「二重8の字結び」
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信頼性の高さは、「もやい結び」以上で、結びに生命を預ける登山などでも利用されています。
@ 単に輪を作って利用する場合
A 輪の部分に目的物を通す場合
B ひばり結びを利用する方法
の3つの方法を示します。

輪を作って利用する場合  このページのトップに戻る

@まず、ロープの先端を折り返します。折り返す長さは、
 A 結び目から先端までの余裕
  (すべての結びに共通、最低でも10cm)
 B 結び目に使われる部分の長さ
 C 輪になる部分の長さ
を考慮にいれます。

Aこの状態から2本揃えたまま「8の字結び」をします。

BCD 折り返した2本のロープが平行を保つように結んでいきます。

E完成図です。補強法も示しておきました。


「8の字結び」が出来れば、あとは先端を2つ折りに
するだけですので覚えやすいと思います。


輪の部分に目的物を通す場合  このページのトップに戻る


杭など、端のある目的物に対しては、前図の結び方でよいのですが、端のない目的物を通すには、この図の結び方を利用することになります。

@ まず、一本のまま、「8の字結び」を結んでいきます。

A A の長さは、折り返す分まで考慮に入れて、相当分の長さを確保してください。

BC 「8の字結び」は、完成しましたが、まだ結びをゆるめておきます。



DEF 先端を目的物に通した後は、来た道をもどるように結んでいきます。


GHI 目的物をUターン地点に見立てて、図のように結んでいけば、完成です。


「8の字結び」を覚えておけば、あとは、Uターンして、来た道もどり、ということで覚えやすい事は覚えやすいのですが、実際には結ぶ時間がかかり、めんどい!!という人にはひばり結びを利用する方法を紹介します。

ひばり結びを利用する方法  このページのトップに戻る

@まず、輪を作って利用する場合の方法で輪を作ってしまいます。

A輪の先端を目的物にまわして、

B元側の先端から、元側のすべてを、まわした輪の部分に通してしまいます。

C二重8の字結び+ひばり結び の完成です。


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