインが濃くて、インドの人みたいで・・・ヅラが合ってないのか、前髪が全部上がっちゃってマイクが額にあるからそれがビンディに見えたりして。
演技は普通です。そつなく。
今日は何しろアクシデントが多かった。
まず、お針子がいなかった。ので、クリスティーヌの着替えはダンサーの一人が手伝ってた。
Music of the nightでゴンドラの動きが止まる。降りてクリスティーヌに「Sing...」と言いながら後ろに下がるシーンで引っかかって後ろから回り込んだ。
マントもゴンドラに掛けられないので床に置いて。
クリスティーヌを寝かせるシーンまでには何回か止まりながら正しい位置まで動いたけど、結局マントは掛けずに進んだ。
その他、場面転換のテンポも狂いがち。なんでいきなりこんなにレベルが下がるんだろう?
地下鉄が止まってスタッフに穴が空いたのかしら?
とどめに最低なのが後ろの客だ、バカップル!
途中で入ってくるのはいいとして、べらべらべらべらしゃべりやがって、一度後ろを向いて顔を見てみたけど、やめないし。
もうどうなっても良いから終演後にケンカ売りに行こうと思ったくらいだ。
理性が効きますけどね。ケガしたらつまらないもんね。でも言うべきことは言わなくちゃいけないなあ。
ううう。今ひとつ楽しめなかった。もったいない。
もう帰国の日。
11時にチェックアウトだが、フライトは8時なのでホテルで荷物を預かってもらい、3時頃までナショナルギャラリーに行くことにする。
レオナルド・ダ・ヴィンチからレンブラントからいろいろあって、ここもタダ!
寄付はユーロでもいいみたいなので、余った小銭全部入れてきた。3ユーロぐらい。
一番の目当てはターナーです。
いやあ、写真とか見てても寝ぼけたような絵だと思ったけど、本物を見ると催眠効果があるな。
え?動機?「ターナーの汽潅車が走る」のを見たかったんですよ。
ルーブルで見られなかったレンブラントとフェルメールもありました。でもレンブラントはメトロポリタン美術館のがやっぱり好きかも。
別館の窓からふと外を見ると、トラファルガー広場の向こうにビッグベンが見えた。
テムズ川クルーズは乗ったことあるけど、地面の方からは見たことがない。
思っていたより近そうなので、その隣にあるはずのウエストミンスター寺院を見に行くことにした。
国王の戴冠式があるところ。エリザベス一世などの歴代の国王や有名人が埋葬されている。
入場料が6ポンド位。なんかもったいないような気がするんだけど、でもエリザベスとメアリの棺が並んでるところを見たかったから、入ってみた。
内側から見るステンドグラス、特にバラ窓が綺麗。
この建物にブリテン島の歴史を象徴する人々が眠っているのね。私は今、その墓碑を足蹴にしてるのねー。
一番奥の方にはバース騎士団の叙勲者の旗印と紋章と剣が並んでいる。
どんな騎士団なのかはよく知らないけど、アーサー王の物語を思い出させる風景だなあ。時代が全然違うけど。旗印がいいじゃないですか。
二人の女王の棺も見た。なにを考えてこういう配置にするように言ったのかな?政治的に?それとも好きだったから?
回廊に出るとその奥に小さい展示室がある。戴冠式の時の服と葬儀の時、遺体の代わりに棺に入れた木の人形があった。
この時代はイギリス人もすごく小さかったんだな。エリザベスが着けてたコルセットもありましたよ。
気が付くと3時半。ホテルに戻ってスーツケースを引き取り、地下鉄でヒースロー空港へ。
ピカデリーラインに乗って1時間、ターミナル4駅とターミナル1、2、3駅があるんだけど、この間が遠い。10分はあったんじゃないかな?
チェックインを済ませて、さっさと出国審査のゲートに進む。免税店で買い物するから。
セキュリティにかなり時間がかかるようになっている。前に来たときはスルー、って感じだったけど。
無事に通過して免税店を探す。
うーん。しょぼいような気がする。従姉妹の結婚祝いを張り込もうと思っていたのに。
ま、いいか。無難なところで時計にする。
後は職場と友人連に蒔くお菓子。お。フォートナム&メイソンのシャンパントリュフがあるぞ。よし、職場のお土産決定。
友人用にはクッキーとショートブレッド、クリスマスプディング。現金を使い切って帰るべし。
一段落してスターバックスでフラペチーノなどを飲んで、搭乗予定時刻30分前になった。
ゲートはどこかな、と案内を見るとまだ決まっていない様子。
なんだ?発着が遅れているのか?
時折セキュリティの確保に時間がかかっているというアナウンスが入る。
予定時刻を過ぎて、ようやくゲートが表示され、そちらに向かう。
離陸は20分遅れだった。
さて、行きと違って帰りは最初に寝て、後は起きていた方が時差ボケしなくていい。
でも寝ちまいました。ばっちり8時間ほど。ここで我慢してれば弾みがついて、あれほどの時差ボケに苦しまずにすんだのに・・・
ま、無理かな。疲れていたしね。帰りも窓際、今度は3人掛けを2人で。横が空いていると楽だなあ。
機内食は・・・メニューをデジカメで撮っちゃったな。読めないわ。
関空から京都へJRに乗って、その後普通ならタクシーを使うが、バスで帰った。
現地でよく寝ていたこともあって、体力に余裕があるような気がする。
家に荷物を置いてその足で従姉妹の結婚式の2次会へ。
結婚式は今日。出席できなかったお詫びも兼ねた結婚祝い、今日渡さずにいつ渡す!
ついでなので、いつもの飲み屋さんに行って土産を渡す。
偶然、また例の芸妓さんに遭遇。せっかくなので薔薇味のチョコレートを土産に渡す。エルメスは無理ですから。
楽しかったなー。でも、帰ってきたらすぐまた、どこかへ行きたいと思うんだな。
次は南の島かしら?