イタリア遠征97


5月5日 晴れ

今日からイタリア遠征がはじまる?今日はまず大阪に一泊。ゴールデンウィークのUターンラッシュとかさなって新幹線は満員。でも、日本にいる間にカープの単独首位を見たかった・・・

5月6日 晴れ

こんな大きい飛行機に乗るのは初めて。ちなみに海外も初めて。11:15関空→19:30フィウミチーノ(ローマ)。約16時間の飛行機の旅。ゆれて怖かった・・・
まずミラノに降りてそれからローマに向かうんだけど、着いたときイタリアはあいにくの空模様。でもまぁ、無事到着できた。
しかし・・・
ホテルに着いてみると、(最初の3泊は日本で予約しておいた)「そんな予約は聞いていない」って言われて、イタリア語もそんなに話せるわけでもないし、夜も遅いし、で、パニック!!でもそこのホテルの人が親切に隣のホテルを紹介してくれてなんとか今日の寝床は確保できたのでした。やっぱりイタリア語は話せないとね・・・と、思ったのでした。

5月7日 晴れ

朝、昨日のあのホテルに行ってみると、今日から2泊だけできるようになった。帰るところができて安心したわけではないが、今日は、道に迷いながらもローマの町を歩き回った。まずコロッセオを見ようと歩き始めたけどいきなりわからなくなって・・・でも近くに行ったら見えたのでわっかた。フォロ・ロマーノも見たし、ヴァチカンにも行けたし。あといろいろ。歩いているだけで、周りを見ているだけで、満足なのでした。でも、車が多くて危ないね。

5月8日 くもりのち雨

今日は、ローマでメインの(ぼくにとって)ヴィラ・ジュリア博物館に行った。昨日あんだけ歩いたので、今日は歩く気がせず地下鉄に乗って博物館の近くまで。でも駅降りたら方向がわからなくなって、POLIZIAに博物館の場所をたずねてみるとわからない様子。これは、ぼくのイタリア語が通じなっかったというわけではないんだろうけど・・・でも、方向はわかったのでなんとか行くことができた。ここは、エトルリア関係の展示物が充実しててぼくは大満足(^.^)。そうそう。今日の朝、雨じゃなくて、雹?、霰?が降ってた。

5月9日 晴れ

今日から列車に乗って移動開始。イタリアの国鉄(FS)についにのる。ローマから海岸線を1時間ちょっと行ったところの、タルクィニアというところまで行くことにした。料金は、L10,100でした。安い!!テルミニ駅発なので、はやくからもう列車は到着してて、ぼくははやめから列車に乗っていた。すると、ひとりの男がやってきて、ここは笑顔で挨拶をしなければ、と思い、話していると何か様子がおかしい。カバンの中から何枚かの絵を取り出し、何か言っている。はっきりとはわからないけどたぶん、恵まれない子供たちのためにこの絵を買ってくれ、って言ってたのだろう。いらん、って言うのにしつこいからポケットからL500コインを出すと、それでは少ない、とか言われるし。さて僕はいくら持ってかれたでしょうか?
正直言ってあまりいい旅になりそうにない。でもまぁ、タルクィニアに着けば何か変わるかもしれないし・・・イタリア語で話しかけてきても全然わからないし、わからないときはどう言えばいいかわからないし・・・
いやぁ〜。タルクィニア大正解!!(^.^)列車に乗っていたときはどきどきだったけど、コンパートメントで一緒になった人と話してると、「どこ行くん?」「タルクィニア」とか、「フランス語は話せる?」「じゃドイツ語は?」とか、いろいろ。で、タルクィニアの駅の近くになると「もうすぐタルクィニアだよ。」っておしえてくれるし。ほとんどイタリア語は話してないのに「イタリア語上手。」とか、お世辞でもうれしいよ。
タルクィニアの町はほんとに小さくて、ほんの2時間くらいですべてみてまわれた。明日は、博物館とネクロポリスを見てまわろう。そうそう、今日はBarで炭酸入りの水を飲んだ。スッとしておいしいじゃないか。

