赤外線による断熱とは?


外気36℃の太陽の下にいると、吹き出るような汗と息詰まるような熱気で立ちくらみをするような思いをしますが、木陰に入ると涼しく感じます。体温36.5℃とすると、外気はそれより低い温度ですから、本来涼しく感じなければなりません。しかし、暑く感じるのは太陽の輻射熱(赤外線)が直接体に当たって熱を発しているからです。木陰に入ると木の葉が赤外線をカットしてくれますので、涼しく感じます。
また、36℃のお風呂に入った場合ぬるく感じることは誰もが経験していることです。すなわち「暑い」と感じるのは温度ではないのです。


  伝導・対流・放射の割合  

空間での熱損失の大半は、伝導熱と対流熱によると考えられていましたが、実際ほとんどの熱伝達は輻射熱(赤外線)によるもので、その量は全熱移動の75%を占めると述べています。全米の多くの機関でも、暖かい壁から、冷たい壁への間の熱の通過は夏冬に関わらず、その65〜80%は放射熱に依るものということで一致しています。従って断熱材を厚くしたり、熱伝導率を低くしただけでは快適空間は生み出せないのです。


ほとんどの建材は反射率が低く、外部の熱を吸収してしまいます。従って夏は暑く冬は寒いという結果になってしまします。AIRINは、ほとんどの熱線(赤外線)をはね返してしまします。更に吸収された残りは、断熱層が熱の伝導を防止しますので最強の断熱材といえます。


素材 反射率
AIRIN (赤外線反射構造) 97%
アルミ蒸着シート 35〜60%
レンガ 7%
ガラス 5%
スレート 8〜10%
2〜10%
タイル 5〜15%
  ※このデータは Housing and home 調査報告より引用       

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