吉良川・田野町

町並みひな祭り編

高知県室戸市吉良川・田野町

室戸市は高知市内より約80km離れた人口2万人の町。近年海洋深層水の取水に適していることでにわかに注目を集める。
田野町は人口約3,500人の小さな町。江戸時代参勤交代のルートの一つであった野根山街道に位置していた。

平成16年3月7日

室戸市吉良川の町並み。
今日は、室戸市吉良川で行われた町並みひな祭りを見に来ました。吉良川地区は室戸岬から北西に約12kmに位置し、木材〜備長炭の産地として栄えました。土佐漆喰と水切り瓦の町並みが特徴で高知県下で唯一、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。さらに「浜地区」と「丘地区」でそれぞれに異なる特徴を残しています。

浜地区の特徴−「水切り瓦」。

吉良川地区の海に近い方は旧土佐街道を中心として浜地区と呼ばれています。この辺りの建物は商家が多く、防火と雨対策として土佐漆喰で建物を塗り固め、さらに雨よけとして壁面いっぱいに水切り瓦が付けられています。中には建物の周囲を一周しているものもあります。その他、レンガを外壁に使った建物も数軒ありました。

ひな人形。
竹筒に挿した花が目印で計17軒で公開されていました。

ついつい遠慮して小さなものばかりしか撮らなかったのですが、他の家の雛飾りはもっともっと豪華なものばかりでした。さらにこの地区の中心にある「町並み館」には七段飾りの豪華なひな壇が10台くらい同時に展示されていて圧巻でした。

丘地区の特徴−「いしぐろ」。

旧土佐街道から一街区入ると(一番上の写真でも判るとおり)すぐ坂になっていて、丘地区と呼ばれる農村風景が広がります。室戸は台風の通り道として有名ですが、この辺りではその強風から家を守るため石垣塀を敷地の周囲に巡らせています。石垣塀には河原や浜の石(=玉石)を使うので、このように意匠的にも素晴らしいものになっています。

いしぐろA。

上記の写真のような半割り石ではなく玉石のまま使用した石垣もありました。玉石を使って見た目にも綺麗なものは数が少なくなったそうですが、石垣塀を巡らせた家は今でも約40軒近く残っているそうです。
画像をクリックすると正面からの写真に変わります。もう一度クリックすると元に戻ります。

室戸岬の灯台。

この日の写真ではないのですが、お気に入りの写真なので掲載。いや〜ホント、太平洋は広いや。

この場所に来ると、ゆずの『境界線』という曲がBGMにぴったりだと思います。

田野町

「岡御殿」。田野町は土佐から江戸への参勤交代ルートの一つで、尾根伝いに通る野根山街道を行くと甲浦(かんのうら)へ抜けられます。その際の本陣としても使われていた、地元の豪商・岡家の邸宅が保存公開されています。岡家の主人は商人でありながら(藩の御用金に応じていたため)「名字帯刀」、「独礼御目見(どくれいおめみえ)」(=藩主に“単独で”謁見を許されること)等の特権を許される身分だったそうです。

岡御殿の上座敷(上段の間)。
参勤交代の際にはここが藩主・山内候の部屋になったとのこと。この部屋から庭の眺望を妨げないよう、4本の柱が1本に揃うように設計されています。この辺りは藩主に対する気遣い(媚び?見栄?)があったのでしょう。
画像にマウスを載せると柱が1本になります。マウスを画像から離すと元に戻ります。

「田野駅屋(たのえき〜や)」。

田野へ来〜や。という意味で名付けられた、ごめんなはり線・田野駅前に出来た地元産品を扱うお店。終点の奈半利駅にも「無花果(いちじく)」というお店がありますが、いずれも「朝市」のような感覚のお店で、地元で取れた新鮮な野菜や果物、手作りのお菓子・ケーキ等々を扱っています。

《次の機会に見たい吉良川・田野町のその他の見所》
二十三士温泉、浜口雄幸旧邸、キラメッセ室戸、御田八幡宮、アクアファーム(順不同)

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