5月10日 晴れ

昨日は、子供たちの団体が宿泊していたためうるさかったけど、ぼくは8時すぎには寝てたのでした。
タルクィニアの博物館にあった棺には、今でもはっきりと読むことができるエトルリア語がしるされていた。また今日は土曜日ということもあって、団体客が多くドイツ語、フランス語入り交じっての大入りだった。で、このあとネクロポリスに行きたかったのでたずねると、わかったのは、車か徒歩か、1キロ、ヴィテルボ方面に行く、という単語だけ。でもまぁなんとか来れたのでよかったよかった。ここで、写真とってほしいと言われてカメラをかまえたけどなんて言ったらいいかわからない。さてぼくはなんて言ってシャッターを押したでしょう?
はぁ〜。今日も良い一日でした。初体験は、カップチーノと果物屋さんでイチゴを買ったということ。なにか小さい町では時間がゆっくり流れて、みんなやさしい。公園では、おじいさんがいすに座って昼寝してたり、道ばたでおばあさんたちがおしゃべりしてたり。

5月11日 晴れ

今日は一日中公園のいすに座ってイタリア語を勉強したり、本を読んだりしよう。
タルクィニアの町を下から見上げてみた。城壁に囲まれている様子がよくわかった。あまりいい写真は撮れなかったけど・・・
明日はついにこのタルクィニアの町ともお別れだね。またこのようないい町に巡り会えたらいい、と思う今日この頃・・・次は、ピーサに行こう。

5月12日 晴れ

さあ〜出発だ。
タルクィニアの駅についた。まぁでも駅までくれば、どうにかピーサまでは行けるだろう。あとは列車にスマートに乗れるかどうかだけだ。でも、駅で2時間待ち・・・
なんとか座れた。タルクィニア12:14→ピーサ14:50。着いた!!しばらく、実家の方に連絡を入れてなかったので、いろいろ心配したようで・・・言語の研究室のみなさんにも御迷惑をかけました。ピーサも駅の近くのホテルをいろいろまわってやっと探し出した。

5月13日 くもり

ピーサの町も思ってたよりも大きくなくなんか下町という感じがした。まぁそれよりも何よりも、今日の朝食がおいしかった。クロワッサンは焼きたてのようであたたかく、オレンジジュースもカフェもおいしかった。砂糖を入れなくても甘さがあった。
駅前のホテルから徒歩で30分もかかっていないだろう。有名なピーサの斜塔に到着。今は塔には入れないので残念だけど、まぁこのでっかさと緑のきれいさを見れただけでOKとしよう。あとパイプオルガンのいい音色がどこからともなくながれてきたのも良かった。
明日は、フィレンツェに行くので駅で時刻表をみたところ、約1時間で行けるみたい。今日は食料品を売っている店に行ってジュースとかお菓子とかパンとかいろいろ買った。Barでオレンジジュースを頼んだら昨日はL2500もしたけど、この店だとL1000〜1300で買えた。
まだ1週間なのかもう1週間なのかよくわからない。昼間は歩きとおしで夜はよく眠れる。まぁ少し慣れてきたかな・・・

5月14日 晴れ

夢を見るようになった。これは普通の生活のリズムに戻りつつあるということか・・・
フィレンツェまでL7400。ピーサ10:51→フィレンツェ11:48。たぶんフィレンツェ行きの列車に乗っているんだろう。8番線から出るって書いてあったけど、時間になっても来ないし、アナウンスがあったけど聞き取れなかったし。でも隣のホームに入ってきた列車に一杯観光客が乗ったのでこれでいいんだろう?まぁ12:00ころになればわかることさっ。無事フィレンツェ到着!!
ホテル、ホテル。最初行ったホテルは、「1泊ならいいけど5泊は予約が入っているから駄目だ。」と。で、次ぎ行ったホテルは「たぶん5泊OKだ」だと。でもなんとかだいじょうぶそう。帰る所が見つかったので、安心安心。じゃぁあとはちょっとフィレンツェの駅のまわりを散策しよう。
あ〜も〜!!いいかげんにしてくれ!!道に迷ってひたすら歩いて全然違う方向に行っていた。ちょっと駅までのつもりが、ポンテ・ヴェッキオ、ドゥオーモのあたりまで行って、そこからまったく逆方向に行っていたみたい。「駅はどこ?」って、何度も人に聞きながらやっと帰ってこれた。疲れはててしまった。今日はこんなつもりじゃなかったのに・・・はぁ〜。
今日の夜は手紙でも書いていたら眠くなるだろう。

