火打山山行記録



火打稜線のシュカブラを期待して渡辺正敏さんと2泊3日で初冬の高谷池に出かけた。 登っても登ってもなかなか雪が増えず高谷池でも積雪が10cm程度とシュカブラの夢はあえなく砕け散ってしまった。 3日間とも天気が良すぎ少ない雪もどんどん消えてゆく。
大した成果もなく終わってしまうのかとあきらめかけていた2日目の夕方、 高谷池周辺の景色はドラマチックな展開を見せた。

【11月23日 天候:快晴】
戸隠で早朝に撮影した後笹ヶ峰へ向かう。10時半と遅目のスタートとなった。 ちょうど前後して高谷池ヒュッテの管理人築田さんが駐車場に現れ、 高谷池で1泊することを告げると先に登って行った。
笹ヶ峰ではほとんど雪がなく、十二曲りで出会った高田ハイキングクラブの 女性テレマーカー3人に雪の状態のことを聴き(雪が少ない事に) がっかりしながらも夕焼けに間に合うように先を急いだ。
夜はヒュッテに先に到着していた築田さんと3人で大盛り上がりの宴会となった。

《火打山登山口》


雪は全くない。初冬と言うより晩秋の風景だ。
笹ヶ峰の火打山登山口

《黒沢の橋》


新しく掛けられた橋には薄っすら雪が積もっていた。

今秋ここまでの登山道のほとんどに木道が設置された。
黒沢に掛けられた新橋

《富士見峠》


ようやく初冬の景色に変わってきた。
富士見峠の雪の様子

《火打山》


やっぱり雪が少なそう。
黒沢岳トラバースから火打山

【11月24日 天候:晴れ】
どこで日の出を迎えるか迷った末結局天狗の庭で撮影する事にした。
雷鳥平まで行って来た築田さんも撮るものがなかったとボヤくほど雪が少なかったそうだ。 日が高くなると撮るものもなくなりヒュッテに戻って下山しようかなどと考えつつ昼寝をして過ごす。 2時過ぎにガスが涌いてきたので外へ飛び出し撮影を再開した。

《火打山》


天狗の庭で朝焼けの火打を撮影。
天狗の庭から火打山

《高谷池ヒュッテ》


ヒュッテ前の雪の様子。

手前のナナカマドが白いのは朝日に反射しているだけで雪ではありません。
ヒュッテ

《高谷池と北アルプス》


ガスで包まれていた高谷池が夕日の中見るみる姿を現した。

今回の山行の素晴らしいフィナーレとなった。
夕景の高谷池と北アルプス

【11月25日 天候:晴れ】
この日も天狗の庭で撮影した後、早々に下山した。

《火打山》


天狗の庭で朝焼けの火打を撮影。 きのうより幾分雪解けが進んだようだ。
天狗の庭から火打山

《黒沢岳》


雪が見えない黒沢岳。
晩秋の様相だ。
富士見峠から黒沢岳
カシオQV70(25万画素)で撮影




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Created 1999/11/23 by H.Yamada


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