その2
近年、住宅の気密性能の向上や冷暖房の普及による生活スタイルの変化により窓を開けない生活となり、自然換気が望めなくなっています。
一方、建築材料や家具には化学物質を発散させるものが普及しています。
また、住宅の換気設備は台所や、トイレ、浴室程度で、居室にはあまり設置されていません。
化学物質による室内空気汚染で、居住者にさまざまな体調不良が生 じていることが数多く報告されている。その症状は多様で、症状発 生の仕組みをはじめ、未解明の部分も多く、またさまざまな複合要 因が考えられることから「シックハウス症候群」と呼ばれています。
英語で「シック」は病気、「ハウス」は家「シックハウス」とは、病気を引き起こす家というような意味になります。

計画換気とは
(1) 必要換気量の確保
〈室内の様々な空気の汚れ〉
1. 湿気・ほこりなどによる空気の汚れ
2. ホルムアルデヒド、揮発性化合物など、有害物質による空気の汚れ
3. 呼吸による炭酸ガスなどの空気の汚れ
4. NOxや花粉など外界から侵入する空気の汚れ
(2) 換気経路の明確化
住宅内の汚染された空気が滞留しないように、また、換気経路から外れる部屋をつくらないことが大切です。
(3) 室内環境への影響を配慮
給気による冷気流の抑制、給気量の制御、外気の浄化、局所換気の影響を受けにくくするなどの配慮が必要です。

対策:赤外線反射シートの併用

日本古来からの在来工法とAIRIN

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