5月15日 晴れ

さぁ、今日も一日が始まる。昨日あんなことがあったので、今日は筋肉をほぐすためにも、少し歩くことにしよう。
すごいでかい!!ずぅ〜と鳥肌立ちっぱなし。写真でしか見たことのなかった、ドゥオーモ。でかいでかい。で、歩いていたら、「サイタマケン」、「スズキ」とか声かけてくるやつおるし。でも、どこ行っても人の列で、フィレンツェは観光地だね。こりゃ、行きたいとこは、朝早くから行っておかないと駄目だね。
そうそう、今回泊まっているホテルのボスは、「たぶん〜」が好きなようで・・・。なんでも「たぶん」ではじまる。またもう一人の人は、ぼくが家にファックスしてもらおうと書いた紙をわたすと、「線が細いから、届くかもしれないし、届かないかもしれないし、試してみないと分からない。」って。でもイタリア語がわからなくても結構分かるもんだ、ということがわかった。

5月16日 晴れ

朝のうちに、両替も行けたし、メルカート(市場)にも行けたし、あとは歩きとおすだけ。でも、このメルカートの匂いがすごかった。イチゴとバナナを買って、L5000。安くて、しかも大きい。
メルカートで買ったバナナおいしい。腹いっぱいになる。ミケランジェロ広場にやってきた。もちろん歩いて。サンミニアートアルモンテにも行ったし。そこで男の人が「なにか書くものを貸してくれ」って言ったんだと思う。で、ペンを貸してあげた。で、返してもらう時は笑顔で"Prego."って言うで〜言うで〜って思いながら、男の人・・・"Grazie!!"ぼく・・・"Prego."(^o^)やった〜!!はじめて"Prego."って使った。いつも"Grazie!!"ばっかりだったからね。で、ちょっと公園で休憩。そのあと、ウフィツィ美術館に行ったけどやっぱり人が、ば〜〜って並んでて、また明日にするか、とあきらめた。その代わりにサンタクローチェ教会に行った。
いや〜今日も充実した一日だった。明日は、バスでフィエーゾレへ行こう。でもウフィツィには多分行けないだろう。人がいつも並んでて、とぎれることが無い。こうなったら、ウフィツィのカレンダーでも買ってよしとしよう。毎日の日課。ドゥオーモに行くこと。

5月17日 晴れ

バスの切符を2枚買ってバス停に行ったらちょうどバスが来ていた。ラッキー。
フィエーゾレの町も小さくていい。歩いて一周した。エトルスキの城壁があるって書いてあったけどよくわからず、いつのまにか通り過ぎてていたみたい。これかな〜って思いながら見ていたのが城壁だった。この町は、山のてっぺんにあるので坂ばっかり。汗をかいては水を飲み、汗をかいては水を飲み、のくり返しで・・・。昼は、昨日メルカートで買った果物とジュースとパンを持ってきていたのでそれを食べた。、ほとんど遠足気分。
でも、バスはラクチンでいいよ。いつも歩きばかりだと、バスのありがたみがよくわかる。あと、イタリア来て思ったこと。@外国人の人の鼻のかみかたは、「フガ〜!!」っていう感じで、豪快!!

5月18日 晴れ

イタリアに来て2度目の日曜日。ということは、今日が折り返しの日になるのだろうか?
今日は日曜日なのでどこの教会に行ってもミサをやっている。なかでも、サンマルコとサンタマリアデルカルミネは小さい教会なんだけど、近所の人たちがたくさんやって来ていて、話を聞いたり、歌を歌ったりしている。今日の朝、フィレンツェの駅の周りに人がいつもより少なかったのは、今日が日曜日だからか。そういうことでしょう。
今日はイタリアに来てはじめて涼しい日だ。長袖の服でもそんなに暑くない。こういう日がずっと続けば旅も楽なのに・・・。今日でフィレンツェも最後。毎日、ドゥオーモに通った。今日で見納め。明日は、コルトーナへ行こう。

5月19日 晴れ

教会の鐘の音を聴きながら目覚めるのは、いい気分。
ホテルをチェックアウトする時、電話の通話料金を見てボスは、「こんなに話したら、指輪が買えちゃうじゃないか〜」って笑ってた。(多分そう言ったんだと思う。)
列車にも乗り込めたし、あとはコルトーナの町に近いテロントラという駅がどんくらいの大きさの駅か、ということか。列車から窓の外を見ていると、コルトーナの町もすごいとこにあるで〜。で、テロントラの駅からコルトーナまでバスで20分くらいかかった。コルトーナに着いてホテルを探したけど、どこのホテルもいっぱい。仕方なく☆☆☆☆のホテルに1泊することになった。今日と明日で全部見てまわらないと行けない。御目当ての博物館は月曜日は休館日なので明日の午前中に見ることにしよう。でも、なんでこんな片田舎に日本人のおばちゃんたちがいるん?どうみても、ツアーじゃないよ。
約2時間で一周してしまった。でも、この町の坂はふつうじゃない。壁を登っているようだった。町の一番高いとこに行ったけど、見晴らしが良かったから、まぁよしとしよう。で、そのてっぺんから来た道とは逆の方に降りていったら、老夫婦が買い物袋を持って下からやって来た。"Buonasera."って言ったら、おじいさんの方は、「やあ」って感じで手をあげてくれた。でもまぁ、道に迷わずにバスの着いた広場に来れたからよかった、よかった。下り坂をひざに力を入れて降りていると、箱根駅伝の復路のきつさもなんとなくわかった気がした。
腹が減ったので、Barで食べていると、若い女の人がやって来て店員さんとなにやら話してる。この人は英語しか話せず"ice cappucino"とか言ってる。で、店員さんの方は英語がわからず(たぶん"ice"が)お手上げ。そこでぼくに「英語は話せるか?」ってきて、「まぁ、ちょっとはね。」って。で、ぼくは、そのSignorina(^o^)に話を聞いてみると、やっぱり冷たいのが欲しいといっている。ぼくは、「このおじょうさんは、冷たいカップッチーノが欲しいんだって。熱くないやつ。」って言ったら、わかったみたい。(当然イタリア語でだよ。)っていっても、"freddo"と"non caldo"だけだけど。使ったのは・・・。まぁぼくの英語力もたいしたもんだね??
明日は、ペルージアに行ってホテルを探さなきゃ。

5月20日 晴れ

え〜、うそでしょ?国鉄がストライキ?まさかね。テレビでもscioperoって言ってたけど。どうする?
ぼくのイタリア語の聞き取り能力が確かならば、「FSはストライキをしているが、すべてがストップしているわけではなく、少しは走っている列車がある。」ってとこかな。で、朝食を食べる部屋がどこかわからなかったけど、においのする方に行ったら着いた。まわりの人たちも、「ストライキ」のことでなにか話していた。
いや〜、博物館の開館時間まで時間があったので歩いていたら、日本人の人にあってしばらく話をした。この人、広島市の安佐北区に住んでいたことがあるらしくって、ぼくの広島弁っぽいしゃべり方で、ぼくが広島人だということが一発でわかったらしい。ペルージアにも行ってたらしいので、ペルージアの町の様子も聞くことができた。また、Informazioneで、バスの時間走っている列車の時間も聞くことができて(正しく聞き取れたかは微妙だけど・・・)、よかったよかった。
ラッキーなことに、バス列車とも、乗り継ぎはうまく行った。列車で一緒になったおばちゃんは、「どこからきたの?」とか「ひとりで旅するなんて、Bravo!!ね。」とか「弟が東京に行ってたことがあるけど、物価が高くて・・」とか「トラズィメーノ湖よ」とか、いろいろはなしてくれた。
なんとかかんとか、ペルージアの駅前のホテルがとれた。でも、ここがペルージアの町の中心からどれくらい離れているのかわからない。で、ホテルのフロントのおばちゃんに「町の中心までどれぐらいかかる?歩きで。」って聞いたら笑ってた。親切にも町の地図をくれて、バスの路線も教えてくれて、バスで中心まで行くことにした。でも・・・。バスがどこ走ってるかわからん!!え〜い、ここで降りちゃえ!って降りたら全然わからん。自分がどこにいるかも。地図を持っているのに。でもまぁ、山の上だから下に行けば駅の方に着くだろう。着いた。駅のベンチに座ってたら、さっき列車であったおばちゃんにまたあって、「ぼくは、バスで町の方まで行って、歩いて戻ってきたとこです。」って言ったら、分かったようだった。

5月21日 くもり

いや〜、歩いて博物館まで上って来れた。よかったよかった。道にも迷わずに来れたのは奇跡に近いけど・・・。この横にある教会がまた、いいんだよ。入ったら、正面奥にド〜ンと大きなステンドグラスが見える。人も少ないし、いいよね。でも、今日は、どんよりとした雲の広がる肌寒い日だ。なんか今日は眠いし、雨が降りそうなのではやめに帰ることにした。運良く、夜になって雨が降り出した。

5月22日 くもり

今日ははっきり言って、寒い。ホテルの窓から歩いている人を見ると、みんな長袖。で、今日は長袖でぶらぶらすることにした。まず、駅に行って時刻表を見たら列車はいつもどうりに走っているみたいで、ひと安心。安心したとこで、Barでカップチーノとコルネットを食べたら(立ち食い)これがうまい。で、歩き始めたのでした。今日も空には雲が広がっていて、でもまぁ歩く人にとってはちょうどいい天気かな。
こうやって公園でひなたぼっこをしながらボ〜として時間をつぶすことが悪のように感じるのは、日本人だからだろうか?
明日からは、オルヴィエート。

5月23日 晴れ

やっぱり、列車に乗るときはドキドキする。ほんとに、この時間にくるのか、行き先はあっているのか。でも、乗り継ぎもうまくいって、オルヴィエートの駅に到着。駅のBarで近くにホテルはないかとたずねたら、ちゃんと地図入りのホテルの名刺をわたしてくれた。で、そこに行って、そこに泊まることにした。
午前中に着いたので時間はたっぷり。で、ローマのテルミニ駅にある、アリタリア航空のカウンターに行って、リコンファームをすることにした。ちょっと距離があるけど、電話では不安なので・・・。久しぶりにローマに行ったら、なんか人が多くて怖かった。リコンファームも無事?終わりすぐ帰った。ローマには長居は無用だね。人が多すぎる。

5月24日 晴れ

いつものように、朝のニュースを見ていると、ユヴェントス優勝!!だって。おめでとう。
さぁ、今日も一日歩くよ。でもオルヴィエートの町も小さいのですぐ終わってしまうかも・・・。ケーブルカーで、上に。オルヴィエートは、大きな岩の上にあるような町。ぐる〜とまわって、ワインを2本買った。博物館にも行けたし。

5月25日 晴れ

朝御飯をいつものように、Barで食べた。朝はカップッチーノにかぎるね。でも、店のおばちゃんに何か言われたけどわからなかった。おばちゃんの方も気を使って、「おいしい?」って簡単な言葉で話してくれた。今日の朝はなんだかすがすがしい(^o^)。でも、ケーブルカーの駅には団体客がいっぱいいて、しばらく乗れそうにない(ToT)。
今日のメインは、ネクロポリス。ここのネクロポリスは、タルクィニアで見たのとは全然違って、なんかこっちの方が「お墓」という感じがする。あとチェルヴェテリのネクロポリスにも行ってみたい。で、町の中心に戻ってきた。今日は日曜日なので、オルヴィエートのモザイクのきれいな教会でも、ミサが行われていた。ここでは、聖歌隊がついて歌っていたよ。また、今日は、オルヴィエートでお祭りがあったみたいで、太鼓たたいたり、旗を振ったり・・・。その行進を見たあとで、下に降りた。明日は、チェルヴェテリか・・・。

5月26日 晴れ

朝食をごちそうになった。おいしかった。っていっても、コーヒーとコルネットだけど。
列車に乗って、チェルヴェテリの町の近くの駅に到着。この町(ラディスポリ?)はちょっとした町だ。店もいっぱいあるし、人もたくさん。海がすぐ近くまでせまっていて、夏を感じた。スーパーマーケットに入って、食べ物買ったりした。
明日は、チェルヴェテリの町に行きたいのでバス停を探すことにした。で、駅の近くのTabacchiで切符も買えたので、そこのおじさんにバス停の場所を聞くことにした。「2つ目の角の左側」って教えてくれたからそこに行ってみたけどそれらしいものはなにもない。そこら辺の人に聞いてみたら、「ここがバス停だ」って、何もないただの交差点の角を示して言った。また、さっきのTabacchiに戻ってきてバスの時間を聞いたら、「いつくるかは分からない。」と・・・。明日は、朝早くからバス待ちの日?にしよう。
海が近いし、もう夏のような暑さだし、人々は海辺で日光浴してたよ。この町は、昼間はほとんど全部の店がしまってしまって、人通りが全然なくなってしまった。メインストリートでも。

5月27日 晴れ

昨日聞き出したバス停で待っていると、地元の人がひとりまたひとりと集まってきた。よかった。ホッとした。でも・・・。なかなかバスがこない。1時間ちょっとしてやっとバスが来た。チェルヴェテリの町に到着。バス降りてすぐ目の前が、無料の博物館。そこを見て、この町の地図を探したけど、どこにも置いてなくて仕方なくカンを頼りにネクロポリスを探すことにした。そのカンが今日は冴えてて、二またに分かれた道も「え〜い、右にっちゃえ〜」って進んで行くと、ネクロポリスに到着。なんか気分が良くなった(^^)。ここのネクロポリスも今までに見てきたものとは、全然違ってた。ぽこっぽこっとした、まぁ〜るい形をしたものだった。
もうすぐイタリア遠征も終わりか・・・。

5月28日 晴れ

今日は、朝、海辺を散歩した。地中海。ティレニア海。ずぅ〜とつづく砂浜を歩いた。けっこう波は荒かった。
今日は、再びタルクィニアの町に行くことにした。で、明日はついにローマに戻るので、タルクィニアまでの往復切符と、ローマテルミニ駅までの片道切符を買った。そして、再びタルクィニアの地に着いたのでした。2度目ともなるとなれたもんで、バスのチケットはバスの中で買うことも記憶していたし、難なくタルクィニアの町にやって来れた。ぼくが行きたかったのは、ティレニア海を望む見晴らしのいい公園。そこに座って約3週間前もこうやってここに座っていたんだなぁと思い返した。この日もいい天気で良かった。また、エトルリアの博物館にも行ったのでした。
帰りのバスは、乗る前にタルクィニアの駅に行くかどうか聞いたんだけど、なんか団地の中に入っていったり、来た道とはちがう道を通ったので、ちょっとハラハラドキドキ。でも、無事駅に着いた。が・・・。駅の構内アナウンスで、「ピーサ発ローマテルミニ行き列車は、約20分遅れて到着します。」だと。ちゃんと聞き取れてうれしかった。で、ぼ〜っと待ち続けた。30分くらい遅れて到着。で、列車に乗って窓の外を眺めていると、信号待ち。10分停車。線路脇にある花を見ていた。(イライラしないこと。)予定より、1時間以上も遅れてホテルに帰ってきた。明日は、再びローマ。

5月29日 晴れ

旅立つ。その前にもう一度ティレニア海を見とくことにした。ぼ〜っと、波を見ていた。
列車に乗ってローマテルミニへ。このときは、普通列車だった。(これまでは、急行列車のような主要駅しか止まらないやつだった。)無事、ローマ到着。で、最初に泊まったホテルを発つときに、5/29から2泊予約しておいたので、その点は楽だった。(ほんとに通じていたか、ほんとに自分の部屋があるのか、この時まで不安だったけど・・・)それから、日本に帰る準備をすることにした。明日は、ぶらっとこの近辺を歩くことにしよう。

5月30日 晴れ

明日は朝10:45の関空行きの飛行機に乗らないといけないので、今日が事実上最後の日と言えるだろう。まず、明日のフィウミチーノまでのFSの切符を買ってから、メルカートに行った。ここは、食べ物だけじゃなくて、着る物とか、日用品とか、おみやげ品とかなんでもあった。おみやげ、果物なんかを買った。で、テルミニ駅からちょっと歩くと、今度はちょっとこじんまりしたメルカート?があった。そうそう、駅の近くの博物館にも行った。イタリアに約1ヶ月いて、再びローマに戻ってくると、最初ローマにおり立ったときは気づかなかった店屋さんなんかが、周りにたくさんあることがわかった。
明日は朝早いので、早く休むことにした。でも、テレビをつけたら、ブラジルvsノルウェーのサッカーの中継をやっていた。(親善試合)これがなんと、ノルウェーがかってしまった!!いい試合だった。(今度日本でも、日本vsブラジル(長居 8/13)があるのでこれを見に行くのが楽しみ(^o^)。)

5月31日 晴れ

イタリア遠征最後の日・・・。長かったようで、短かったようで・・・。そんな旅だった。フィウミチーノまでの、FSも予定より1つ早いのに乗れた。『これで見納めなのか・・・』と、思いながら、窓の外を眺めていた。空港について最後のドキドキは、ちゃんとリコンファームができていたか、ということ。できてた。よかった。
「さあ、飛行機に乗るかっ。」って、カバンを背負ったとたん、ブチッ!!。ひもが切れた!!なんかいやな予感・・・。まさか、飛行機落ちるってことはないよね?不安。しかも、搭乗予定の飛行機が出発時刻になっても来ないし、30分以上遅れた。飛行機の中から滑走路につづく道を見ていると、飛行機が1、2、3、4、と大渋滞。でも無事に飛び立った。(ミラノマルペンサ空港でも1時間くらいとまったままで・・・。)長い飛行機の旅だった。シベリアの上空?からは、湖とか川とかが見えた。
日本に着くのは、次の日の朝になる。

6月1日 晴れ

関空到着。飛行機に乗っているだけで疲れ果てた。もう、はるかと新幹線を乗り継いで広島に直行した。